ゴジラ 対 自衛隊+アメリカ軍(ネタバレ)

 『タバ作戦』のお話(+その後)。

 最初は『タマ作戦』と聞こえたのはここだけの秘密だよ(笑)


 さて、怪獣映画の定番のごとく、自衛隊は一度やられてしまいます。

 仕方ありません。怪獣の引き立て役でもあるのですから。

 それがこの『タバ作戦』のシーンなわけです。


 ですが、『シン・ゴジラ』の自衛隊は一味違います。

 軍事関係に詳しいわけではないので、リアルなのかという問い掛けに対しては答えることが出来ませんが、少なくとも小生は違うと感じました。


 まず感じたのは『自衛隊がきちんと戦っている』ということです。これは『シン・ゴジラ』の自衛隊が段階を踏んで攻撃を行なっているということですね。


 そんなの当たり前だという方もいるかもしれませんが、小生の記憶だと多くの作品で、この辺りの描写はけっこう省かれることが多い気がします。


 取りあえず皆で一斉攻撃、聞かなくてうわーみたいな。

 やられると視聴者も分かっているわけですから、あまりこの場面に尺を取らないわけです。一斉攻撃の方が見栄えもいいですし。こんなに攻撃してるのに聞かないんだよーって。


 ですが、『シン・ゴジラ』ではそのシーンを段階を踏んで描写することによって、自衛隊が本気であるということをしっかりと描写したわけです。たぶん。


 例え結果が同じだったとしても、その過程が違うわけです。

 過程が違うならば、視聴者が得る感想も異なります。


 個人的には戦車が移動しながら砲撃するシーンが好きです。

 あまり他では見たことがない気がします。

 軍事的知識が(以下略)


 後、作戦が失敗しても、ただ落ち込むだけではなく、自分たちの仕事はまだ残っていると次の行動に移るのも好印象です。自衛隊が何のために戦っているのか、それがよく分かるシーンですね。


 そして、アメリカ軍が登場するわけです。

 強いぞ、強いぞアメリカ軍。


 人々が地下に避難しているのに、大型貫通爆弾を落とすのはひでーと思いますけど、外さなければいいわけですね。いいのか? 


 その疑問は置いといて、明らかにこの攻撃で『ゴジラ』が激おこぷんぷん丸になってしまい、初めて人類に牙を剥きます。具体的な詳細は不明ですが、多くの犠牲者が出たようです。ここで『巨災対』のメンバーも、半数がお亡くなりになっています。


 作中の描写を見る限りでは、このアメリカ軍の攻撃が無ければ『ゴジラ』が反撃することも無かったというのが事実でしょう。


 序盤でも攻撃することによって暴れだす可能性というのは、しっかりと指摘されていました。結果だけを見れば、アメリカ軍の攻撃が『ゴジラ』を更に進化させたとも言えます。


 このシーンで『ゴジラ』は『人類に対しての敵意を獲得した』というようにも考えられます。ただ移動していただけの『ゴジラ』がビームで周りのビルを破壊しまくったのもその証かなーと。もしくは『生存本能』が目覚めた瞬間かもしれません。


『ゴジラの目的』が不明であるため何とも言えませんが、もしかするとアメリカ軍の一撃がこの映画の中での『最大の失敗』だったのかもしれません。日本なら責任問題です。ぷんぷん。


 では、次回は少しだけ結末のお話を。

 ここから小生の妄想がフル回転し始めるわけです(笑)

 どうぞお楽しみに(げらげら)

 

<第八回 完>

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