こうしてスケイプくんは全てを見てきたのですね。
だからこその言葉に、胸が詰まります。
けれども同時に、私達にはみんなで幸せになれる世界を作り出すことができる。
希望は決して忘れずに、生きていこうと思えました。
素晴らしい作品をありがとうございました!
作者からの返信
私達にはみんなで幸せになれる世界を作り出すことができる。
↑ まさにそういう考え方こそが大事だと思います。ただしそれは一人だけで作れるようなものではないということです。みんながみんなのために、よりよい世界を作ろうと心がける。今はそういう視点が本当にかけていると思います。
だからこそ、それを思い出してほしいし、忘れないでほしいですよね。
戦争なんて誰ひとり幸せになれないのだから。
はじめまして。銀鏡と申します。(夜分に失礼します。)
アトランティスのつまようじ、拝読しました。
夜中にもかかわらず最後が気になって、こんな時間に読了しました。
本当に素晴らしい作品でした。最後は思わず泣いてしまいました。
そして、世界情勢が不安定な昨今、作品を通じて考えさせられるものがありました。
科学は生活を豊かにするものであって、人を傷つけるものであってはならない。
作中に出てきたアインシュタインの例がまさに的を射ているなと思いました。
世界平和を考えるためにも、この作品は多くの方に読んでもらった方が良いと純粋に思いました。
繰り返しますが、本当に素晴らしい作品でした。
ありがとうございました。
拙いながらレビューをしたためさせていただきます。
作者からの返信
銀鏡さん、お読みいただきありがとうございました。
作品を通じて何かを考えるきっかけになればいいな、なんてことはいつも思っていることです。同時に物語として面白くなければそもそも読んでもらえないしな、なんて二つのことを考えつつ書いていたことを思い出します。
それだけに素晴らしいのお言葉は何よりうれしく思います。
長い作品だったと思います。
それだけに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
ついに、エピローグも読み終えてしまいました。
ひとつひとつのエピソードが細かく書き込まれているのにスピード感があり、散りばめられたたくさんのピースをかき集めながら見事にぎゅっと収束して行くのに、物語自体はどんどん壮大になって、ついに地球を覆ってしまったよ!!! なんというスケールでしょう!! しかも過去から未来まで!! 緻密にして、壮大。すごい物語でした。本当に、すごい。圧巻です。鼻血ブーです。
争いのない平和な世界を作ろうとしたら、やはり文明は取り上げなきゃなりませんね。私も理想の箱庭みたいな世界を作るお話をちょろっと書きましたが、どうしても争いは無くならず……しまいには「悪」を食べる存在を生み出してお茶を濁すというていたらくw
やはり関川さまは神。ありがたくて目が潰れそうです。おいおい、なんと頭の悪いコメントでしょう……でも、仕方ないのです。感動にやられて頭パァーン! なのです。脳がズゴゴゴと小刻みに揺れている感覚。脳から変な物質が流れ出て止まらないのです。合掌。
作者からの返信
霧野さん、改めて感謝の言葉を。
お読みいただきありがとうございました! もう長い話でしたからね。ここまで読んでくれて、たくさんの嬉しいコメントも書いてくれて、私の方こそもう嬉しい気持ちでは鼻血が出そうですよ。苦労して書いたので、なおさらです。
とにかくどうもありがとうございました!
ちなみにこの三部構成、わりと二部構成のモノはあると思うのですが、三部はなかなかないんじゃないかと書き出したのですが、とにかく大変でしたね。パズルを組み立てる立場のはずが、自分で組み立てられないパズルをつくっているような、そんな状況でしたね(笑)
でもこういう作品を何としてでも書いてみたかった。その上でこうして霧野さんに楽しんでいただけたなら、もう大満足ですよ。感謝してもしきれないです。
関川 二尋様
三つのストーリーが独立しつつ絡み合って最後にピタリと合う。そんな爽快感を味わえる作品でした。
そして、愚かだけれど愛おしい存在の人々のこと。
いつまでたってもなくならない戦争や犯罪に憤りとやるせなさを感じながらも、それを乗り越えていく精神的成長をあきらめないメッセージが熱かったです。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
ということで、改めて。
最後までお読みいただきありがとうございました! かなり長い話だったと思いますし、お時間も知らせたと思います。それだけにこうしてたくさんの感想をいただき、楽しんでもらえたことがすごく伝わってきて、感謝の気持ちでいっぱいです。
精神的成長をあきらめない、涼月さんの言葉が印象的です。そう、スケイプの精神はそこにあったんだと、改めて自分で思いました。
この話は長かったけれど、書くのも大変だっだけれど、こうして何かを考えるきっかけ、感じるきっかけになったのならば、これほどうれしいことはありません。頑張って書いてよかつたな、としみじみ思います。
涼月さんのコメントを読むたびにそんなことを思っておりました。
ということで改めましてありがとうございました!
素晴らしい物語でした。
三つのストーリーが絡んでいく構成が本当に見事です。
輝男の過去と現在が繋がり、そこへスケイプの物語が絡んで、壮大な深みを感じました。
輝男の人生は長い人類の歴史の中ではほんの点でしかないんですが、それがどれだけの影響をもたらしたのか、俯瞰で見た時に気が遠くなるような不思議な気分になりました。
また、このエピローグで物語自体の補足をした上で、『現実のアトランティスの謎』にも触れているのも良いですね。
本当に、本当に面白かったです!
ありがとうございました!!
作者からの返信
陽澄さん、こんばんは!
最後までお読みいただきありがとうございました。そして素敵なレビューを寄せていただき(もう何回も読みました!)、重ねてお礼申し上げます。
今回の作品は三つの物語をより合わせていくこと、それぞれの作品が独立して物語になっていること、そんなこと念頭に作っておりました。まぁむずかしかったですね、ホント構成には苦労したんです(笑)。
それだけに面白かったの言葉が何よりうれしく、報われた気持ちになります。陽澄さんも長編をしっかりと仕上げるタイプの方、私の嬉しさも共感していただけるのではないかとおもいます。
ということで、楽しんでいただけようで嬉しいです。こちらこそありがとうございました!
こんにちは。
壮大な大脱走劇、アトランティス創世記の最後を締めくくるにふさわしい、うつくしいエピローグでした!
地球を覆って人類の愚行と希望を語るくだりは、歌を聴くような心地がしました。
アトランティスに辿り着いた科学者たちの幸福と、残された人類がすこしでも大人になることを願っています。
あらためて、素晴らしい物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
久里さん、こんばんは!
お読みいただき、改めてありがとうございました!
これだけ長い物語でしたので、本当に長い時間を取らせたと思います。それだけにラストまで読んでいただけて本当にうれしいです。
エピローグでは人類史を語るくだりにしてみました。人の愚かさ、については当事者である自分も含めて、なかなか難しい問題ですし、答えの出づらい問題だと思います。それでもその答えを探すことが大事かな、とそんなメッセージになりました。
そんなところを感じ取っていただけたようで、そこがなんとも嬉しかったりします!
あー終わっちゃった〜終わっちゃった〜💦
もっともっと、輝男のその後からスケイプ誕生まで、アトランティスの歴史を見つめていたかった気分です。
今思ったんですが、スケイプの魂はこの先もずっと…自分が生まれる時代までも残っているんでしょうか。
そしてまた同じことが繰り返されて…。
スケイプが過去へ飛んだ後のアトランティスがどうなっているのかも興味あります^^
スーツケースでの脱走はかなり大変だったでしょうね💦
スーツケースは縦にも横にもされちゃうし、事情を知らない人が運んでるし…みんなほんとに頑張りました!
輝男のプロポーズシーンと龍次の再会シーンは超・感動ものでした。゚(゚´ω`゚)゚。
それに輝男とスケイプによる各エンディング。どちらも感動的な言葉で占められていました。結び方が秀逸です。
世界のミステリー現象が解説される演出も面白かった!
たくさん、たくさんの素敵な時間をありがとうございました♬
(じっくり読んでたらこんな時間に…レビューはまた後で)
作者からの返信
黒須さん、こんばんは!
そ し て ……最後までお読みいただきありがとうございました! 長いですからね、とにかく嬉しいです。感謝の気持ちで一杯です。
スケイプの魂はこの後もきっとみんなの傍らに存在し続けることになると思います。そして一部始終を見届けた後、つまり自分の誕生を見たあたりで拡散していくことになるのではないかと思っております。
スーツケースでの移動はきっとひどいものだったと思うのですが、まぁ彼らなりに何とかしたのではないかと(笑)
結びはすごく書き直しましたね、なるべく簡単な言葉でくどくなりすぎず、でも大事なことはちゃんと。今でも手を入れたくなる時がありますね。
ということで、こちらこそありがとうございました。
楽しんでいただけたようですごくうれしいです!
終わってしまった!
凄く手間が丁寧にかけられた作品のように感じました。
伏線を散りばめ、すべてを綺麗に回収しながらラストへと向かう流れ。つまらない瞬間が無くて面白いなあ、と唸りっぱなしでした。エンターテイメントで人を楽しませるのはこういう事、大変勉強になりました。
面白かったです!
作者からの返信
奥森さん、こんばんは。
最後までお読みいただきありがとうございました!
何しろ長いですからね(笑)
書くのはやっばり大変でしたね。二つのストーリー進行はまぁよくあると思うのですが、三つは欲張りすぎでしたね。ヒントを出していく順番とかタイミングとかはほとんどパズルでした。
実は今でも細かいところでつじつまが合っていないところがある気がしてなりません。一人称なので、知らないはずのことを知っていたり、みたいなところですね。
とにかく楽しんでいただけたようでよかったです!
重ね重ね、ありがとうございました。
そういうことだったのですね……。
スケイプが乗った飛行機が竜の伝説になり、大きくなったスケイプ自身も巨人の伝説として残る。
スケイプは拡大し続けて、原子レベルで時間も空間もこえて存在が拡散した神のような存在になる。
何だかSFが神話に変わっていくような壮大な瞬間ですね。
脱獄した科学者たちが作った楽園、そこから逃げ出した少年が時間を越えて未来から過去に行って、やがて科学者たちを導く輝男を見守り続ける。
何だか世界を一周する長い旅から帰ってきたような気分です。
なかなか出来ない読書体験でした。
作者からの返信
雪世さん、お読みいただきありがとうございました。
かなり長い作品でしたので、お時間取らせたと思います。それだけに読んでいただき本当にうれしいです。
ラストのエピローグでは残された伏線の回収を一気にしてありますが、果たして全部拾ったか、矛盾がなかったか、いまだに心配になります(笑)
とはいえ、楽しんでいただけたようでホッとすると同時に、改めて感謝の気持ちを!
あーあ、終わっちゃった。
もっと読んでいたかった。
関川さんの価値観がよくわかる作品でした。
やっぱ好きだわ~。
作者からの返信
長い物語、最後までお読みいただきありがとうございました!
ノートにも書きましたが、如月さんに読んでもらえたのは嬉しいですね。やっぱり。
今回はいろいろと説教モードの入る話ではありましたが、なんとか中学生くらいから、大人までが楽しめるモノにしたいな、と考えつつ書いてました。
まぁ価値観なんていうのも相対的なものの、最たるものですよね。
立場が変わればというのもありますし。
それでも共通してもつべき価値観、誰もが楽しく明るく暮らすための基盤になる価値観、そういうものを作り出す、考える必要があるのかな、とは思いますね。
ということでとにかくどうもありがとうございました!
読了しました!
読み応えたっぷりの壮大な物語を存分に堪能させてもらいました。
これを読むと、以前、カート・ヴォネガットが好きだとおっしゃっていたのが、とても納得できます。
重層的、多層的なお話ですよね。それに、人間のどうしようもなくだめな部分を分かった上で、それでも人間を信じているところとか、あと、最後にスケイプがあらゆる時間と空間にあまねく存在するようになるところとか、とてもヴォネガット的ですごく好きです。
SFなんですけど、寓話的というか、神話的ですよね。こういう語り口ってあまり日本人は得意じゃないと思っていました。欧米人にしか書けないんじゃないかと。でも、認識を改めなければならないですね。ちょっと日本人離れした感覚だなーと、感嘆しながら読んでました。
とにかく膨大なネタがぶち込まれていて、語りつくせないのですけど、人間は集団になると精神年齢が下がるという部分はほんとにその通りだなぁと思いました。とても印象に残ってます。
竜や巨人の伝説、ピラミッドなどのネタも楽しかったです。竜については以前私も似たようなことを考えていて、大気圏に突入する宇宙船か人工衛星、もしくは隕石を見て……じゃないかなーとか思ったりしました。
どのエピソードも魅力的ですけど、個人的にはスケイプのたどる道筋がすごく好きです。壁の外へ出て行くくだりとか、ワクワクします。子供の頃に夢中になって読んだ海外のSF小説の雰囲気と同じなんですよね。楽しかったです。
大変遅ればせながらですけど、大作お疲れ様でした。そして、楽しませていただきありがとうございました!
作者からの返信
こんばんは!
この度はお読みいただきありがとうございます!
そして嬉しい言葉の数々、本当にどうもありがとうございます。
なんとかヴォネガットテイストで日本人に合うような話を書きたいな、というのが初期の目的でしたので、すごくうれしいです。もちろんバリバリの日本生まれで育ちですけどね(笑)
まぁ海外モノから入ったせいでしょうね。
今回はとにかくいろいろなものを混ぜ込みつつ、なんとかエンターテイメントを主軸にしたものを書きたいと、そんなことを考えてました。その割には牢獄で動きは少ないんですけどね。これは昔お話したと思うのですが、つい実写化で考えてしまうクセのせいです。
そして龍の元ネタ、やっばりそんなことが発端かなと思いますね。
ハレー彗星なんかも怖かったらしいという話もありますし、なんかロシアとかにも隕石落ちたりしてますしね。
この返信もいろいろ書き込みたいけれど、この辺でやめときます。
キリがなさそうなので。
ということで、とにもかくにも感謝の気持ちで一杯です!
まずは作品の完成、お疲れさまでした。相当苦労したと思われますが、それに匹敵する価値ある作品ではないでしょうか。
SFに対するアプローチ、キャラクターの生い立ち、ストーリーに滲ませた世界観、何より、読者にぶつけてきた熱いエネルギーは、終始読んでいる間、ひしひしと伝わってきました。
脱獄物語ですが、そこにユートピアを誕生させたストーリーは、まさに感動という言葉を越えた驚きをみなさまに与えたと思います。
最後に一言!
この作品に出会えて最高でした!!
作者からの返信
アトランティスはとにかくいろいろと詰め込みました。
でも一番の難点は一人称の弱さを克服するような複数視点での物語の構築だったのかな、と思います。
あとはちょっとメッセージ性というか説教色が強いですね。
それをいかに嫌味なく書けるのかというのも目標でした。
そのせいでとにかく長くなった物語です。
それだけに最後まで読んでくれて、嬉しい感想を寄せてくれたこと、とにかく私もうれしくてしょうがないですし、感謝の言葉しか出てきません。
本当にどうもありがとうございました!
こんにちは〜^^
完結お疲れさまでした!
性善説に性悪説。そもそも、それを提唱した者からして人。
人って千差万別で面白いなと、この小説を拝読して一番に感じた事でした。
主人公ばかりでなく、全てのキャラに関川さんの愛着を感じます。そして、書く事さえも愛しているんだなと。各イベントの肉付けの厚みが凄い事に感動しました。そして、大いに勉強になりました。
ありがとうございました!
作者からの返信
一気に、しかも最後までお読みいただきありがとうございました。
長かったのでお時間取らせたと思います。
とかにく感謝の言葉しかありません。
おっしゃる通り、人って色々いるんですよね。そういう人たちを拒絶でなく、許容していくことにこそ、これからの未来が開ける気がします。
キャラクターがいて、わいわいと騒ぎながらストーリーが出来上がっていくのは、作者だけが感じる喜びですよね。そういう感覚は大事にしていきたいな、といつも思っております。
とにもかくにも感謝の気持ちでいっぱいです、
ありがとうございました。
わぁ。エイプリルとサクラがこうして繋がっている。
きっと二尋さんは、おおきな白い紙に相関図を描いているのでしょうね。
そしてあとでミニチュアサイズにして持ってるの。
あは。ガラナさんの「地球を守男」笑ってしまったわ。
こうしてみなさんに愛されるお話を作ってしまう作者に乾杯!
作者からの返信
相関図はなんとなくエクセルにまとめる程度でした(笑)
今回のお話は、書いているうちにいろいろとつながっていく感じでした。なんか書いてる自分が「ああ、そうだったのか!」なんて思うことが多かった気がします。
ということで最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました!とにかく感謝の気持ちでいっぱいです!
単なるアイディア勝負では無く、練り込み具合が素晴らしい。また登場人物も魅力的。考えさせられる部分も多いのですが、後味は悪くない。とてもとても面白かったです!
作者からの返信
ごーしぱさん、最後までお読みいただきありがとうございました!
長い物語でしたので、こうして最後まで読んでもらえるだけでもうれしいのですが、面白かったといってもらえると、もう感謝の気持ちしか浮かびません。
この物語を楽しんでくれてありがとう!
とにかくそういう気持ちでいっぱいです。
あとは考えさせる部分、というのはちょっと大事にしています。いろんなことを考えるきっかけ、それを通して何かしら変化があればいいな、というのは欲張りですが求めていきたいテーマでもあります。
とにかく本当にどうもありがとうございました。
完結おめでとうございます。
壮大なパズルでした。
けれど、出来上がった絵を見ると、全てが当然、必然だったように思えます。
この絵を描かれた関川さんは、本当に苦労されたと思うのですが、「ああ、なるほど、そうだったのか」と、全部、もとから決まっていたことで、それを少しずつ読み進めていただけなのだ、というような錯覚に見舞われました。(すみません)
この作品は、「脱獄が成功すること」は、初めから明かされていました。ラストがどうなるか、を不安に思うことは、初めからありませんでした。それなのに、常に読み進めるたびに興奮したのです。
最後の大団円が分かっていて、それを期待しているからこそ、ピンチのときは、より悔しくもどかしく思えました。ハッピーエンドは約束されているのに、その途中にある謎の数々、「どうして!?」に惹きつけられ、謎が解けることに快感を覚えました。これは、エンディング以上の盛り上がりを、毎回楽しんでいたということなのかもしれません。
読者に話しかけるような語り口調も、ワクワクしました。童心に帰って、「おじいちゃん、早くあのお話の続きをしてよ!」そんな感じでした。スケイプ編は「おじいちゃん」じゃないですね。「君のことを教えて!」でしょうか。
連載、本当にお疲れ様でした。楽しませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
月ノ瀬さん、最後までお読みいただきありがとうございました!
今回も過去を振り返る形での物語でしたので、結末は早々に明かしておりました。その上でいかに物語を盛り上げていくか、読者の創造の斜め上を行くようにするか、そんなことばかりを考えておりました。
そして一人称の弱点を補う過去篇の挿入、これにも語り手のミステリー要素を加え、本編は地味なのでスケイプ編は派手な冒険譚に、と思いつくままにいろいろと詰め込んで完成したように思います。
不思議なものでそうして書いているうちにリンクが発生し、それが伏線となって、という感覚は書き手としてもとても楽しいものでした。
(うまくつながるうちは、ですけどね(笑))
物語にはいろいろな書き方、楽しみ方、読ませ方、そういうのがあるものだなぁと、書くことで気づいていった気がします。
と創作話はこの辺で。
とにかく読んでいただき、楽しかったと言っていただき、本当にうれしいです。ありがとうございました!
編集済
前回、引き込まれ過ぎてコメントが書けませんでした。
スケイプは世界を包む大気のような精神的超存在になったんですね。「私は地球の大気になりたいですわ、憧れてますの」と言うある少女漫画の名台詞を思い出しました。今まで意識していなかった台詞でしたが、関川さんの作品のおかげで何かつっかえた物が取れるようでした。スケイプはゴーストケイプ(生贄)の雰囲気が拭えず不安に読み進めていましたが、エピローグでホっとしました。よかったです。ありがとうございます!
作者からの返信
その少女漫画がなんか気になりますね、お時間あったら今度おしえてください!
スケイプは結局拡散して消えることなく、神様のような存在になった、というのがスケイプの物語のオチだったわけです。いろいろと長くはなりましたが、いろいろと結びついたかと思います。
ということで本当にいろいろとどうもありがとうございました!
編集済
「神になったわけではない」
と、スケイプは言ってるけど、
いやいや、それ、神様でしょう!と、心の中でスケイプにつっこんでしまいました(笑)
巨大化した結果、身体は消滅して精神だけが巨大化したスケイプは、地球人をずっと見つめて来たんですね。
そして、長い間、人類に絶望するような思いを何度もしながら、輝男を待ち続けた…
スケイプの思い、とても考えさせられ、心に響きます。
そして、スケイプを思うと…切ない気持ちになりました。
この作品は、本当に素晴らしい作品だと思います。
読んでいて、ハラハラしたり、ドキドキしたり、時にはとても腹が立ったり、楽しくて楽しくて仕方が無かったり…そして、驚きとワクワクと感動が、本当に沢山詰まっていました。
最後まで読むと、世界の色んな事が繋がってて、納得できて、考えさせられ心に響く…
最高の作品でした!この作品に出会えて良かったと思います。
素敵な作品をありがとうございました♥️
作者からの返信
まぁ実際神様ですよね、神様がいるとしたらそういう存在なんじゃないだろうかと。
スケイプにとっては本当に長い旅だったに違いありません。
でもその先で輝男と出会えたことで一つの区切りが迎えられたのかなと。
もっとも彼はこれから先も存在し続けるのでしょう。
だからもう人類には愚かなふるまいをやめてほしいですね。スケイプは今頃溜息をついて、人類の成長のなさに腹を立てているに違いありません。
……それはさておき、お読みいただきありがとうございました。長い物語でしたし、時間も取らせたと思います。それだけに感謝の気持ちでいっぱいです。言葉に尽くせないほど。
そしてたくさんのコメントの数々もありがとうございました。私がこの作品で表したかったもの、そういったものが受け止められていると実感させてくれる言葉の数々、本当にうれしい贈り物でした!