関川 二尋 様
無意識の中に蓄積された知識を取り出す力、並みの人間ではなかなかできませんよね。必要でない記憶は忘れるように脳が整理していますし。
それを、自分の中にネコという人格を作り出して実現させた輝男さん、天才といえばそうですが、他の人にとってみれば奇人のように見えたのでしょうね……それがますます彼を孤独にさせてしまったのは、切ないです。
作者からの返信
空草さん、こんばんは!
無意識っていうのはいろんな可能性をひめたブラックボックスなんですよね。脳の働きなんかも実に不思議なものが多いですし。
今回はそのバイパスにサブ人格を設定してみたというのが真相ですね。この発想はこれまでなかったのではないかと思うんですがどうでしょう(笑)
自身の心を守り、同時に知識も蓄える。
脳の使い方がすごいのは、幼少期からの経験でもあるのですね。
幼い子がここまで強くあろうとしている姿は泣けてきますね。
本能なのでしょうね、これも。
状況は最悪になっていきますが、輝男さんはそれでも自分で希望を作り出し続けていて、切なくなります。
作者からの返信
天才の頭の中ってどうなってるんだろう?
これはけっこういろんな物語のテーマになっている気がします。しかし、天才でない自分が天才を書く、このハードルがなんかメチャ高いんですよね(笑)書いていて思い知りました。
テルオのいいところはコメントにあるように常に希望を見出すところなんです。つらい境遇を経験したからこその強さと優しさ、そんなところが描けれていればいいなと。
天才科学者ならではのエピソードが満載で飽きません♡
科学は、宇宙の大きさとともにミクロの小ささにもなかなか想像が追いつかないです。つまようじの傷には何が隠されているのか…
脱獄日の理由も。早く知りたくてワクワクが止まりません(≧∇≦)
作者からの返信
黒須さん、こんばんは!
天才の世界ってなんか面白いですよね。でもエピソード考えるのは意外と難しいなと思いました。こんな時、自分が天才だったらいくらでも思いつくのに! なんて思わずにいられません。
これまでとはまた違った大量の伏線を張ってますので、その辺も楽しんでいただけるといいな、と思いつつ。
とはいえ長いですからね、のんびりとお付き合いいただければと。
全く平凡でこれといた特技も才能もなく、それでも目も心も十分に自分にむけられて、ごくごく普通に育った自分であり我が家の住人達には、このテルオの話は異世界の人の話としかうけとれません。
しかしよく考えると、現実にもテルオのような育て方をする親や、テルオのような子供に対して変わった子、特異な子としてはじいてしまう先生がいるのも事実ですから、決して異世界の話ではないのですね。
ただ、テルオのようにずば抜けた天才の頭をもつかどうかの違いがあるけれど・・
でもネコとテルオが二人で一人、そしてボッチというのは、何と悲しいことでしょう。彼の不幸はまだまだ続く? 止めてあげて、と言いたいけど、お話が・・ねえ。
作者からの返信
今回の輝男のエピソードは、私が幼少期に感じたいろいろなものも混ぜ込んであります。もちろんニュースで見聞きした情報なんかも混ぜました。
なんというか自分の知ってる、理解できる、そんな人ばかりじゃないんだよな、といつも思います。そういう人にはそうなる理由があるものだし、そういうことも含めて理解力を、包容力を広げるのは大事なことだと考えています。
↑ わたし、また良いこといいましたね。