始末書

始末書

大帝国騎士団　副団長　様

このたびは、伝説の宝剣を紛失したこと関しまして、私の軽率な行為で大変なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

　事の次第は、9999年12月10日、私はアリン氏の送別会で伝説の宝剣で野菜を鳳凰の形に切る余興を行う予定だった為、伝説の宝剣は王に承諾をえて受け取り会場へ所持していきました。会場ではすでに出来上がっているアリン氏が素っ裸で踊っていたり、軍師のジョアンが号泣していたり、カオスと化していました。

私は参謀のフェルナンドに呼ばれ隣へ座り、飲みかわしました。

暫く経つと私もアルコールが回りご機嫌になり、近くでダーツをしていたので、私もやると言い所持していた伝説の宝剣を投げました。

全員が死を覚悟しました。その時、アリン氏が転移魔法で伝説の宝剣を転移しました。咄嗟のことだったのでアリン氏も何処に飛ばしたかわからないと言っております。

今後の対策として、酒場でダーツをしないようにいたします。

大帝国に多大なる損害を与えて誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。

　今後はこうした不祥事を繰り返さないよう、肝に銘じます。二度とこのようなことのないよう誓約するあかしとして本書を提出いたします。

まことに申し訳ございませんでした。

大帝国騎士団　団長