第3話:処刑。

「君は、神って言われて何をイメージする?」


斜め上の質問に困惑していないと言えば嘘になる。


「神か....存在していないけど存在している存在かな」


「いいね、悪くない回答だ」


「神に会ったことがあるみたいな言い草だな、なんでだ?」


「簡単だよ、僕は神だ」


「は?」


理解できない状態が続く、何を言っているんだコイツは。


「いや、まぁ正確には【神の資格】を持つってだけで、実質神として仕事しているわけじゃないんだけどね」


「待て、理解が追いつかん、神の資格?神ってあの崇めてる方の?」


「だから言ってるじゃないか、【神の資格を持つ者】だって」


あ、理解できた、これが俗に言う【厨二病】という奴なんだな。


「あ~はい分かった分かった、で?その偉大な神様が僕に何の用ですか?」


「いや、君。ほかの人が持ってない異能力持ってるだろ?それを深くまで発掘させてあげようと思って」


「......はい?」


「うん、そうだな、誰かに聞かれるとめんどくさいからちょっと面白いことをしてあげよう」


頭痛がする..めまいが激しい、目の前が見えなくなってきた。

真っ暗な世界、目の前には俊介だけがいる。


「やぁ勝治。いや、お邪魔しますって表現の方が正しいかな?」


訳がわからないことが続きまくってる。

ここは一体?

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