第23話若林明
最初は、遊びのつもりだった。
しかし、一緒にいるとみさきは心安らぐ女だった。
妻との不妊治療も上手くいかずに失望している時に光をみつけた。
「すいません…初めてなんです…。」
弄らしいく愛しいと思った。
みさきの体に溺れていく自分に気が付いた。
感じるところは首筋だった。
責めればそれだけでみさきは感じていた。
「待ってください。」
と言われても明にはみさきを責めに責めまくった。
2人で裸のまま樹海に放り出されたような感覚を覚えた。
明は、生まれて初めて女にハマった。
しかし、終わりは突然来た。
他の女や妻といるところを見られた。
明は、平静をよそって引き下がったが自分のものにならないなら消してしまうと思ってみさきの家の前で待ち伏せした。
若い男が1人で息を切らせて走って来た。
色々な気持ちが混同してみさきが男に近づく瞬間に後ろから包丁でぶつかるように刺した。
そしてそのまま逃げた。
樹海の奥まで行ってずっと震えながらみさきの名前を呼び続けていた。
明は、精神的にも肉体的にも壊れてしまったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます