第13話まりや


まりやは、田中の好きな相手がみさきだと思っている。


まりやは、なかなか田中を忘れる事が出来なかった。


みさきは、受付嬢にも匹敵するような才色兼備だった。


おばさんなのにと思いながら年齢とは比例しない幼さと可愛さを持っている。



どこかに弱点があると思って田中繋がりでまりやは、みさきに近づいた。


近づいたのがまずかった。


みさきは、思っていたより天然で可愛らしい憎めない性格だった。


自分も惹かれてしまった。


ダメだ…。弱点を探さなくては。


そんな時に若林明という人物が現れた。


そんな…。同姓同名と思いたかった。


しかし、会社帰りにみさきを尾行すると


義理の兄の若林明だった。


みさきの弱点でもあり、まりや自身の恥ずかしい事であった。


しかし、手は勝手に動くものである。


スマホで写真を撮ってしまったのだ。


間接的にみさきが明から離れるように言葉で写真で示した。


わたしの仕事はここまでだとまりやは、思い、みさきのパソコンに写真を送った。


写真は、姉と明が一緒に歩いてる写真だった。


みさきの弱点はやはり明だったようだ。

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