第10話お金
「かね…。お金くれよ。」
ある日の休日、久しぶりに母親から話しかけられた。
「何に使うの?」
生活費は以前渡していたが1日で消えてしまった。
それからお金を与えていない。
「で、デートだよ、パパと。」
あからさまな嘘だが一万円渡した。
「イヤッホー!」
と叫んでみさきの手からもぎ取るように一万円札を取って母は、外に飛び出して行った。
編集メールで
何故かむなしい気持ちになる。
わたしを誘ってくれても良いのに…。
みさきは、不安にかられて明にメールした。
【ちょっと凹んでる。】
しかし、メールは返って来なかった。
母も夜中まで帰って来なかった。
予定のない週末を何年間続けているだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます