第5話親友
「え~それ本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ、たぶん…。」
「SNSって言っても、出会い系じゃない。事件とか多いし、」
「だって出会いなんてないし。」
中学時代の友達-まみは若い時に結婚して今はシングルマザーである。
「職場のチャラい子、名前なんだっけ?」
「田中君?ないない。」
「何で出会い系よりはマシよ。」
まみは、ビール缶を持ちながら言った。
「だってチャラいし、ヤリチンって話だし。別にアプローチされてる訳でもないしね。」
「お尻はしっぽさん?だっけ?」
「若林さん。」
「40代前半でしょ?結婚してるんじゃないの?そしたらあんた不倫だよ。」
「あ…そうか。」
「あ…そうかじゃなくて確認しなさいよ。そこ一番重要だからね。」
「考えもしなかった。」
まみは、呆れたような顔をした。
「わたしは、不倫大嫌いだからね。」
まみは、元旦那が浮気して離婚しているからよこしまな関係が大嫌いなのだ。
そっか、不倫…。確かにあんな素敵な人が結婚してないわけないかな…。
「本当に気を付けなよ。不倫はハマッたら抜け出せなくなるよ。」
「そっかぁ…。今度、会ったら聞いてみるよ。」
「あんたは、昔から天然ちゃんが抜けてないわね。」
「あ、田中君、まみに紹介しようか?」
「え?ヤリチン男を?」
「わりと合うかもしれないよ。」
まみは、少し、考えて聞いてみると答えた。
シングルマザーは、大変なのだ1人で父親母親にならなくてはいけないからだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます