第11話 慰安旅行当日5

「はぁ…凄いな…お前…こんな、可愛い顔して…身体まで、白くて…細くて…女みたいじゃんか…」





え?





目が覚めた事で自分がうとうと寝てしまってた事に気付く。



あれ?今、何か聞こえた?




それとも夢?




目が冴えてきて、周りを見ると中村が隣に座っていた。



「今、中村何か言った?」




「え?お、俺?な、何にも言って、ね、ねーよ。」



明らかに動揺してるし…今の中村の独り言?



俺の事言ってた?



確かに、中村の声だった気がする。



俺はじーっと中村を見つめた。




「そ、そんなに、見つめるなよ、照れるだろ…/////」



「照れるって、俺なんか聞こえて来たんだけど、今、俺の事言ったの?」



中村がドギマギして言う、



「だ、だから、言ってる意味がわかんねーって」



「そっか、訳わかんない事言って、悪かったな。そろそろ飯の時間じゃね?」




そう言うと、俺達は宴会場のある大広間へ向かった。




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