ありませんでした
和音に隠された秘密
宝探しの子守唄
一時の感情にほだされた妄想ブルースとは
からかいがいのある愛
真っ白に染まったペーパー
染まる 染まる 罵りの言葉が黒いインクで
何も持たないはずの私の中に
黒く丸く何かが沈んでいる
何があるというの この先私はどうなるの
未来は明るいと 軽率で剥離しかけた言葉で
何を頑張ればいいの どうして頑張らせてくれないの
剥がれ落ちた身体と頭 行き場もなく手を握る
子供の頃の大きな辞書
理路整然とした道路
理想と現実が混ざっても 未だに残り続く違和感
我々は正しき世界を
彼方には恐ろしい世界が
それが本当にそのままなのか 誰も彼も盲目なまま
みんな一体何を見ているの
何を知って何を語っているの
大人になりなさい そのうち分かるよ 悟った風に
ただの諦めを都合の良いように噛み砕き吐き出す
自分の言葉を持てない私 行き場もなく手を握る
吐き出した言葉を呑み込む勇気もないくせに
私は世界を救う勇者だと叫んでいる
誰が傷ついても厭わずに
八重撫子の様に隠した 本当の自分を忘れてる
つらつら詩 次郎次 @bakudann20
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。つらつら詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます