冥婚のはて紅包亡き娘 part3

明かりは儚く

淡い冥府へ贈られる身は

きっと誰にも悲しませることなく

見送られるのだろう

望まぬ貴方はそれでも

悔いがないと言い切れるのか…。


此処は暗い星1つも見えぬ

ざわざわ耳障り

痛みが感じるほど熱い


もう戻れない

此処は野獣ばかり

生きたいのに

生きれない


誰のために生まれてきたんだっけ

走馬灯のように思い出した

そう貴女の為だけに

尽くしたいと思い込んでたのに


震える身体が教えてくれた代償に

亡き者を強いられてる

もう覚悟はできた


はずの気持ちはすぐに冷めて行く

死行く薄れていく

誰にも看取られないままで

購いだけが残って募る願いが生んだ

不幸に泣きながら恨み言しゃべり続けた

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