冥婚のはて紅包亡き娘 part2

予期にも永らく

季節は冬に期した

待望は来る気配すらなく

娘はまた歳が1つ増えた

哀しみに繰れる遺族が

取った決断とは…。


君がいれば蕨にすがる思い

哭きながら潜むお前は

ただの野獣かい?


込み上げる想いは…。


人様のお祈り夜な飯櫃の交祭

人の数は穣はず

カタカタと踵を鳴らした


貴方の足跡を通って追いながら

天に上って行く娘の水面の付き人へと

紅い包みへ誘われる幸福の貴方は

日を跨がず意識がないまま

泣きながら寄り添い続けた

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