冥婚のはて紅包亡き娘part1

夜は儚く暁が満ちている

それはそれは何かを悟るように

でも何時もと変わらない

薄暗い道端の片隅

明かりが導く一筋の紅包


お前の暗い仕草も知らぬ

バタバタ藻掻く様も悶える様も


思い出の中で生きてる

そう思いたいのなら

古い風習涙も枯れた


人肌恋しい幼げの娘へ

薄笑いしながら髪の毛毟り


カタカタと文は書いてるかい

沸き溢れる幸福は


娘へ送り付ける為の大衆の陰り

えーそう何よりもきっと

幸せに成れるはずなのに


紅い包みがもたらす意味

気が気でない遺族お前らは

ずっと待望の時を望む

瞬きを忘れる程に

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