喘息の子供、いたたまれません。
かわいそうでたまらなくなりました。
喘息ではありませんでしたが、寝ても覚めても咳が止まらなくなったことが私にもありました。
入院しなかったので、大したことなかったのかも知れませんが、医者から処方された薬に効果を感じないこともしばしばで、咳がひどい時には酸素が足らない感じとなり、このまま窒息して死んでしまうのか? と思うほどでした。
でも、こんな苦しい死に方は御免だと思い、落ち着く気持ちを大きくしようとしたものでした。
「焦れば焦るほど悪化する」とか、「焦ってはいけない。ゆっくり、ゆっくり、呼吸することだけを考える」と、あったあたりが、物語の子供と似ていました。
メッチャ、実感がありました。
大人でもきついのに、子供ならなおさらです。早く治って欲しいと祈るばかりです。
両親に気を使っているところが健気でした。
親なら咳くらい我慢してくると思いたいですが、病の毎日が何年も続くと親も疲れてきます。
この子はそういうことも分かっているのだと思いました。賢い良い子です。
そこへトイレが味方します。
少しでも楽な場所を提供します。オアシスのようでした。
でも、トイレで寝るわけにはいきません。いつかは、勇気をもって布団に戻らなければなりません。
辛いですね。
気遣いと勇気の物語でした。
作者からの返信
喘息や咳といった呼吸器系の症状って、横になると返って悪化してしまうことがありますよね。
寝たいけれど、横になると苦しい。
仕方なく起き上がるけれど、なかなか良くならず、時間だけが無情に過ぎていく。
でも眠らないと、と焦ってしまい……。
大人でもキツイのに、子供はさらにツライでしょうね。
苦しんでいる姿を見ても何もできない親もまたツライですね。
トイレには換気扇もありますし、空間が狭いので、部屋にいるよりかはホコリを吸う量を減らせるかもしれません。
少しトイレで休んだら、布団に戻らないとですね。
でも、布団がまたホコリっぽくて、彼を苦しませるのでしょうね。。
いつもありがとうございます♪
ご不浄がどう絡んでくるのか、とても難しい題材やに思われますけど、雹月さまの優しい眼差しで紡がれた文章に、ホッといたしました♩
作者からの返信
「ぼく」が静かに待つ場所として使いました。
朝まで、孤独との戦いですね。