第13話 クエスト13 有名税?

さて一息つきました。ストック終わりましたです。



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「いやぁー、でも宿でその日暮らしもいいが、やっぱ自分の家持ちたいよなー。」


「そうです!そうなのです! そしたらお金が浮きます。」


「質のいいキッチンを所望します。家事は任せてください。」


「いやいやまずその家を買う金はどこから出ると思ってるんだお主たちは。今の稼ぎじゃまだまだ足りんぞ。」

良い家に住もうとするなら何千万〜何億とかかる豪邸もあるだろうし、望みは尽きない。



「そうだよなぁー」


はぁーっと俺たちはため息をこぼす。数々の依頼をこなしてきて俺たちも少しは有名になってきた。この町では、だが。英雄になるのも大金を得るのもまだまだ足りないのである。



「まぁ考えても仕方ないではないか。ギルドに依頼を受けに行こう。」



「そうするのです!今日の宿代も危ないのです!」


リリはこのパーティで一番お金の管理が下手なのに加えお調子者なのですぐお金がなくなる。この前なんか「よっ美少女」というだけでお酒を奢ってくれた。あ、ちなみにお酒はの制限とか特にないので俺も飲めるぞ。


「・・・雑魚いや・・・」

「物理的な攻撃が聞く相手にしてくれ。」


あぁ、なんか喉かわ「どうぞ」・・・


「ありがとうマリア。 でも俺まだ何も言ってないんだけど、よく分かったな?」


「メイドですのでそのくらいわかります。」

相変わらずうちのメイドさんは超人である。

コップ一杯飲み干したと思ったら、いつの間にか並々と中身が注がれているのを初めて見たとき、幻覚かとおもったよ。


その後もなんだかんだと騒ぎながらギルドへ向かった。行く途中、なんか妙に視線を感じた。チラッと見てくる人もいれば、血走ったかのような、獲物を見るような目で見る奴もいた。

「む?なんだ?この視線の数、いくら町中でも、おかしくないか?何か心当たりあるだろうか?」

シルフィが首を傾げて俺たちに問う。

「「「「・・・・ない(な、です!、ありません)」」」」


「まぁ私たちは美少女軍団とその他なのです!注目されるのも当然だと思うです!」


「おい誰がその他だ。むしろリーダーの俺が主役でまちがいないだろーが。ふふふ、まぁ俺たちも注目されてきたということだな」


などと我ながら馬鹿なことを言いながら歩いていた。

「そ、そうか、び、美少女かぁ・・よ、よせ、照れるでないか!」


バンバンと俺の肩を叩くシルフィ。

おいお前の照れ隠しで俺の肩脱臼するんだけど。


「クズ虫どもが。殺虫剤を撒くべきでしょうか。」

あー、発作がでてるよ、マリアさん落ち着きましょうねー。はいしんこきゅーしてー!薬出しときますねー




ギルドの中に入り、ようやく視線から解放されたと思っていたが、逆により一層視線を浴びた。まるでギラついた魔物の中に放り込まれたようだ。さすがに俺たちも警戒態勢に入り、気を配りながら進む。


一体何があったというのか?



「メルさん!」

パタパタと、かけてくるのは受付嬢のレナである。その上半身の、魅惑的なモノをポヨンポヨンと揺らしながらかけてくる。




「駄肉・・・モグです、 この世から駄肉を駆逐・・せよぉ!この世界にぃ!巨乳入らないいいい」

おい、貧乳(リリ)キャラ変わってんぞ。邪教徒みたいになってるから。


「お前もいつか、ぷっ、あーなるって、クフフ、」

「!笑ったです!許さねーです!その喧嘩買うです!」

「・・・安心、して・・・きっと未来は・・・明るい。」


「ユティも、あんまり無いじゃないですか!何勝ち誇った顔してるです!」






「メルさん!あなた何をしたんですか?!」

こちらにきたレナが、すごい剣幕で怒っていた。


「へ?なにってなにを?」

俺はパーティを見るとパーティの奴らもキョトンとしている。


「これのことです!」


バンッと、紙を机に叩きつけた。






指名手配書




メルファリア・ベオルブ




黒目黒髪の勇者の子孫。

顔は童顔背も低め。

冒険者なっている、または冒険者に憧れている。


dead oralive 10000000レム


有用な情報提供者には1000000レムとする。


依頼者 オーラル国国王陛下






「「「はぁぁぁぁぁああああああああ?!」」」



俺たちは叫んだ。マリアは動じずユティは眠そうだったが。









「と、とっ、とりあえず応接室に来てください。」


これ以上ここで騒いでいられないので応接室に通してもらう。一応ユティに魔法で罠がないか探ってもらった。どっかの脳筋と違いユティは役にも立つのだ。

「む?今謂れのない侮辱を受けた気がする。」 はーいその鋭い勘はしまっちゃおうねー。


「部屋に人はいないようです。」

マリアの索敵にもかからないようだし、入っても大丈夫そうだ。


「で、なにがどうなってこうなっているんですか?」

受付嬢のレナが聞いてくる。しかし、これは話していいかわからないし、判断もつかない。どうしたらいいのか・・・・


「レナさんちょっと席を外してもらっていいですか?仲間だけに話したいことがあるんです」

レナさんには悪いがここは腹を割って話したいんだ。



「わかりました。でも踏ん切りがついたら私にも教えてくださいよ?」

そう言って魅惑の受付嬢スマイルを残して去って行った。彼女は気の利くいい人のようだ。



バタン。・・・・・・







「ふむ。彼女を追い出したということはなにか事情があるのだな?ふふん。私も、そこそこ大きな家の出だからな、力を貸せるかもしれぬ。存分に言ってみよ。」


おおシルフィ。頼りになるな。


「そうなのです。私たちは一連托生。パーティを組んだものたちなのですよ。なのでその依頼書のお金の件について話しましょう。」


おお、リリ感動し、リリ?後半おかしくないかい?


「そんな深刻に考える必要はありません。メイドたる私がいるのですから。」


マリアはメイドになんでそんなに全幅の信頼をおいてるの?


「・・・自作の魔法があるから・・それで殲滅・・・。」



ユティ話が飛びすぎだぞ?まだ戦うわけじゃないから!ってか、自作ってなんだよ!魔法って作れるんだ!




「ぷっ、あはははは!お前たちがいるなら安心だな。じゃあ話そうか。俺の生い立ちと過去を。」



=====閑話===


メル「実は俺は、、、スーパー野菜人なんだ・・「ボキッ」いたい!いたい!ジョーダン!イッツジョーク!ほら、俺シリアスな雰囲気苦手だから!」


シルフィ「ほう、それが遺言か・・・」

ユティ「・・・灰は海に巻けばいい・・・?」


メル「悪かったって!リリさん、ヒール!ヒールください!」



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な、なんとシリアス登場か?




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