第10話 クエスト10最後のパーツ?

あぁ、ゲームしたいけど忙しくてやらないんじゃぁ〜 新作続々出てるんじゃあ〜〜


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朝早く、俺は宿を抜け出していた。

そしてギルドへ向かう。

まだ寝ている人も多い中、俺は急いでギルドへ向かっていた。

まだ少し暗いくらいの空には星がまだ少し見える。




このくらいの時間だとギルドも少し開いているかどうか不安だが、冒険者も数人いるみたいだ。


ギィ、バタン。


扉を開け中へ入る。周囲をこっそりと伺いながら依頼を取る。よし、ミッションコンプリー …ペタッ



「うおっな、なんだ?」



慌てて振り返ると誰もいなかった。周りを見渡しても何もいない。確かに背中を触られた気がしたが。前のアンデッド討伐で何か取り憑かれたか?リリに除霊してもらおう。


「さてお目当のものも取れたし帰るかな。」




そう俺は仲間募集の依頼書を取りに行っていたのだ。なぜか集まる個性的なメンバーを見てこれはヤバイと思った。

遠距離に少し不安があるがゆっくり探せばいいだろう。これ以上問題児が増えたら心労で倒れる。


さて帰ってもう一眠りしようと足を踏み出す。



ポヨン。



何かが吹っ飛んだ。軽く当たったのはわかったが力を入れていないのにぶつかったソレはコロコロ転がっていった。まるで綿菓子のようだ。やがて転がり止まり起き上がる。


「・・・いたい。」

「・・なんだこれ?」

「なんだとは失礼。・・謝罪・・要求する」


むっとした顔で喋っているが、いかんせん言葉数が少なくて困惑する。なんか毒気を抜かれた感じがする。


「お、おう、人だったのかごめんなお嬢ちゃん。こんな朝早くからどうしたんだ?ママかパパは?」


「む・・何故子供扱い?・・私もう16」


と、年上だとっ?!

嘘だろ?!目の前の幼女の容姿はというと、

紫の髪に赤いバンダナなのようなものをおでこに巻き、赤いローブをまとった子であり、モフッとした感じの服装になっている。

背もリリよりかなり低い。130あるか?



「そ、そうなのか、重ね重ね悪いな、そういう種族か何かか?」

亜人族や魔族にはそういう種もいるらしいな。


「?・・わからない、けど違う・・よ? 父様2〜3mある・・・」


な、なんだか調子狂うな。てか父親でか! この子だけ突然範囲か何か?!

と、とにかくこれ以上の厄介ごとは勘弁して欲しい。


「けがはないようだし、俺はこれで!」


「・・・ファイヤーボール」


ドバァァ と音がして目の前に大きな火柱が立ち、地面が焼けると言うか溶けている。ファイヤーボールって初級の魔法なのにこんな火力あったっけ?




「まだ・・話・・・終わってない・・・よ?」




「わ、わかったから町中で魔法を使うな!捕まるぞ?」




「・・?そいつら敵?」



「「なんだ!なんだ! なんの騒ぎだ? 向こうだ!」」



「・・敵、 来た・・」



「違うから!今のはお前が悪いから!」



「・・・?悪いこと・・・してない・・つまり、敵・・・敵倒す」


大慌てでちびっ子を担いで逃げた。

幸い走っている、兄と妹に見えたらしく、あまり疑われることはなかった。

担がれながらも綿菓子みたいに軽い幼女はブツブツと恐ろしいことを呟いていたが聞かなかったことにした。

あぁ担いで逃げてきてよかった・・・








「はぁはぁ、やっと巻けた、自警団の奴ら勘が鋭くなったり、心なしか強くなってないか?

はぁ、 んじゃそう言うことで、お前も、町中で魔法使うなよ!んじ「ファイヤー…」待て待て待て! 落ち着け!そのファイヤーボールで俺死ぬから!」


「初級魔法・・・そんなに痛くない・・よ?」


「いやいてーから! つかお前のファイヤーボールは戦略級だから!メテオとかそんなんだから!」


「・・・お前じゃない・・ユティ」


「気になるとこそこかよ・・・。俺はメルだ。」


「ん・・・仲間。・・・よろしく」



「おう! よろし・・ん?待て待て!どこから仲間になる話が出て来た!?」




「ギルド・・・・依頼・・・見た」


く、くそう、一足遅かったか! つか、どんだけ朝早くから来てんだよこいつ。

朝4時に行ったのに・・・

見回りの自警団とか特殊な依頼受けてるやつくらいしか人いなかったぞ。



「ま、まぁ朝まだ早いからもう少し後で落ち合おう。な?」



「・・・ギルド近くの宿・・・ついてく。」




「なんで宿の場所、知ってんだよ!あとついてくんな!」


「冒険者・・・常識・・」



「俺がおかしいのか?! (父さんと母さんは夜寝るのは大切な人だけって行ってたぞ…)」


まぁもう3人いるし変わんないか・・・


「しょうがないから入れてやるが静かにしろよ、まだ他のやつ寝てるから。」



「・・・分かった。 ・・・襲ってもいい・・・よ?」




「襲うかアホ! 」




正直眠かったので、二度寝することにした。もうどうにでもなれってんだ。

俺はわるくねぇ!zzZZzZZ







数時間後起きるとまるで地獄の番人のような3びきの鬼(ひと)が俺を囲んで見下ろしていた。




あは、ははは……なんで見るからに怒ってんのこいつら・・・



====閑話===



???「さぁ、魔法を打ってみなさい」

ユティ 「・・・こう?」


ドガァーン!


???「素晴らしいぞ!ユティたんは天才じゃのぅ!どんどん打ちなさい!」


ユティ「・・分かった」


バガァーン、バゴォーン!ズガガガガ!


周りの人「やめてぇ!もう私たちのライフはゼロよ!勘弁してぇ!」


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