第8話 クエスト8 休みを取ろう!
あ〜^アイスが美味しいんじゃあ
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アンデッド達を葬った次の日俺たちはそれぞれ自由に過ごすことにした。
俺以外はもう宿を出て行ってしまった。というのもここ何日かで自由に使えるお金は各自溜めていたし、緊急依頼のお金もある。だから少し息抜きをしようじゃないかということになった。
それと、俺は支援がないがあいつらはどこからかお金をもらってくることがある。
・・かつあげとか悪いことはしていないとは思う。しかしその金がありながらなぜ冒険者をやるのか不思議だな。まぁ俺も似たようなもんだし何か理由があるのかもな・・・
さて、俺もそろそろ遊びに出かけますかね。武器屋とかも見たいしなぁ!頑固なおっちゃんとの駆け引きとかな!冒険者の楽しみの一つだぜ!
「ほほう、お客さん ゲホッゲホ、お目が・・高いのう・・」
死にかけのようなおばあさんが私に話しかけてきます。
「これはのう・・暗器として名高い武器でな
苦無という武器じゃ。なんでも壁を走り、姿を変え、火の中水の中森の中でもどこへでも隠れる隠密集団の武器だったようじゃ。」
「そうですか。」
これはメイドたる私に相応しい武器のようですね。出し入れも簡単にできそうですし。
これでまた一歩完璧なメイドへと近づいたのではないでしょうか。
「いくらですか?」
「ふーむ、1000万レムと言いたいところだがお嬢ちゃんはなかなか目が効くようだ。この武器はなかなか売れなくての。その辺のやつには価値がわからんのじゃ。」
「で、いくらですか?」
「せっかちじゃのう。 お主は気に入ったから200万でええぞ。 また何か仕入れたら知らせてやろうぞい。ギルドには入ってるかい?ヤン婆と言えばその辺の奴らはこうべを垂れるだろうよ。ヤン婆、覚えときなよ。メイドの嬢ちゃん。」
「はぁ。」
私は特に返事もせず店を出た。なんだかうるさい婆でしたね。そんなに会うこともないでしょうけど。名前も言ってませんし。
良い武器を手に入れた私は親しい人しかわからないくらいほんの少し頬を上げて軽やかに町並みを眺め歩いていった。
「はぁっ!やっ!とりゃ!」
「ぐえっ」「うぐっ」「うわっ」
数多の戦を凌いできた戦士達を相手に無双を繰り広げている人がいた。傍目には美しい女性が舞っているように見えるだろう。
本当のことはいざ知らず。
「なんだなんだお前達だらしがないぞ。そんなのでは有事の際に民を守れないだろう!
私1人くらい止めてみせろ!」
「勘弁してください姉御。姉御を倒せるのなんて化け物ここにはいませんよ」
「ちげえねぇ」
わははと笑い声を上げる男達。彼らはもともと力を持て余していた不埒者や冒険者だった。中には盗みを働いていた者もいた。
そいつらを纏め上げ、力が余ってるなら仕事をやろうと、シルフィは自警団を作り上げてしまった。国の騎士達は魔族との戦いで忙しく遠いデイズの町まで手が回っていないので、町としてもありがたいことだった。
「ほう?それはどういう意味だ?まるで私が化け物のようではないか」
暖かい笑い声はどこへやら。今訓練所には極寒の風が吹いていた。般若を添えて。
「・・ははは、冗談ですよ姉御「問答無用」ウギャァァァ!」
住民は(今日の訓練所は壮絶な訓練をしているのだな)と皆思ったのであった、まる
====閑話====
ギルドにて。
ヤン婆「ギルドマスターをよびな!」
受付嬢レナ「あっ、あなた様は・・・し少々お待ちください!」
自警団本部にて
自警団長「おい、お前ら最近お嬢につきまとってるやつがいるみたいだぞ」
「「「「なんだと?!許さん!」」」」
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