第7話 クエスト7 続!アンデッド討伐

むむっ、連続投稿してたらPVついた。投稿数分で見にきてる熱心なファンが・・・いるかもしれない


見てくれて、ありがと!


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「おーい、リリってば・・・あれ?」


返事がないから振り返ってみると足を抱えて山のような形にして座っていた。三角座りだったっけか?


「リリ何座ってんだよ、次があるんだから早くしてくれ。」

「魔力が切れました。」

「は?」

「魔力が切れました。」



「ナニヲイッテイル?」


「魔 力 が 切 れ ま し た。」


浄化魔法はそこまで魔力を使うわけではない。大規模に使わない限りそんなに魔力は無くならないはずなんだが。

一応問い詰めてみる。


「なぁ、なんで魔力がないんだ?そこそこ使っただろうがそんなに多くないだろ?」


「遡ること夜のことになります。実はですね・・・・」








夜中目が覚めた私はギンギンに目が冴えていた。そう言えば今日は日課の鎮魂をしていません。これはいけませんです。新たな出会いで興奮してつい忘れてしまったようです。

早く迷える羊たちを導いて差し上げなくては。 んんっ 想像しただけで鳥肌が立つです。今日は新たな旅立ちを祝してデイズの町全体にかけてあげるのです。ふふ、起きている人が見たらびっくりするです。

町を包む聖なる光を見た!なんてね。

ホーリーレクイエムの上位版、大魔法を使っちゃいますです!はい!


「ホーリーエクストリーム!」


・・・・・








「というわけです!」


ゴチンっ


「というわけじゃねぇ! 何勝手に大魔法使ってんだ! しかも次の日クエスト行く約束してたじゃねーか!」


「い、痛いのです。叩くのはやめてくださいでふ。背が縮むのです。」


「うーるせぇ!背はもともと低いからかわらん! あーもー、俺らのパーティの所為というかお前の所為なのに、役立たずになってどうすんだよ・・ しょうがない、魔力回復のポーションもらってくるか・・・」


「ひっ、い、嫌なのです!あれは苦くてまずいのです! 」


「知るか!飲んで働け、このアホプリースト」


「ふぇぇ苦いのです〜」

そうやってリリをいじめながら働かせようとしていると、


「メル様またなんか変な事をしようとしてませんか?」

喉元にナイフが突きつけられた。 マリアの呼び方はこーやって呼べばいいのか、把握した。でもまずは誤解を解かないと終わる。俺の人生がメイドの誤解で終わる。



「違う!違うから! リリが魔力切れを起こして回復の手伝いをしてるんだよ」


「そうですか・・私が働いているのに仮にも主人という人が遊んでいるのかと思いました。」


ぎくっ


少し遊びが入っていたとは死んでも言えない。いや、言ったら死にそう。

ていうか俺主人なのか?ナイフ突きつけられてるのに?マリアの主人像とは何か一度聞いてみたいのだが。


マリアを諌めていると、


「ふはは、そんなものか、ゾンビども張り合いがないぞ。レ、レイスはやめろ!物理が効かん。」


さっきまで行動を共にしてたやつの声が聞こえてきた。

振り返ってみると仲間もろ共ゾンビ達をなぎ払っている鬼神様がいた。あぁ、なんて荒々しいのだろうか・・・


俺が現実逃避をしてボーッとしているとゾンビが落ちていた剣を拾い上げ、シルフィの頭に向かって振り下ろした。


「っ!シルフィ!あぶな・・「キィん」へ?」


「ん?なんだ蚊でも刺されたか?ぬ?お前どこから剣を!成敗っ!」


あれ?今俺の目が確かなら頭に剣が振り下ろされたはずなんだが、剣が折れた?

いやいやいや、そんなはずないよな。

あれだ、きっと目で見えないほどの速さで剣を叩きおったんだな、それで後から虫が頭に来てシルフィも勘違いしたと。・・・ははは

はぁ、乾いた笑いしかでないよ。




「おーい、墓の魔法はかけ終わったぞー!お疲れさーん、残りのアンデッドどもを倒しておしまいだー!」




俺がげんなりしてると遠くから墓の魔法がかけ終わったことが伝わって来た。

ようやく町の危機がさったようだ・・・










「みなさんお疲れ様でした。メルさん、これは報酬の8万レムです。今回は緊急依頼なので申し訳ありませんが一律お一人2万レムとなってます。」


「まぁもらえるだけじゅうぶ・・・」


待てよ?この件はもとはと言えば俺らのパーティ、もといリリのせいなのに貰っていいのかこのお金。マッチポンプじゃ?


「うぅ、疲れたのです メルーもう帰ろーです。」

今日の一件で急に馴れ馴れしくなったリリがうなだれている。このロリッ子め、後で折檻だ!


「(あのなぁこの金はお前のせいでギルドが払う羽目になったんだぞ?それを俺らが貰っていいと思うか?」


「ぎくっ(でも起こってしまったことはしょうがないですし、いいじゃないです?ほらレナさんも快くくれたんですからそれを受け取るのが男の器量ってやつじゃないんです?)」



確かに一理あるな。うん。貰えるものは貰っておくべきだな。

「わかった。じゃあこれは貰っていこう。」

「それでこそリーダーなのです!」





「ただしお前の分は無い。」



「そんなー!?です!」




====閑話===


メル「つっかれたぁー!」

リリ「んはぁー満足したのです!」

シルフィ「うむ。次は一番強いやつを頼むぞ!」

マリア「宿屋に泊まっているのでやることがあません。食事くらいは作りたいですね」


メル「なんでお前らげんきなんだよ・・・」




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