第6話 クエスト6 緊急依頼! アンデッド討伐
いいですか?序盤は少しはキャラがバレるものなんです。しょうがないんです!
嘘です!ごめんなさい許してくださいなんでもしますから!
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ズダダダダダダダダダダダダッ
ものすごい地響きが鳴っている。
そう俺は今走っているのだ。
リリムートと・・・・・大量のゾンビと。
「おい、リリ!何でこっち来るんだよ離れろ!おい俺の背中に乗るな!このちびっ子!」
「!ちびっ子って言ったですね!私ももう淑女なんです!お淑やかで艶やかなレディなんです!」
「ならその貧相な体を何とかしてから言え!お前が鎮魂しまくったせいでゾンビのヘイト集めてんじゃねぇか!考えて鎮魂しろ!」
「ひ、貧相じゃないのです!あんな駄肉必要ないです、そもそもまだ成長期なのです!
ゾンビについては、私の神々しいオーラに惹きつけられてしまうのはしょうがないと思うです。少し体張って時間稼いでくださいまとめて鎮こんんはぁ、するのです。」
「お前想像しただけでトリップしそうじゃねーか、それとあの大群を前にしたら俺は何のなす術もなく潰れますですぅー。なので却下ですー!。」
ゾンビは100近い数追ってきていた。
「じゃあどうするんです?少しは削れますけどこのままじゃいずれ体力切れるのです。(あなたの)」
「うちには筋肉お馬鹿がいる、そいつに足止めしてもらおう。
おーーーーい!シルフィ! 足止めを頼む!」
他の冒険者とゾンビをつまらなそーに処理していたシルフィがこちらへ走ってくる。
ちなみに大剣に大楯とフルプレート装備の彼女はまるで羽のように軽やかに走ってきているが、俺なら装備に潰される自信がある。
「よんだか?!ってすごい数だな!いやぁ暇してたのだ。こいつらの足止めだな。楽しみだなぁ!」
これから死地へ向かうというのになんで喜んでんだこいつ。
とシルフィが単騎で突撃していった。
まずゾンビ達とシルフィ衝突した。
衝突といっても一部、それでも後続が来るが、だけなので比較的少ない数。それに耐えスピードを落とし、今度は大剣と大楯を振り回しゾンビを吹き飛ばす。
ゾンビのか弱い攻撃はフルプレートにほんのかすかな傷をつけるだけである。
あれこれどっちが魔物?
しかしゾンビは、何度でも蘇るのさ。バ●ス!
じゃなかった、火魔法で消し炭にするか、四肢をもいで動けなくするか浄化魔法で成仏させるかくらいしか倒し方がない。
それにしてもバル●ってなんだ?急に言いたくなってしまった。
そんなことより、このままシルフィが戦っててもジリ貧そこで、プリーストのリリの登場だ!
「この数を鎮魂したら私も昇天しそうです・・・いくです!」
「ホーリーレクイエム!」
大きな円状の魔法陣が現れ、真っ白な光が辺りを満たしていく。
足止めをしていたシルフィを中心に聖なる光の円柱が空高く伸びている。
「天に召します我らが神よ。図らずも魔に身を落とした人族を許したまえ。そして人族に幸あらんことを・・・・・」
な、何だこいつ、まるで聖女みたいじゃないか。墓守の気持ちもわかるぞ・・・
「(ンンッ。はぁっ。)」
おい、声漏れてるぞ。俺の感動を返せ。ちょっと綺麗だと思った俺の純情に謝れ!
「馬鹿やってないでいくぞーまだゾンビはいるんだから。」
なんか忘れてるような気がするけどまぁいいか。
「はぁはぁ、熱い戦いだった。仲間を守るため引けない闘い。うむ。なかなかいいものだ。」
怪力馬鹿忘れてたか。
前線に戻るとそこにはいたるところにグロテスクな死体が落ちていた。ものすごい数だ。
四肢が切り落とされ異臭がする。
「一体誰がこんなことを・・」
「ち、鎮魂し放題です・・・」
「む、闘えんではないか」
このアホども・・・シリアスにもならんのか。
俺は気を取り直して近くの冒険者に話しかけた。
「この惨状は一体何が?」
「ん?お前さんたちは・・・ たしかメイドと一緒にいたよな?」
え?あいつがやったのか?
「そうですけど」
「おぉ、それならお前のところのメイドがやったんだよ」
な?!まさかあいつは敵だったのか?すごいやつだとは思っていたが魔人か何かか?
「・・・すごいよなぁ、このゾンビの大群をやっちまうなんて」
ゾンビかよ 。 あたりはすっかり暗くなってきているから、人かと思ったじゃないか。
それにしてもマリアは流石だなぁ、
どうやって倒したんだ?そういえばあまりマリアの戦い見たことないな。
「俺の仲間と思しき奴はどうやってたたかってました?」
ちょっと変な質問だが、気にしなかった様で
「いやそれがここに援護に来たらもうこの状態でメイドが「後は任せます」って言ってどっか言っちまったのよ」
結局わからずじまいか、でもこの感じだと刃物かなんかだな。
「おーいリリ、鎮魂していいぞー」
====閑話====
ノア「?!これはお兄様の服! クンクン。はぁいい匂いです。 あ!枕と布団も回収しましょう。
これとこれとこれも!」
次の日
レイク「兄さんの部屋が空に!一体何が起こったっていうんだ?! ハッこれはきっと兄さんからのメッセージだ!読み取ってみせるぞ!」
次の日
グレイス「レイクがしかめっ面で悩んでいる。相談に乗るべきだろうか・・・いや、メルファリアの弟だきっと答えは自分で出すはず、、うーん。」
ノア「男2人で何しかめっ面してるんでしょうか?」
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