花粉。

@HM4

第1話ヤツが来た。

3月下旬、僕は寒い中、のんびりと楽しく暮らしていた。特に不自由なこともなく、ごく普通の生活だ。

だかしかし、楽しい時間は長く続かなかった。

そう。ヤツが来たのだ。

僕はいつものように朝起きて、ご飯を食べ、会社に向かった。だが、鼻のあたりが少し苦しい。鼻を2回かんでも治らない。僕は察した。これからしばらく、こいつと共にすごさなければいけないんだと。

ヤツはいつなん時、僕に襲ってくるかわからない。コンビニで保湿ティシュを買い、職場に向かった。

はぁ。ヤツとまたすごさなければいけないなんて。最悪だ。

僕は地球の終わりかのように覚えた。

ヤツが来たことを。




そう。花粉だ。

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