第6話 ようこそ! 蒼穹の楽園へ


「いやー! 実際会うのは初めましてだね! はるばるようこそ! 異世界のエースパイロット!」


 ……アンジェリカの動かすエイルアンジェが、空から見えていたみすぼっらしい滑走路に見事なタッチダウンを決めたのがつい先ほど。

 滑走路と同じくらいみすぼらしくお世辞にも広いとは言えないエプロン(駐機場)まで移動したところで、機体は一人でにエンジンを止めた。

 掃除機のような甲高い音が急激に低くなっていき、やがて完全に停止する。


 キャノピーが炭酸ジュースを開けるときのような音を立てて解放され、流れ込んできた外の新鮮な空気を吸い込む間もなく、先ほど無線機で嫌というほど聞かされていたあの能天気な声の主が目の前に現れたのもつい先ほどのことだった。



「ヤァヤァ橘涼介クン! そうこそブルーストラトスフィアへ! 俺さっき君と無線で話してたんだけど、わかるよね?」



 先ほどと何も変わらない能天気な声で、コックピットに座る俺を見上げていたのは若い男だった。

 濃い群青のスーツを着こなし、赤いネクタイがワンポイントになっている。

 だがそのスーツは普通とは違い、さまざま装飾がそこらじゅうに散りばめられている、いうなれば軍服のようなものだった。


 左胸にぶらさがる数々の勲章が、彼の呼吸に合わせてゆっくりと上下している。



 そこから少し目線を上げれば、くせっ毛の金髪碧眼。頬にはそばかす。よくテレビで見る外人さんそのものの見た目だ。

 それなりに整った顔つきにも見えるが、外人はみんなイケメンに見えるので保留としておく。断じて悔しかったからとかではない。ないったらないのだ。


 だがそれ以上に目を引いたのは、横に長い尖った耳。よくアニメでみるような、所謂エルフ耳というやつだった。


 しかも隣でアサルトライフルを携えている迷彩服の兵士の頭には、同じくファンタジーの中でしかありえないはずの獣耳がピョコっと生えているではないか。

 あの耳の形と毛の色から察するに、柴犬かなにかだろうか? しかもご丁寧に腰のあたりからクルンと巻き上がった柴犬特有のしっぽまで生えていて、ツヤのあるフカフカの毛の塊がそよ風に揺れていた。



 絶句する俺に、エルフの男はその容姿から想像もできないほどの流暢な日本語で再びなれなれしく話しかけてくる。

「あれ? 言語はあってるはずだよね? というかさっきも会話してたんだし通じてないってことはないはずなんだけど」


「あっ、いや……」

 完全に混乱している俺は、上手く言葉を紡ぐことができない。

 というか初対面のエルフと落ち着いて会話などできるはずもない。


 そんな俺を見かねたのか、エルフ男は慣れた手つきで機体の横から伸縮式のはしごを引っ張り出し、コックピットの横まで上がってきた。

 間近で見る男の顔は、なんだか存在がうるさくて直視ができない。物理的にうるさいんじゃなくて、精神的にうるさいのだ。


「はじめまして、橘涼介君。そういえば自己紹介がまだだったね。俺はリュート・サイナス。これからよろしく頼むよ!」

「は、はぁ……」

 そして白い歯をきらりと輝かせながら、左手を突き出してくる。

 その場のノリというかなんというか、握手を求められたら自然と体が動いてしまうことってあると思うんだ。



 俺も御多分に漏れず、恐る恐るではあるもののその彼の左手を握り返していた。





 あれよあれよとコックピットから引きずり出され、ヨイショヨイショとかなりエッジの効いた近未来的なデザインの軍用四駆に乗せられ、ゴトンゴトンとかなり年季の入ったレンガ造りの建物に連れてこられたと思ったら、ハイハイと応接間らしき部屋に詰め込まれ、

「リョースケ、コーヒーと紅茶、どっちがいい?」

「あっ、じゃあ紅茶で……」

「ハイヨー!」

いきなり呼び捨てにされたことも含めて、質問する暇もなく部屋のソファーに座らされた。

 俺を座らせた彼は、部屋の奥の小さなキッチンで紅茶を淹れ始める。

 どことなく機械油の匂いが立ち込めていた屋外とはうって変わり、この部屋の中はほのかな紅茶の香りが立ち込めていた。


 

 部屋には俺とリュートさんの二人だけ。

 真ん中にガラスの天板を持つ机、それを囲むようにフカフカのソファー。


 入口のドアから見て右側には大きな窓が設えられていて、太陽の光が燦々と射し込んでくる。

 その窓の向こうの景色に目をやれば、貧相なエプロンの向こうに広がる緑豊かな草原。その上空には、あの浮島がプカプカと気持ちよさそうに空を漂っていた。




「ドーゾ!」

「うぉっとぉ」

 景色に見とれていた俺の目の前に、湯気を立ち上らすティーカップが置かれる。

 もちろん、それを置いたのはリュートさん。彼はフフンと不敵に笑うと、机を回り込んで俺の反対側のソファーへと腰掛けた。



「何から説明しようかな! あ、砂糖いる? レモンもあるけど」

「あ、じゃあレモンで……」


 彼が手渡してくれたレモンシロップを紅茶に垂らしつつ、話の続きを無言で促す。

 ここで喚いて時間を無駄にするよりも、この人にあれやこれや説明してもらったほうがてっとり早く済むだろうし。


「もうわかってると思うけど、これは夢でもない。まごう事なき現実だ。それをまず理解してね?」

「は、はい。こんなリアルな夢なんてありえないですし」

 島が空に浮かび、超未来的な架空戦闘機が空を飛び、そして目の前にはエルフ。

 普通なら夢だと一蹴してしまう状況だが、五感の全てが明瞭で、今口にするこの紅茶もこれが現実であるということを突きつけてくる。

 夢じゃないとしたらなんなのか、それをしっかり説明してもらおうじゃないか。


「まずさっきも言ったけど、ここは君がいた世界とは全く違う世界。所謂異世界ってやつだ。最近流行りの異世界転移だよやったね!」

「は、はぁ……」


 まぁ疑っても仕方ないだろう。空に浮く島も、二十G以上に耐える戦闘機も元いた世界にはかけらも存在しなかったのだから。

「おっずいぶん素直に認めるね! じゃあどんどん行っていい?」

「お願いします」

「えーとね、君を呼んだ理由はほかでもない。君のファイターパイロットとしての才能を見込んでのことなんだ。君が二年前から廃人になってたゲームの名前は?」

「ブルー・ストラトスフィアです」

「この世界の名前は?」

「ブルー・ストラトスフィアです」

「つまりそういうことさ!」


 ドドンと効果音がしそうなほどのドヤ顔でそう言ってのけたリュートさんだが、全く意味がわからない。まずこれで分れというのが無理難題すぎるというものだ。


「えぇと……」

「あれ? わかんなかった? つまりね、君の世界にブルストっていうこの世界の戦闘機シュミレーターを展開して、そこで腕のいいパイロットを探してたってわけさ。あのゲームが強ければこの世界でも通用するっていうのは、さっき思い知ったずだろ?」

 耐G訓練などしていないのに、十四G旋回を軽々行えた。目が悪くても、機体が敵の位置をすべて表示してくれる。実際俺は、初めて乗った実物の戦闘機で四機も落としているんだ。


 ……操縦装置がプ〇ステだったのはちょっとアレだけど……。


 でも、何も言わないでおいた。きっと俺がゲーマーだから気を使ってくれた結果があれなんだろう。

 フライトコントローラー派の俺にとっちゃ完全に有難迷惑だったけど。



「えぇまぁ……」




 ここまではなんとなくわかる。いや、わかるといっても完全に理解しているわけではない。

 でも、さっき突然空のど真ん中に投げ出されてそのままドッグファイトをして、今なら何を言われても受け止めることができるような気がする。


「でね、君の力が必要な理由なんだけどね? 長くなるんだけど、聞いてくれるかな」

「聞かなきゃいろいろ意味不明なままになっちゃいますから。わからないところはまとめて質問します」

「ホントに冷静だね。それも戦闘機パイロットには重要な素質だよ! じゃあね……」


 太陽が雲に陰って部屋のなかが一気に暗くなったこともあり、一気に緊張感があたりに漂い始める。

 エルフの男はティーカップを空にしてから、沈痛な面持ちでゆっくりと語り始めた。


「まずね、この世界には二つの巨大勢力がある。君たちの世界で言うところのNATOとWTOみたいな感じかな。……思想や文化の違い、まぁそういうもので世界は二つに割れているんだけど。その理由がなぁ。言って信じてくれるかわからないけど」

「もう現状が意味不明なので、何を言われても大丈夫だと思います」

「そう? それがね、科学と魔法なんだ」

「魔法」

「そう魔法。俺たちは科学サイドだね」

「魔法……」



 ……流石に、予想の斜め上どころか遥か高空へと飛び去り大気圏を突破してしまいそうな感じすらある。

 魔法、魔法というと、あのファンタジーとかでよくあるあの魔法と考えてしまっていいのだろうか?



「まぁ今は魔法の詳しいことについてはどうでもいいんだ。この世界は魔法と科学とで真っ二つに分かれていて、この国、ルーニエス共和国は科学の国だとだけ覚えてくれれば」

「それで、超高性能戦闘機とAIですか」

「そういうことになるね。ここまでで何か質問は?」

質問もなにも、理解が追いついていないのだから聞きようがない。


 何も返せない俺を見、話の続きを促したと心得たのであろう男はさらに続ける。

「この国はね、俺みたいなハーフエルフ、さっきアサルトライフルを構えてたケモ耳生やした亜獣人、そして君と同じ人間の三種族が作り上げた国でね」

 人間以外の人型種族……。まぁでも実際目の前にいるんだから認めるしかない。信じたくはないけど。


「ハーフとか亜とかついてるからお察しだと思うけど、俺たちは純血じゃない。ほかの種族との混血なんだ。でも純粋なエルフと獣人は、それをあまり良しとしていない種族でね。故郷を追い出されたご先祖様が集まって作り上げたのが、この国って訳」

 口には出せないが、所謂迫害を受けた人たちが作り上げた国なのだろう。


「もともと純粋なエルフ、俺たちと区別するためにハイエルフって呼ばれてるんだけど。彼らと獣人は魔法サイドのトップだったんだ。そこから追われたご先祖様たちは、当然科学サイドに鞍替えをすることになった。まずこの段階でハイエルフたちは激怒した」

「いや、追い出しておいてそれはないでしょうに」

「世の中、理不尽がまかり通るものさ。君だってこの世界に来る前はそう思ったこと、一回はあるんじゃない?」


 ずり落ちてきたメガネが、それを思い出させてくれた。深く息を吐き出し、気持ちを落ち着かせる。



 さて、と男はひとつ手を打ち、苦笑を浮かべた。

「昔から魔法と化学はしょっちゅう戦争してたんだけど、その当時は珍しく和平協定が結ばれていてなんとか世界は平和を保っていた。だけど科学サイドは、かつての戦争で魔法サイドが領地に残していった魔物に苦しみ続けていてね。ドラゴンとかオークとか」

「となると、魔法サイドから突然来たご先祖様たちは……」

「そう、当然科学サイドでも忌避の対象になった。でも、俺たちハーフエルフは他種族と交配して魔法を失う代わりに、この世界で一番の頭脳を手に入れていたんだ。詳しいことはわかってないんだけど、ハイエルフが魔法を行使するときの演算に使っていた脳の領域を思考や考察に使うようになったからって言われてる。それで……、どこまで話したっけ?」


 おいおい、頭がいいんじゃないのか? 今の今で自分が話していたことを忘れてどうするんだ……。

「えぇと、あなたたちは魔法が使えない代わりにすごく頭がいいと」

「そうだそうだ! 俺たちハーフエルフは天才でね。当初は忌避されていたけど、その頭脳で科学サイドの技術力を飛躍的に上昇させたんだ。迫害していた連中も、ご先祖様たちのことを少しづつ認めていくようになった。でも御多分に漏れず……」

「ハイエルフがいい顔をするわけがないと」

「そういうこと。さらにご先祖様の子孫たち。すなわち俺たち世代は、手を差し伸べてくれた科学サイドの人達のために、その頭脳を活かしてとある兵器を開発する。魔物に対抗するための、超高性能戦闘機と人工知能だ。度重なる戦争と魔物との戦いで、科学サイド軍の損害は致命的なレベルだったんだ。その状況を打破するために、あらゆる魔物を圧倒し、尚且つ破壊されても人が死なないこれらの兵器群を俺たちは科学サイドに提供した。んだけど……」


 なんだか、嫌な予感がしてきたぞ? この流れは……。


 顔に出てしまっていたのだろうか?

 苦笑したリュートは俺に無言で『考えていることを言ってごらん』と、軽く手を振ってみせた。


「……魔物退治のために提供したそれらの兵器群を、科学サイドは魔法サイドとの戦争に使用したんですね?」

「ご名答。もともと魔物は魔法サイドの生物兵器みたいなものだ。当然それらを圧倒するべく作られた兵器と人工知能は、瞬く間に魔法サイドを血祭りに上げた」




 やっぱりか……。もう、ベタ過ぎてため息も出ない。




「この一件で魔法サイドと俺たちの溝は修復不可能になった。でも俺たちは、こんなこと望んじゃいなかった。幸い科学サイドに提供したのは完成した兵器郡とAIだけ。AIは開発者だからこそ可能なチートコードで無力化し、さらにこれ以上争いが起きないようにと、その技術を完全にブラックボックスにして誰にも触れられないようにした。だけど今度は……」

「科学サイドからやっかみをかけられるようになったと」

「またまたご名答! 超高性能な戦闘機は、見よう見まねでそれなりの機体を科学サイドのみでも調達することができるようになった。でも俺たちのルーニエス製戦闘機と比べたらそれこそ雲泥の差だけどね! で、AIの方はハーフエルフにしか組めない言語で作られていて、再現することは叶わなかった。見よう見まねで作ったみたいだけど、戦闘は一応出来るけど俺たちのAIの足元にも及ばないようなポンコツたちだ。一応高性能な戦闘機はあっても、それを動かすパイロットがヘボくちゃなんの役にも立たない。しかも戦争の影響で、有人機を飛ばすにしてもパイロットの数も少ないまま。だから科学サイドは俺たちルーニエスに、AIの情報開示を求めて軍事的なちょっかいを出し始めてる。これが現状」


「んんんんん……、泥沼ですね……」

「そうなんだよ。いやはやまいったまいった!! 直接的な宣戦布告はされてないんだけど、経済制裁とか領空侵犯とか、ひどい時には民間機に対して撃墜まで行かずとも攻撃を仕掛けてきたりね。恩も忘れてやりたい放題さ。もちろん俺らを滅ぼしちゃったら元も子もないから本格的な戦闘はまだふっかけられてないけどね。それに腐っても同盟国だ。まだお互い出方を探ってる段階なんだ」

 全然参っていないふうに、ガハハと笑うリュートさん。

 いや笑い事ではない。ひきつった笑いすら浮かべることができない。


 でも気を取り直し、思ったことを口にする。

「この国にしかその超強い戦闘機とAIが作れないなら、その力で黙らせればいいじゃないですか」

「君は話を聞いていたのか? もともと超高性能戦闘機とAIは、魔物から科学サイドの人々を守るために作られたんだよ? 大前提として、科学サイドの人たちには絶対に危害を加えることができないという絶対命令が基盤にあるんだ」

「そうじゃなくて、新しく作ればいいじゃないですか。科学サイドにも攻撃できるAIを……」

「作ったらどうなると思う? 科学サイドからも見放されることになるぞ? 今はまだ本格的な戦闘が起きていないからお互い冷静だ。科学サイドもちょっとしたちょっかいくらいで済ましてるけど、こっちが本腰上げてAI作ってみろ、全力で潰しに来るぞ? もちろんAI開発に必要な人材だけは残して、ほかの国民は人質に取られるだろうね。俺たちのためにAIを開発しなければ、国民にひどいことするぞってね」


 言われてみれば、確かにそうだ。考えが甘かった。

 人は時に、己の欲望を満たすためにどんな醜い行いも平然とやってのける生き物だ。



「確かにAIを作れば序盤はこの国も善戦できるだろう。でも、長期戦になれば資源の少ないこの国はあっという間に崩れ落ちるだろうね。君は日本人だろう? 俺も軽く調べただけだから詳しくはわからないけど、歴史から学ばなかったのか? 国力の違う国にケンカを売るとどうなるのか」

 きっと、太平洋戦争の事を言っているのだろう。リュートさんは今まで見せたことがないような鋭い目線で、俺を睨みつけた。



「さて、これでこの国がいま置かれている状況はわかったかな?」

だがすぐにこやかな顔に戻りつつ、能天気な声で問うてくる彼。

「え、えぇまぁ……」

 正直言えば意味不明だが、まぁ話の流れだけは理解することができたので首を縦に振っておく。



「それで最初の話に戻るんだけど、この状況を打破するために是非とも君の力を借りたいんだ。橘涼介君」

「俺に、何をしろと?」

「もうわかっているだろう? ファイターパイロットとして、この国を救って欲しいんだ。AIを作ってもダメ。でもこのままじゃあいずれ、さっき言ったような強硬手段に出てくるだろう。じゃあ、AIじゃない圧倒的な力で、この状況をひっくり返せばいい。AIがなくてもこの国は強いんだということを、思い知らせてやればいい」


 まぁ、だいたい想像は出来ていた。

 細かいことは未だにわからないけれど、でも、彼の話を聞いて俺にも何か出来ることはないのかという感情を抱いたのは確かだった。


 あまりにも理不尽な運命に振り回され続けているこのルーニエス共和国。

 俺の力で、この国に平和を取り戻せるならば。


 そしてなによりも、戦闘機に乗って大空を飛び回ることができるのならば。



 目を閉じて、先ほどのコックピットの中での時間を思い出す。

 身が震えるほどの興奮、少し考えるだけでまた鳥肌が立ってきた。


「わかりました。できるだけ、協力させていただきます」

 だから俺は、とくになにを考えるでもなくそう返していた。


 自然と、握る拳に力がこもる。

 もうすでに、俺の心はあの大空にしか向いていなかった。





七話へ続く。







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