第23話閑話休題 俺が女子になってからの色々 前編



真央が 女子になった直後の話です。


【本文】

先日、ある理由から女子になった真央は、男

だった時の服は、着れないので とりあえずは、そらのお古で 間に合わせる事になった 。

今 、 そらが 使用してた部屋で タンスやクローゼットから 服を出して着れそうな服を探していた。



「 思ったより 少ないかも デニムパンツとか ズボンスカートが無理ね ムカつくけど真央のが ウエスト細いから。あたしと身長ほとんど変わらないのに 、とりあえず今は、この ショートパンツと Tシャツに着替えたら」

と そらは、前足でTシャツとショートパンツを示す。

「 しょうがないな なりたくて、女になったわけじゃねぇけど 女物 着るしかねーか」

パジャマ姿の真央はパジャマを脱いで Tシャツを着ようとする。

「 あーちょっと待ちなさい。あんた、ブラをせずに、服着る気?」

「えー 無理に着けなくても いいんだろ?」

と 真央は、チラリと下着を納めた場所を見る。


強制的に、 近くの店に連れて行かれて桃子と一緒に買ってきた物がある 。

パンツとキャミソールは、 着ている。ブラは1度着けだけで、 鬱陶しくて着けてない。


「着けなきゃ駄目 !」

きっぱりと そらに言われて 渋々 真央は ブラを 手にとると身につける。

真央は 心の中で 自分で洗濯はするし 着けてなくても そらには、バレないだろ と呟く。

「あー 鬱陶しい 」

「 文句 言うな 」

「 お前のせいなのに 」

「なんの事? 聞こえませーん」

「くそう 都合の悪い事は 聞こえないフリしやがる」

真央は、Tシャツとショートパンツに着替えると そらを抱えて 追い出す。


「なんで 追い出すのよ?」

「 俺の物 持ってくるんだよ。ここ、 俺とお前で使うからな 掃除もしねえと 机やなんかは、まんま使うけど いいよな ?」

「 いいけど ちょっと、 あんた 自分の物ってどのくらい あんのよ? 」

「 そんなに ねーよ。制服と男物の服は、母さんに頼んで 処分してもらったよ ちょうど 制服は、いる人にあげるって言ってた 服は、リサイクルショップに持って行くってさ カーブのグッズは ネットオークションに出すって」

「 ほとんど 無いじゃない カーブのグッズだって おこづかい貯めて買ったやつばっかりなのに そんな 一気に処分しなくても そりゃ あたしのせいだけど」

そらは、泣きそうな声で 捲し立てる。

「 別に けじめだよ けじめ 男の長谷川 真央は、

もう この世にいないからな これからは、嫌でも 女子の長谷川 真央なんだよ。…女子らしくなるにゃ まだまだ 時間かかるけど」

真央は、泣きそうな顔で笑いながら 言った。

「 はい はい あんたの物 とっと 持ってきなさい。 あたしは、逃げてるわよ 掃除機に吸われちゃかなわないから」

と そらは、部屋から出ていく。


真央が、掃除を終え リビングへ行くと 桃子が 色々 服を色々広げていた。


「 真央ちゃん ちょうど よかったー 見てよ リサイクルショップで 服を売ったお金で 買ったのよ」

「 母さん、スカート ばっかりじゃねぇか 短いし ズボンとか 買ってくれよ。」

「スカートじゃないわよ キュロットよほとんど そらちゃんに 言われて買うなら キュロットにしてねって 」

「ふーん キュロットってどうなってんの? 」

「あっ真央ちゃん知らないか ゴメン 教えるね

ほら 見た目は、スカートぽい物が多いけど

ズボンみたいになってるの」

桃子が、1着手に取って 真央に見せる。


「 これなら 気にせず穿けると思うけど 問題は、学校の制服だよ。スカートだもんな」

「そう言うだろうから スパッツ買ってみたんだけど 」

「 スパッツ スカートの下に穿けと?」

「 うん そう そらちゃんのお古の制服もあるし 試しに着てみたら? 」

ほらと 桃子は、制服 一式を出す。

「 どうせ 着なきゃいけないしな 着てくるよ。」

真央は、受け取り 部屋へ戻り着替えた。


「 こんな もんか? スパッツのピタッとしたのが気になるけど 慣れるしかねえか」

真央は、 リビングへ戻る。

「 着れた?ちゃんと」

「 なんとか ポロシャツは、男女兼用だから問題ないし ブレザーは 女子用だから 手間どったけど 」

苦い顔の真央に桃子は、

「 ねぇ 真央ちゃん 今の体 どう?」

「 今さら 何 ?慣れねぇよ まだ 目線は、低い しよ。長い髪もウザく感じるしまあ、中学入るまでに ちょっとは、慣れるんじゃね?というか 慣れないとな あー 中学生活 どうすんだよ。女子 しかも 年下 ばっかり 友達 できるか

絶対 無理 」

1人で 叫びはじめた真央に桃子が

「 ふふーん そのへんは、大丈夫! ある人に 協力頼んであるから」

「ある人って誰だよ?」

「明日になったら わかるわよ。」

桃子の発言に やな予感するなと 真央は 思った。


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