第5章 冬休みの出来事。

第22話22


昨日の帰り2人で 冬休みの宿題を一緒しようと話に なり 朝から真央と渉は、真央の部屋で 宿題をしてる最中であるが、渉は 別な事が気になり 今一つ 集中出来てない。



じ〜っと 、テーブルの向こう側をみつめる渉。 正確には、真央の膝の上で お昼寝中のそらをみつめていた。


うらやましい 俺も猫になりてぇ渉は、正直にそう思った。

渉の手が止まってるのを 見て真央は、注意する。

「 渉 渉ってば 手が止まってる。 もう 何 さっきから人の膝ばっかみてよ まさか 変な事考えてないよな?」


渉は、ギクリとなり あわてて 言い訳する。

「 ごめん。 膝の上 そらがのってて暖

かそうだなって 思ってさ」

と、言い訳しつつ チラリと 膝の上をみる。

「本当か? 一応 元十代男子だからな 渉の考えてる事 予想は、出来るけど まあ そうゆう事にしといてやる。」

真央は、言うだけ言って 宿題を再開した。

渉も宿題をしていたが、時々真央の膝をみつめては、うらやましい せめて、膝枕をしてみたいと 考え、打ち消してはの繰り返しだった。


真央は、渉を見て やっぱり変な事考えて るなと思い やりかけのワークブックで テーブルを バシンと叩く。

その 音で 渉は、ハッとなり真央をみる 鬼のような顔で 渉を睨み付けていた。

「 渉 やる気あんのお前? マジで 」

「 あります。今すぐ、本気でやります。」

真央をこれ以上怒らせたらマズイ 渉はそう考え 目の前の 宿題に没頭しはじめた。

真央は、ようやく渉の本気モードに スイッチが入ったのに 安心する。

渉は、本気になれば後は 順調に進むのだけど そこに いくまでに少々時間が かかる。

真央は、自分の宿題に 一区切りついたので

渉の邪魔をしないように 席を離れる。そらも 起きて 別な場所へ移動した。

その間に 少し台所の掃除をしとこうと思い台所へ向かう。


渉が本気モードになって 約2時間 そろそろ、さすがに集中力がきれてくるだろうと 真央は、部屋に戻ると

「あー 疲れたぁ 」

とテーブルに伏せる渉がいた。

「 お疲れ! ちょっと休憩しようぜ 」

「マジで いいの?」

「 うん だってお前 2時間も やってたんだぜ

そろそろ、休憩した方が いいと思う。」

「そんな たってたんだ時間 知らなかった

って お前その格好なに?掃除でもしてたのか?」

渉は、いつの間にか エプロンをつけ頭には バンダナ に 手には、ゴム手袋というスタイルになってる真央に 質問する。

「 うん 台所の掃除あそこだけ 大掃除すんでなかったし 渉が集中してるのに邪魔しちゃ悪いかなって ずっと 掃除してたの」

「 そうなんだ 」

「 そうなんだよ それより 休憩しようぜ 」

と リビングへ渉を連れていく。

リビングのこたつに渉を座らせると 真央は、台所から電気ポットを移動させ ココアやマグカップをこたつまで 運んだ。

「渉 宿題 早く終わりそうか?。」

ココアを入れながら真央は、質問する。

「 年内には 終わると思う。」

「ふーん 俺もかな」

「そうなんだ 」

真央は、渉にココアを渡しながら

「そういや クリスマスどうすんの?予定あるのか?」

「 ん〜 特にねーよ。うち 母親いねーから 親父と兄貴と3人で ケーキ 食いながら テレビ視るくらいだな」

「俺も似たようもんかな 未希と波奈なぜか 2人とも予定があるってさ 女子だけのクリスマスってのも 1度やってみたかったのに 」

ぷぅと頬を膨らませて言う真央に 渉は、

「 えー 俺と一緒じゃ 駄目なの?」

「 そりゃ 渉と一緒もいーけど 女子だけのクリスマス 楽しそうじゃん それに、渉とは 誕生日を一緒に祝たいの」

「誕生日 1月1日だから だいたい忘れさられてんだけど な 真央は、覚えてたんだ 」

「 だって 覚えやすいし それに、俺の誕生日も次の日だぜ」

「そういや そうだな」

「じゃ 一緒に誕生日 すごそうか」

「うん」

2人は、そう約束して 指切りをした。


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