第13話 -目が覚めて-
血のように紅い月に照らされた宵闇の街。空につくように高い高層建築物群のさらに上。視界を埋め尽くすほどの『天使』達に対峙して浮いているモノが、異形の者たちを従えて口を開く。
――さぁ。この世界、いや、すべての世界を滅ぼそうか。
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『スキル -亜空間移動-をコピーしました。習得しますか?Yes or No』
うわっ、え、なに?え、あ、Yesで。
あれ…俺は…あ、口悪天使と移動してて途中でスキルとか大量に取得して…穴・に落ちたんだったか…?
『スキルをコピーしたのち自動的に習得できるようにしますか?Yes or No』
お、そんなことができるのか。便利だしYesで。
で、ここは…周りは土や岩でできた通路。…だと思われる。ん?なんであやふやかって?だってほとんどなんも見えねぇんだもん!なんか通路の先、曲がり角の先から若干光が漏れてきてるから何となく見えないこともないけどさ。
とりあえず光に向かう…前にステータスチェックするか。
櫛田 いある
種族…聖邪クリュザル
性別…中性
年齢…11歳
職業…暗黒神の使徒:脚闘師
物理攻撃:2200 物理防御:2000
魔法攻撃:1250 魔法防御:1000
生命力:15000 魔力:12000
スキル: 【禁断の存在】【-俊足Lv1-】【-毒耐性Lv1-】【-毒攻撃Lv1-】【 -爪撃Lv1-】【-獣化Lv1-】【-身体強化Lv1-】【-痛覚耐性Lv1-】【-召喚術Lv1-】【-跳躍Lv1-】【-毒爪Lv1-】【-毒生成Lv1-】【-覇神流武闘術Lv1-】【-限界突破Lv1-】【-さらなる高みLv1-】【-空間魔法Lv1-】【-共通言語Lv1-】【-亜空間移動Lv1-】
称号: -神話を超えし者-
お、おー。増えたね。
気になってるところ見てこーっと。まずはー
《聖邪クリュザル…聖神と邪神両者の力を有する種族。神にあらがうことのできる存在。光属性攻撃・闇属性攻撃に対する耐性を有する。》
んー、まぁそんなもんか。
次はー、召喚術だな。何が召喚できるのか気になるし。
《召喚術Lv1…離れた位置より生命体を召喚する。次元が異なると失敗する可能性がある。召喚可能生命体:ニャルラトホテプ×・スレンダーマン×》
あ、スレンダーマンが入ってる。昔ぶちのめしたときになんかハァハァしながらぜひあなた様の下僕に!とか言ってたもんなー…今となってはいい思い出だよこんちくしょう。
でもだいたい名前だけでわかるよなー、あ、これわかんない。
《覇神流武闘術Lv1…覇王流武術をベースとしている我流武術。威力重視の流派ではあるがカウンターも使用される。》
あ、我流なんだ。じゃぁ説明のしようがないな。
あとは…さらなる高み?
《さらなる高み…パッシブスキル。スキルレベルと能力値の上昇が加速する。》
なるほど、そのまんまだな。
だがしかし暗いな!ぎりぎり通路が見えるくらいだよ。じゃぁ通路の先、かすかなオレンジの光目指して行きますか。
おっと、石がっ!目凝らしてみててもこけるとか…ぐぬぬ…
《スキル -暗視Lv1-を獲得しました。》
お、ナイスタイミング!目凝らしまくってたからかな?とりあえず目を凝らすと…
おー!ほとんど見えなかったのがちょっと明るくなってる!
これでちょっとは楽になるかな。
そんなこんなで10分ほど歩き続けてようやく曲がり角につきました。なんか心なしか暑くなってきてる?まぁさっきまでが寒かったしちょうどいいけど。
――曲がり角を曲がった先には全身を炎で覆った巨人がいた。
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いある君過去譚7
蛇人間にかみつかれたが奇跡的に毒に勝つ。その日の夜は蛇鍋でした。
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