第12話 -ハプニング-

*前回のあらすじ*

空間の歪みから出てきた爽やかイケメン天使が、ものすごく口悪かった。


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「ちぃっ、クソガキ!なに無視してやがんだあぁ!?そこのお前だよ!猫耳生やしたチビ!」


あ、あぁ、やっぱり俺なんだ。

「わーこわいわたしなにもしてないのになんでどなられてるんだろー(棒」

あ、本日二度目の堪忍袋ぶちっと音。


「アァァァァァ!むかつくガキだな!もういい!めんどくせぇえからわが主のところに直接引っ張っていってやる!抵抗すんじゃねぇぞクソガキ!」

クソガキクソガキうるせぇな!?まぁここは邪神である成亜に説得してもら…お…


――むりむりむりむり、私その男マジで無理。自分でどうにかして。

って感じに首もげんじゃねぇかってほど左右に振ってるな。

ま、でも行ってみるのも面白そうだしおとなしくついていくか。


「ん、わかった。ついていくからさっさとしてくれ。」

「チィッ、だから言ったんだよ傷つけずにつれてこいなんてことできるは…おいいまてめぇなんて言った?」

まるで雑魚のテンプレみたいなやつだな。ほんとは強いんだろうけど。


「いやだから、おとなしくついていくからさっさとして?」

「お、おうおう。物わかりのいいガキは好きだぞ!じゃぁそこに立ってろよー。あ、動くなよ?座標照準めんどくせぇから…っと、じゃあ飛ぶぞ。お仲間に挨拶はいいのか?」

あぁ、でも別にすぐ帰ってくるだろうしな…


「成亜、ごはんとか泊まるとことか全部ゼイルさんにお願いしろよー。じゃ、ゼイルさんそゆことでアレ頼みましたよ。」

「はーい、わかったー。あんまり長く帰ってこないとここから旅立ってるからねー」

「え、え、え?ちょっと待てイアル?そんなこと聞いて――」

『ちょ、ちょっといある!なに勝手なこと言ってんの――』


と、自分と金髪の周囲に透明な幕が張る。外の音は聞こえなくなる。驚いたことに神であるシルの声も聞こえなくなった。どーゆー原理なんだかな。

「じゃぁ20秒くらいでつくからおとなしくしてろよ。」


その言葉と同時に周囲が白い光に満ちる。まぶしいっ…あれ?そうでもないな。てか全然まぶしくねぇ。いやはや不思議な体験だな。

とその時――

《適応率が100%に達しました。これよりスキルの習得と能力値の調整を始めます。》

え、何?あ、そういえばシルがなんか言ってたような


「なっ!?俺様の亜空間が歪む!?おいてめぇ!なにしやがった!」

「俺はなんもしてねぇって!」


《スキル -俊足-を獲得しました。

スキル -毒耐性Lv1-を獲得しました。

 スキル -毒攻撃Lv1-を獲得しました。

 スキル -爪撃Lv1-を獲得しました。

 スキル -獣化Lv1-を獲得しました。

 スキル -覇王流武術Lv5-を獲得しました。

 スキル -身体強化Lv1-を獲得しました。

 スキル -痛覚耐性Lv1-を獲得しました。

 スキル -召喚術Lv1-を獲得しました。

 スキル -跳躍Lv1-を獲得しました。

 派生スキル -毒爪Lv1-を獲得しました。

 派生スキル -毒生成Lv1-を獲得しました。

 武道技スキルを省略し、覇王流武術と統合します。

 スキル -覇神流武術Lv1-を獲得しました。

 称号 -邪神を従えし者-を獲得しました。

 称号 -人を超越し者-を獲得しました。

 称号 -大いなる種族の恩恵—を獲得しました。

 称号 -暗黒神の使徒-を獲得しました。

 称号 -旧神バーストの契約者-を獲得しました。

 称号 -禁断の存在-を獲得しました。

 称号を統合します。

 称号 -神話を超えし者-を獲得しました。

 称号獲得によりスキルを獲得しました。

 スキル -限界突破Lv1-を獲得しました。

 スキル -さらなる高みLv1-を獲得しました。

 スキル -空間魔法Lv1-を獲得しました。

 スキル -共通言語Lv1-を獲得しました。


 続いて能力値の調整を行います。

 ――完了しました。

 これにより種族が聖邪クリュザルに進化します。

 ――完了しました。》


え、え、え、?なんかすごい量獲得してんだけど?てかいよいよ人間やめさせられたな俺。いったい全体何になったんだか。


あれ?目の前が暗く…な…って…

そこで俺の意識は暗転した。


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いある君過去譚6

  アメリカの田舎町で起きた連続子供失踪事件を解決し、なぜか倒したスレンダーマンに気に入られた。

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