第2話 -神さまはおこちゃまでした-
さぁ、魔物?魔人?これ何なんだろうね。
「ねぇ、村長さん。こいつらなんて名前?」
「こいつらはゴブリンの下等種族ですかね、弱いですが群れていてまとまるとそこそこ強くなります。」
「うむ。説明ご苦労。」
ほー、じゃあこの世界は基本ゲームと考えていいか。
古の邪神たるニャルが転移して帰れないんだから…どーしたものか…
と、自問自答してると
『やぁ!私はこの世界を司る2神のうちの1人。創造を司る神だよっ!ヨロシクね!』
「なぁ、成亜、このゴブリンどうしようか。煮ても焼いても食べれそうにないよね」
「とりあえず捕らえて尋問したらいいんじゃないかしら?めんどくさかったら殺せばいいし。」
『え、ちょっと、ねぇ!聞k「じゃあとりあえず捕らえるかー。村の人で手の空いている人は縄なりなんなり持ってきてもらえます?え?天使様の手を煩わせる訳にはいかない?じゃあ拘束も頼みましたよー」
『もーーーー!ねぇってばねぇってばねーねーねー!返事してよ!寂しいと死んじゃうんだよ神様は!』
うん、うるせぇ。無視してもうるさそうだけどどうしようか。
とりあえず成亜にも聞こえてるか聞いてみようか?
『ああ、この声はキミにしか聞こえてないから安心していいよ?君をこの世界に呼んだのも僕だし!で、いい加減返事してくれない?じゃないと下ネタずっと連呼し続けるよ?』
わかったわかった、で?どうやって返事すんだよ。念とかできねぇよ俺?んー……
『あ、そこは大丈夫。なんせ君キミ考えてる事は全部そっくりそのまま私に伝わってくるからね!変な想像とかしたらすぐバレるよ~~?』
うわ、なにそれ怖い。で?俺をこの世界に呼んだ理由は?ちゃんとした理由がなかったら蹴るよ?
『え、えっとね。まずはこの世界の神のことから説明しようか。この世界には光と闇の2人の神がいてね?闇の神が創造を司り、光の神が秩序を司るんだけど、闇の神が好き勝手に色々作っちゃって、優しい光の神がその無秩序な世界を制御して秩序を作り出してくれたの。』
うん、光の神イイヤツじゃん。それに比べて闇の神は…ガキだな
『そんな言い方しなくても良くない?ねぇ!…まあそれでしばらくは良かったんだけど、光の神がある日秩序を乱すものが絶えないことを自分のせいだと悲観して堕天しちゃってね?この世界が無くなれば秩序を乱すものもいなくなるよね?って考えに至って今この世界がピンチなのよ。』
ホー、そりゃあ大変だ。頑張って光の神を鎮めてくれよ!俺と成亜は帰るから(*˙ω˙*)و グッ!
『まぁ待ちなさいな?この世界を救うには今の私じゃムリなのさ。』
そりゃまた何で?
「ねぇ?いある、急に黙り込んでどうしたの?お腹すいたんだけど。なんか作ってよ。ご飯、ねーご飯。ごーはーん!」
「うるせぇ。今お前に構ってる暇はない。黙ってろ構って邪神」
「…(*´・ω・`*)グスン」
『え、えっとね。恥ずかしながら私、光の神に脅威と思われて封印されちゃったのよ。今喋ってるのは残留思念みたいなもの。力はほとんどないし、召喚も一方通行なの。だから光の神を君たちが鎮めてくれないと困るってわけ!』
え、えーとつまり…?
『光の神倒さないと帰れないネ☆』
はぁぁぁぁぁぁ!?なんでだよ!お前やれよ!帰らせろよ!そもそもなんで俺なんだよ!
『だってこの世界のイキモノじゃ光の神にかなわないし、説得とかもっと無理でしょ。それに、、ほかの並列世界に神とタイマン張れる人間、君くらいしかいなかったんだよ。しょうがないね♪』
ぐぬぬ…っち。わーったよ!やればいいんだろやれば!光の神倒して、この世界救えばいいんだろ!
『うんっ、その言葉を待っていたよ!じゃあ私が唯一君にしてあげられること、たった一つだけだけど、力、スキルを授けよう!君に一番ぴったりなのを自動で与えちゃうぞ~~~☆』
え、ちょっとまってなに?ランダムなの?やだよ!選ばせろよ!
《スキル:【禁断の存在】を獲得しました。》
…………なんかやばそうなのきた!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます