第9話裏切られたような悲しくも美しい月

「今のは美海たちの会話か?」

「・・・ややこしい娘を連れてきたもんだねえ、船長。」

あの子は、きっとあっち側・・・?

「船長、守り反射の力はてにはいったの?」

「いいや、クラブ。俺はそれ以上にやばい力を手に入れてしまった」

やばい力?ステータス覗いてみようかしら・・・

「無駄だぞ、ラーズ。俺のステータスは見れないんだ」

「月下人の力がシャットアウトできるんだ」

面倒な力・・・











「美海、ちがう、お前誰?」

「さーねー。ねえ、龍。君には美海を守ってもらわないと困るんだ、できるよね」

「俺は、命令、聞く。」

「そうだよね」

「信頼してるよ、ロボット君」













「オルカ、ついに夜だね。有、楽、明。準備いい?」

彼らがうなずくところを確認。

「船長は、僕が連れてく。ソウヒは、美海・・いやセイをたのむ」

ほんと彼は、船長好きだ。

まだ紅い月。

正しい道に導くために。

僕らは剣を抜いた。

ふと脳裏にあの時の船長を思い出した。

「クラブもジャックも俺の家族だ。お前らだけはせめて生きてくれ。

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