第4話双子だと名前覚えにくいよね

ブラック兄はかっこいい。

いつも僕を守ってくれた。

僕はブラック兄が大好き。







「ホワイトー!ご飯だよ!」

「はーい」

出航してから約3時間たった。

何故か知らないけど美海がすごく明るくなった。

乗ってると楽しくなってきたらしい。

そして美海と一緒に皐月がずっといる。

皐月は美海のことが気にったらしい。

ショタコンじゃないけど、皐月は可愛いと思う。12歳で船に乗ることになってしまった彼。

もし、町で普通に美海に会っていたら二人はきっと……。





俺には弟がいる。

ホワイトだ

俺とホワイトは、狼のような丈夫な長い爪を持っている。この爪は光も切り裂くと言われる程切れ味が良い。

もし俺が一人っ子ならば、爪は両手に付いていた。

だけど片手についている方が案外便利な気がする。

「ブラックさん!ご飯ですよ!」

テンション高いな。

船に乗るとテンション高くなるのか?

俺はロリコンじゃないけど、美海は可愛いと思う。

16歳だけど見た目は12歳くらいに見える。

皐月が羨ましい。

皐月になればホワイトにも美海にも可愛がってもらえるのか?





「ねぇ。」

『ん?なんだい?』

やっぱりこいつら兄弟だな。

「オセロ兄弟の僕を見る目辞めない?怖いんだけど」

バレてたんだという顔、面白い。

「皐月くんはモテモテだね」

「モテるのはお前だけでいい。」

「ん?ごめん聞き取れなかった」

「……なんでもない。」

やばいコレ。美海に完全に惚れた。

くっそーもう少しはやくうまれていたら……





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