第40話 泥より出でて泥に染まらず―Final
剣道なんてやったことがない。だから僕は、打席に立つバッターのような、がむしゃらなフォームで刀を構え――身を沈め、駆け出した。
二歩、三歩と距離を詰め、悠然と立っている泥藤に切りかかる――
硬質な音。
大上段からの振り下ろしを泥藤はなんと腕で受け止めていた。
力を込めてみても刃は肉に食い込む気配すら見せなくて、
泥藤は僕の腹を蹴り飛ばしその勢いのまま後退、蹴り飛ばされた僕は地面を転がるがその勢いのまま地面を突いて跳ね起きる。
間欠泉のように噴き出した炎が蛇となって僕のすぐ前まで迫っていた。
「え、え、いっ!」
隣でぼよんぼよんしていたスライムに刀の切っ先を突き刺し、す、とろくな抵抗もなく刺し入った刀を横薙ぎに振り抜く。ハンガーで作るシャボン玉のようにぶわりとスライムが広がって、炎の蛇を受け止めた。
えげつない音が耳を焼き、スライムは見る間に蒸発していく。けれど水が完全な気体になるより先に火は消し止められ、足元からふと生えてきたつぼみに薄桃色の蒸気が吸い込まれ、花が開くと同時に元通りのスライムがそこから跳ね出てきた。
息をつく間もなく氷の槍が雨のように降ってくる。
必死に身をかわしながら逃げるが、槍は地面に突き刺さった瞬間その冷気で地面を凍らせていく。そのうちの一本がスライムをぶち抜き、縫い留められた桃色の水が一瞬で桃色の氷像になったのを見てまずいなと直感した。
打てそうな球は打っていくことにする。
「コード……えっと、:プロミネンス!」
見よう見まねの詠唱で刀に炎を纏わせると、降り注ぐ槍の雨を片っ端から僕は叩き落としていく。溶けるというより槍は刀に触れた瞬間粉々に砕け、
割れて鋭利に尖った破片はむしろ意思でも持ったかのように僕をめがけて飛んでくる。
とっさに身をよじってはみたもののいくつかが腕をかすめて血が噴き出て、目の覚めるような鮮烈な痛みに思わず悲鳴を上げてしまった。
「――すいません何とかしてください!」
直後、咆哮とともに風圧。
シャッターを下ろすように白竜が巨大な翼を地に振り下ろし、こまごまとした氷の破片を竜の堅固な皮膚が弾き返す。その陰に隠れて一息ついて、リスタート。
竜の陰から飛び出した僕は凍り付いた地面を滑るように走る。というか滑った。走れなかった。勢いに任せて滑るがままに、バット代わりの刀を構えて――
「こ、な、く、そ……コード:バースト!」
凍り付いたスライムがちょうど目の前に来たタイミングで、フルスイング。爆砕された桃色の結晶が――こっちは確実に意思を持って――魔王に雨あられと降り注ぐ。が、氷片は魔王が打ち立てた炎の壁に阻まれて溶けた。
足元の氷に炎刀を突き立てなんとか僕はスケートを中止、顔を出したむき出しの地面から一輪の蓮が咲き誇り、その蓮からどろりとスライムが流れ出る。
相変わらず氷の槍は降ってくるが――僕は、とっさに耳をふさぐ。
たっぷりと空気を吸い込んだ白竜が、声を限りに咆哮した。
超巨体から発せられる大気を震わす音の圧力が、細片ひとつ残さず氷の槍をすべて砕いて散らす。
それは、深海に降る雪のように――
僕と泥藤の間で降る氷の粒が、赤黒い太陽の光を浴びて、きらめく。
「……我ながら、わかんないんだけど」
『何が?』
「僕、なんでこんな体動くの」
生前の僕は決して体育会系などではなかったのだが、にしてもなんだろうこのアクションは。「やってみたら意外とできた」くらいの感覚で死線をいくつか潜ったけれど、自分でも不思議でしょうがない。
『魔法剣は、持ち主の力を引き出す……らしい。どのくらい出せるかは、使い手との相性次第。……らしい』
「ああ、同一人物だから……」
『あとは』
ただし、ふたつめには特に根拠がない。
『かける四されてんじゃない? 四人いるから』
「…………そうかもしんない」
どういう理屈か知らないが、コード:ロータス発動後は他の三人も記憶の共有ができているらしい。
だから僕は信じることにした。
「こざかしい、ああこざかしい、こざかしい」
五七調で魔王が言う。
「知り合いの剣を借りてみました、スライムと仲良くなりました、竜と仲良くなりました。お友達はペットだけってか? いるよな、そういう寂しいやつ――」
魔王の羽織る黒い外套から五つの宝石が飛び出した。
赤、青、黄、黒、紫――ひとりでに宙に浮きあがった五つのキーストーンは、泥藤を中心に頂点の欠けた六角形を描くように並び、
「――てめえ自身がゴミなのは! なんにも変わんねえだろうがよ!!」
魔王が一喝すると同時に、五つすべて砕け散った。
轟音とともに大地が揺れる。
今度の地震は長い上に激しい。
僕と泥藤を隔てるように、大地がひび割れて裂けていく――
地割れからマグマが噴き出した。
「コード――――:ロータス!」
裂け目を飛び越え泥藤を追おうとした白竜が直撃を受けて跡形もなく溶け、それから地面にまであふれ出してきたマグマに触れてスライムが蒸発した。そんな彼らを空中に咲かせた蓮の花から再び蘇らせて、生き返った竜の背に僕はよじ登る。
空中、吹き出すオレンジ色の隙間から泥藤を睨みつけようとして、信じがたいものを僕は見た。
この異世界に来てから海なんてものを見た覚えはないし、この街の周りにそんな水場はない。
にもかかわらず、泥藤の背後ではたしかに、津波としか呼べない量の水の壁が立ち上がっている。
戦場に残されたサレスとユースとメリルはもはや呆然としていた。
泥藤は笑っていなかった。いつもの汚らしい笑みではなく、心底から僕が憎いという瞳をまっすぐに向けて立っていた。
だから、僕も、声を張る。
竜の背の上で、ただ叫ぶ。
「誰に頼まれなくたって。……誰に、認められなくたって!」
泥藤は僕に価値がないと言った。神は僕を不幸だと言った。
誰も僕を肯定してくれない。
じゃあ、自分で肯定するしかない。
問。蓮川創という人間に、生きる価値はあるか?
ある。
「生きてやる。――僕は、生きてやる!!」
僕は、僕の名で、僕という人間の価値を担保しよう。
もっと生きていたいと期待するだけの価値が、僕の人生にはあったのだと。
死にたいと願った無数の自分を何枚も何枚も盾にして、
その陰に隠れて僕は生き延びる。
生きてる限りは死にたくなる。生まれてこなければよかったとさえ思う。
「死にたいと思う自分」は生きている限り絶えず生み出され続ける。
それを壁にして僕は戦う。
生きたいと望んで、死に背を向けて、死から逃れようと走り続ける限り――
僕は、死にたいと望んだ自分を、背後に振り落としながら走っていく。
一瞬の沈黙は永遠の断絶。
これまで僕の話などろくに聞いていなかったはずの泥藤が、このときばかりは一瞬黙った。
僕の話を、聞いていた。
「……そうか。なら俺が頼むわ」
そして、聞いた上で、断絶した。
「死んでくれ」
水の壁は頂点で大きくオーバーハングして、その白いしぶきは迫りくる亡者が伸ばした手のようにも見えた。
今にも津波がやってくる。
白竜に高度を上げるよう指示して、それから背中にしがみついたまま振り返る。
薄桃色のスライムも尻尾の根本にへばりつくようにしてついてきていた。
「お願い!」
その水分百パーセントの体に僕は刀を刺し入れて――
イメージするのは、フライパン。片手で焼くホットケーキやお好み焼きを華麗にひっくり返すあの光景をしっかりシミュレーションして、
僕は、スライムを天高く放り投げた。
あてずっぽうの呪文を唱える。たぶん、それは
「吸水――コード:アブソープション!」
――海上で発生した竜巻が、その身に海水を巻き上げるように。
迫り来る津波はしかし決して地上を襲うことはなく、むしろ水の壁は徐々に細くなっていって、渦巻く水の柱に変わった。
泥藤すらも唖然としている。
暴力的な量の水がすべてスライムに吸い上げられていく。
膨張に膨張を重ね――なんて言葉すら生ぬるいほどの規模に膨れ上がったスライムは、いわば水でできた惑星。
その惑星に向けて剣を振り上げる。まっすぐに真上に突き上げる。
その刀を、一閃、真下に向け――
星が落ちる。
ばっくりと大地に開いた地割れに、今なおマグマを噴き上げる裂け目に、惑星規模のスライムを注ぎ込む。熱した鉄を水に漬けるような、
陳腐。
大量のマグマと大量の水の規格外のスケールのぶつかり合いはもはや説明のしようもないほど奇怪な音を発しながら行われ、当然迎える結末としてオレンジ色の光は失われた。冷え固まったマグマは灰色に固まり、惑星を形作った水は裂け目に海を作って落ち着く――
――竜の背を蹴って僕は飛ぶ。
立ち尽くしている泥藤に、降下の勢いのまま切りかかり――
泥藤は、受け止めた。
「ざけてんじゃ、ねえぞ……!」
白羽取りというほど上等ではない。泥藤はただ刀を掴んでいる。片手で。
その手を黒い血が伝った次の瞬間――力任せに、刃がへし折られた。
「!」
折り取った刃を投げ捨てながらもう片方の手で僕に殴りかかろうとする。
魔王に生まれ変わったその手は黒くごつごつとして鋭利な爪――――
すぐさま刃を再生させた僕は、花びらを舞い散らせながら、刀の腹でその爪を受け止めた。それだけで刃がこぼれる。
打ち合い。
袈裟切り。切り上げ。突き。薙ぎ切り。
弾かれる。かわされる。掴まれる。折られる。
そして再生――リスタート。
一方は剣一方は肉体、およそ生身の体が立てるとは思えない金属音を打ち鳴らす。僕ががむしゃらに振るう刀を泥藤にだって剣術の心得などあるはずはなくただ獣のように魔王は弾き受け止めそして折る。そのたびに僕は刀を再生する。
「蓮川あああああああああああ!!」
十本目、と間抜けに数えながら放った左下からの切り上げを泥藤はむしろ受けることなく受け流し下手糞のゴルフスイングのごとく僕は一回転する。無様に晒してしまった背中に黒い炎の爆発を食らってゆうに五メートルは跳ね飛ばされた。
「隙を……っ!」
砂利を食って転がりながら叫んだこの台詞に竜が答えた。長い首をくねらせた白竜は、すぐさま僕を殺そうと追撃の姿勢に入った泥藤に向けて雷のブレスを放射する。
「邪、魔、だああああああああああああああああ!!」
血走った眼でそう叫ぶだけで空中に浮き上がる漆黒の壁。それが雷を遮ってなお泥藤は怒りのままに吠え猛り、ふと空間がゆがんだ次の瞬間竜の首がひとりでにへし折れた。長く、太い首が執拗に山折り谷折りを繰り返し、最終的には雑巾を絞るようにねじれてちぎれて転げ落ちる念動力。
それで時間稼ぎは十分。泥藤はその場を動いていない。
折られた刀も、すべて
へし折られた十本分の刃が一斉に宙に浮き上がる。
「コード:フロート」
――まるで、時計の文字盤のように。
泥藤を丸く取り囲むように十本の刃がふわりと浮いて、
十方向から魔王を串刺した。
「あっ、が…………は、す、か……てめ……」
漆黒の血のかたまりを吐きながら泥藤はその場に膝をついた。突き刺さった刃を一本ずつ抜いては放り捨てようとしているが、それを間に合わせるつもりはなくて、
抜く間のなかった残り九本の刀身が金色に輝き――
「アンド――:バースト!」
泥藤の体内で大爆発。
魔王は胸と背中の両方に風穴を開けて大砲のような血を噴いた。
それでも、泥藤は倒れない。
「は、す……か、わ…………はは。は、ははははは………」
血をぼたぼたと撒き散らしながら、しかし魔王は背中に作った大穴から黒い翼を生やした。黒い血で形作られた翼。その翼を羽ばたかせて、空へ飛ぶ。
「……殺してやる」
すでに光を失った瞳にそれでも僕の姿を映して、魔王は、力なく垂れ下がったその手の中で――黒い、炎の球を生成する。
それは何度も見てきた黒い太陽。泥藤はきっと、さっき僕が
死の淵ぎりぎりに追い込まれた泥藤の声には怨念がこもっていた。
それは、これまで泥藤が僕に向けてきた軽蔑や苛立ちの感情とはまったく違う、この上なく明確な形を取った、僕に対する憎悪――
「……殺してやるよ。殺してやる。絶対に、おまえだけは……!!」
「そんな、ことを……」
でも、不思議と、僕には泥藤のその声がまったく怖く聞こえなかった。
だから僕は、足に力を込めて立って、腹に力を込めて――言う。
「絶対に、させない」
地上に、蓮の花が咲いた。
最後に取った手段は単純明快。
「泥藤おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
上空の魔王に刀を投げた。
一切のブレを起こすことなくまっすぐに飛んで行った刀は――――
「舐めてんじゃねえぞ蓮川ァ!!」
泥藤が一喝しただけで、さっき竜の首がそうなったように真っ二つにへし折られてしまう。二度、三度と執拗に、触れることすらせずに叩き折られ、
そして再生する。
「糞が!」
これは魔法で進む剣、途中で折れようが直ればまた飛ぶ。
つまり魔王の折ろうとする力と僕の直そうとする力の激突。
明らかに物理法則に反した位置で刀は静止した。
静止したままでかすかに震える。
泥藤は吠えた。
僕も吠えた。
泥藤が勝った。
「――――っらあ!!」
最終的に、刀は跡形もなく粉々に砕け散った。
泥藤の手の中には黒い太陽。
黒い炎と狂喜の色を映した瞳に僕も映して、泥藤は叫ぶ――――
「――殺してやる! 殺してやる。ここで! 今度こそ! 死ね、はぶばばっ」
ただし、その叫びが最後までまともな言葉にはなることは決してない。
投げられた刀を折るのに必死になっていた泥藤は、
蘇った白竜が背後でばっさばっさと飛ぶ羽音に気づいていなかった。
ゆえに、その尻尾の先端にしがみついていたスライムを、白竜が自分めがけて投げつけたことにもまったく気づかずに――
今の泥藤は、巨大なバランスボールの中に閉じ込められた格好となっている。
「……! …………!!」
スライムをかぶせられた泥藤、スライムの中に閉じ込められた魔王。
当然、手の中の炎も消火された。
薄桃色の水の中に全身漬かっている泥藤が何を言ってもゴボゴボという音に合わせて気泡がぶくぶく飛び散るだけだ。
とはいえ所詮スライムはスライム、放っておけば泥藤はすぐに何かしら脱出の手を打つだろう。しかし、
投げた剣は砕かれてしまったが、さっき刺した九本はまだ残っている。
避雷針がちゃんと残っている。
空高くから白竜の咆哮。
赤く毒々しい色の空に集まる黒雲から雷鳴がとどろく。
すべての蓮川を代表して。
人差し指を天に突き上げ――――叫んだ。
「――落ちろ!」
スライムに閉じ込められた泥藤に突き刺さった刃を目印に、
白く、わずかに紫色を帯びた、極太の雷を――白竜が落とす。
透き通る桃色の水の中を雷撃が縦横無尽に駆け巡る。
魔王の臓腑を抉る刃にも伝わって、泥藤の体を焼き尽くす。
スライムは断末魔のような音を立てて蒸発していくが、それは中にいた泥藤も同じことで――
もともと黒衣をまとっていた泥藤の体は、さらに黒焦げになって地上へと落下。荒れた地面で一度バウンドして、そのとき完全に炭化した四肢がボロボロと崩れるのも見えた。
最後にもう一度だけ蓮を咲かせた。
砕けた刀を再生させると、もうぴくりとも動かなくなった泥藤のもとへ僕は歩く。
「は、……す、か……わ……」
ほんのわずかに、息がある。
僕のことが見えているのかも怪しいほど衰弱しているが、それでも。
四肢が崩壊して、それでもまだ、頭と胴体は――残っている。
この光景を、きっと神は見てくれているはずだと信じて。
僕は、刀を握り直す。
紅本都は可能性を証明した。
それまでゴミのような人生を送っていたのが、最後の最後でちょっとだけ優しさのようなものに触れて、それで人生も悪くないかと思えるのだから、単純なものだ。
が――殺されなければそれを知ることはなかったというのが奇妙な点だが、
ゴミのようだった僕の人生にも、より良い方向に転ぶ可能性というのはたしかに存在していたと、彼女は証明してくれたのだ。
もちろん可能性は平等だから、あのまままったく変わらずに不幸な人生を歩む可能性も、それどころかもっと悪いことが起きてもっと不幸な人生を歩む可能性も、等しく存在していたのだろう。
それでも。
スライムになったり、魔法剣になったり、ドラゴンになったり――
僕というひとりの人間に、これだけの分岐が存在したのだ。
ひとりの人間が将来どんな人生を送ることになるかというのは、それはそれはたくさんの、本当にたくさんの可能性があって、そのどれを将来選ぶことになるかは今を生きる人間には決してわからないことであるはずなのだ。
泥藤はそれを否定した。
泥藤が現世で
そうした可能性を完全に奪ってしまうことだった。
可能性に救われた身として、救われた側になってしまった身として――
その行いは、否定しなければならない。
それが、たぶん僕の責任。
「……は……す……」
うわごとのようにつぶやく黒く焦げた喉に、刃をあてがった。
僕は、首を切られて殺された。自分が死んだときのその記憶を、手繰り寄せて――
少し考えてから、僕は、刀の切っ先を――――泥藤の胸へと向けた。
魔王の心臓もちゃんと左側にあることを祈りながら、
僕は、泥藤の左胸を、突き刺した。
嫌な感触だった。
プロミネンス、と一言唱えると、剣を伝わって魔法が発動。すでに黒焦げになっていた魔王の体を再び炎が覆う。
その炎をしばらくの間見ていた。
炎が消えて、残された灰が風に吹かれて散っていくのを、ずっと見ていた。
たったひとりで異世界を滅ぼそうとした悪意は、そうして、完全に死んだ。
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