第10話「エルフでポン!!後編」

首にしがみつかれると


キュウーッて


なるな!


愛おしくて


可愛くて


もう、どうしていいのか


分からない気持ちになるな


 海は、そう思いながら美少女エルフのティモニーを膝に、またがせたまま抱きしめていた。


ドクン


ドクン


 海は、ティモニーの心音が、押し付けられたプルンプルンおっぱいを通して自分の胸に伝わってくるのを感じていた。


おっぱいで振動が増幅されてるのか!?


 そのくらい、ティモニーの心臓は鼓動をうっていたのだ。


「ごっ、ご主人様?」


「んっ?」


かっ、可愛い!!


 ついまた、キスをしてしまう。


このまま、一緒に顔が溶け合ってしまいそうだ




―――ちゅぱっ!


 海は長い長いキスをティモニーと交わしていた。


「ご主人様も脱いで下さい///」


 恥ずかしそうに言うティモニーに、黙ってしたがう海。


 上半身裸になると、上半身裸ティモニーと再び、抱きしめあった。


やっ、ヤベー!おっぱいが、柔らかくて温かいおっぱいが、俺の生肌に溶け込んでくる!!今度は体が溶けてしましそうだ!!!


 海はティモニーの真っ直ぐで長い金髪を、指ですいた。


なっ!なんなんだこの髪は!?


 海はティモニーの髪に驚いていた。サラサラでもっと触っていたいほどの感触だった。


この髪をアレに絡めたら……


ヤベッ!俺、変態になってるううう!?


 海は自分が思い浮かべたことに驚いていた。


そんな訳の分からないことを考えるほど、ティモニーは凄い存在なんだな


 海は両腕の中にいる、ティモニーが愛しくて愛しくて仕方なかった。


 海はティモニーの服を全部脱がした。今のティモニーは白いサイハイに白いパンツだけだった。そして、海もパンツ一枚になっていた。


「ご主人様の、かたくて熱いのが私に当たっています///」


「じゃあ、どうしようか?なあ、ティモニー?」


 その時、ティモニーは身震いをした。


「もお、ご主人様はイジワルですぅ///」


 恥ずかしくて、頬を赤らめるティモニー。その手の平が海の胸に当てられれいて、海は心地良かった。


そう言われると、もっとイジワルしちゃいたくなるなあ!!


 海はニヤリとして、両手でティモニーのB地区をつまんだ。


「ごっ、ご主人様~!乳首をひっぱっちゃダメですぅ///」


 そして、かるくネジってみた。


「あんっ!!」


「ティモニーどう?」


 恥ずかしさに目を細めるティモニー。でも、海に答えていた。


「あああっ!すっ、凄く気持ちいいです///」


 海はふと閃いた!!


「なあ、ロープをあるか?」


「はい、すぐにご用意出来ます」


 ティモニーは、白いサイハイとパンツのまま、部屋を出て行った。そして、しばらくするとロープを持って帰って来た。


一度、縛ってみたかったんだよなあ!!


 海はロープを持つと、ティモニーのオッパイめがけて縛り始めた!


まずは、下からかな?


 海は乳房の下にロープをはわせた。


なんか胸囲を測ってるみたいだな!!


 乳房の下にロープを巻くと、次ぎは乳房の上にロープをかけた。


「んっ///!」


 時々、ティモニーの固くなったB地区が海の体に当たる。すると、ティモニーが甘い声を上げた。


乳首がこすれると、こっちも気持ちいいなあ!


 海はそんな事を思いながら、ティモニーのおっぱいをロープで縛った。


「出来た!」


 ティモニーの大きなおっぱいが、ロープで縛られたことで、さらに大きく膨らんで見えた。


やべっ!俺のビックマグナムが暴れそうだぜ!!


 海は素数を数え、落ち着こうとした。


あまったロープはどうするかな?


 海は背中で結んだロープの端を、ティモニーの股の間に通した。そして、食い込ませてみた。




―――ビクンッ!


「はあっ///!」


 ティモニーが顔を真っ赤にしながら、甘い悲鳴を上げた。


ヤッベーな!これ。プルンプルンな、おっぱいに食い込んだロープ!!そして、プリプリな股間に食い込んだロープ!!見てるだけで逝きそうだ!!!


 海は自分のビックマグナムが咆哮を上げそうになるのを、腰を引きなだめながら、まだまだこれからのことを想像し興奮していた。


「さて、縛るのもなかなかだが、そろそろ拝ませてもらおうかな?」


 海は鼻の下を伸び切れせながら、ティモニーのロープをほどいていった。


 白いティモニーの肌には、赤いロープのあとがついていて、それがまた海を興奮させていた。


このあとは俺がつけたんだ。ティモニーに、俺が!!


 そう思った瞬間!海はティモニーのおっぱいにかじりついていた。


「痛いです!ご主人様っ」


 海は、ハッとした。


「ごっ、ごめん!!」


 ティモニーの柔らかなおっぱいに、海の歯型が少しついていた。


どうしたんだ俺?


 海はそう思いながら、ティモニーのパンツを脱がした。


ツルツルだ!!


「きっ、綺麗だ!ティモニーは凄く綺麗だ!!」


 もはや、生きる芸術といった感じだった。


 白のサイハイを履いた、全裸のエルフ!


 体全体を紅潮させ、海の前に立っていた。もちろん海も、座ってはいたが立っていた。


「ちょっと、M字になってくれないか?」


 ティモニーはうなずくとしゃがみ、ゆっくりと両足をM字に開いた。


「ごっ、ご主人様どうですか?」


ティモニーって、本当にいきてるんだよなあ?


 海はこの生きる芸術品に我を忘れていた。


「凄く、凄く綺麗だティモニー!」


 海は大満足だった。


 目の前には、人間離れした美しさのエルフの美少女の、白いサイハイを履いただけの全裸姿!


 それが、M字で座っているのだ!!


「ごっ、ご主人様。こんなのはどうでしょうか?」


 ティモニーは両手を、お尻の方からまわすと……




―――くぱっ!







うおーーー!!!来たよ、来た!!M字で、くぱっ!だよ。マジか!?生きてて良かったあああああああ!!!!!


 海は自分の頬をつねってみた!


「痛い!夢じゃない!!あっ!これってVRだった!?」




―――ズリッ


――ズリズリッ!


 海はもはや、無意識でパンツを脱いでいた。


兄貴!サンキュー。なんだかんだ言って、凄いサプライズを用意してくれたんだな!!


「ティモニー!こっちに来てくれ。


 豪華な椅子に座った海の上に、またぐティモニー。


これで、俺も大人の仲間入りだ!!




―――グッ!


 ティモニーは握って、自分のにあてがった。


「ご主人様のお●ん●んを……」


 海のビックマグナムの照準はバッチリだ!


「てぃっ、ティモニー!」


「ご主人様~!!」


 さらばっ!チェリーな日々~!!







『強制停止!強制停止!異常脳波を検出。以上は精神侵食の危険があるため、コード707ナナマルナナにしたがい、VRを緊急停止します。繰り返します。強制停止!強制停止!異常脳波を検出。以上は精神侵食の危険があるため、コード707にしたがい、VRを緊急停止します』


 頭の中に直接、ガンガンと響く声!!


「なっ!なんなんだあ!?」


 海は最愛のティモニーを抱きしめ叫んだのだった!!


『コード707にしたがい、VRを緊急停止します』







―――ブツンッ!!


◇◇◇







「うおっ!うっ、海!!おっお前、どんだけエルフ好きなんだよ!!コード707は初めて見たよ!!」


 兄貴は大興奮だった。


「なんなんだよ!コード707って!?」


「これは重篤じゅうとくな精神侵食、つまりは廃人になる危険が、お前の脳波から検出されたために、強制停止が行われたってことなんだよ」


 海は急に現実に引き戻され、事態がうまく飲み込めなかった。


「廃人?どういうことだよ!!」


「もう、元の現実に戻れないってことさ」


 いつもはおふざけばかりの兄貴も、さすがに真面目な表情で海に言った。


「まさか!」


「本当だって!なら聞くぞ?」


「ああ」


「結論から言う。もう二度と、エルフには会えない」


「えっ!?」


「強制停止の対象者には二度と同じ内容の体験ソフトは提供されないようになってるんだ」




―――ガーーンッ!


 海はその場に、へたり込んでいた。


「えええっ!?」


 頭をハンマーで殴られたような衝撃を感じた。


本当なんだな。あまりのショックを感じると、頭を殴られような感じがするって聞いたけど……本当だったんだな


 海は、自分の体に感じいることを、遠くに感じていた。


ティモニー?


もう、お前に会えないのか?


ティモニー……


「兄貴……俺、もうあのエルフに会えないのか?」


「海?大丈夫か海?」


 見ると兄貴が、しわくちゃのハンカチを差し出していた。


「えっ!?」


「涙、ふけよ」


 海は自分の頬を触ると驚いていた。


泣いてたのか!俺


 気づくと海の頬を涙が流れていた。


「そういうことなんだ。こんなわずかな時間で、ここまで心と体がコントロールを失う事態になっているんだ。こうなるともはや、最後までHな体験したとか、そういう次元じゃなくて、お前の自我とか魂とかの問題になっちゃうんだ」


 海はポロポロとこぼれる自分の涙も、他人のことのように感じていた。


「なあ、頭が何かで殴られたようにガーンとしたか?」


 海は兄貴の質問にうなずいた。


「そうか、じゃあ、胸に手を当ててみろ?」


「こうか?」


「なんか変じゃないか?」


「何が?」


 その瞬間!


えっ!?




―――ポッカリ


 海は自分の胸を見た。


なんで、空いてないのに、穴を感じるんだ!?


「胸に、胸に穴が開いてるんだ。兄貴!これはなんなんだ?」


「……」


 海は心の中に空いた穴に気づいたのだった。


「その胸に穴が開いた感覚はな、喪失感っていうものさ。まあ、すぐに強制停止したから、少ししたら違和感はなくなると思うが、多くは失恋などで経験する身体感覚さ」


 兄貴の言葉を聞いているうちに、こんどは海は自分の体が小さく震えていることに気づいた。


「そっか海、お前。初めて誰かを好きになったんだな」


 兄貴は参ったな!という表情をした。


 その表情から、海も自分でよく分かったのだ。


これが、初恋だったんだ


 その時だった。







『ご主人様のお●ん●んを……』


 ティモニーの甘い声が、海には聞こえた気がしたのだった。



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