第3話「おっぱいボヨヨン!」

「私、知ってるんだからね!海くんが従姉いとこと、変なことしてたの!!」


 制服を着た藍は、海に詰めよっていた。二人は部屋の中にいた。それは前回、海と美少女がいた場所だった。


と、いうことは俺の部屋の設定だったのか!?


 海は冷静に考えていた。どう見ても本物にしか見えない感じない空間。海とブレザーを着た藍は二人、ベッドに座って話していた。


俺も制服を着ているな!俺は詰襟つめえりか。てか、藍と二人制服だから、学校帰りに俺の部屋に来ている設定か!?


 海は状況を把握した。


サーーッ


 ふと、ベッドの布団を撫でる海。感触はまさに布だった。そして、その自分の感覚は、まぎれもなく現実であった。


「ちょっとお!海くん?聞いてるの?」


 首をかしげ、ホッペを膨らませている藍。その体は手を伸ばせばすぐ届くところにあり、その体の温かさや匂いを海は感じていた。


やべーな!藍の唇はプルプルだよ!!スゲー吸つきてー!!またキスしたいなあ~!!!


 海はそんなことを考えながら藍に言い訳した。


「聞いてるよ、勘違いだよ。二人でいたのは確かだけど!!」


 海は、とりあえずの言い訳をした。


そう言えば兄貴は、どんな行動にだって対応できるんだぜ!!って言ってたよなあ。どんな行動にもって……どんな行動にもだよなあ!?


 行動内容を考える海に、藍は急に詰め寄って言った。


「本当に知ってるんだからね、私!従妹のパンツ見てたんでしょ?」


えっ!?なんで知ってんの!?


 海は図星を言われて、大慌てになった!!


てか、パンツも見たが、ほとんどはガーストを見てたんだぜ!!


 海は訳の分からない言い訳を思い浮かべていた。


てかてか、今はいったいどんな展開になってんだ!?


 海はマジで言い訳を考えながら藍に言った。


「いやそれは、向こうが勝手に見せて来ただけで」


「へえ!従妹のせいにするんだ!!へえ!……でも本当は、海くんが見たかったんでしょ?」


 ちょっと海をにらむ藍。その顔は海に少しずつ近づいていた。


「ちょ!近いから!!」


おい、おい!これはキスをする近さだろ!?


 もはや、藍に押し倒されんばかりに近づかれ、気づけば藍は海の体に馬乗りになっていた。


やっ、柔らけー!女の子の体って、こんなに柔らかいんだ!!


 海の胸に置かれる藍の両手。そこからは熱いくらいの藍の体温を海は感じていた。


「ねえ、遊園地で言ったこと、覚えてる?」


「えっと、なんだっけ?」


 海はとっさに思い出せないでいた。


「もお!知らないふりして~。分かった!私に言わせる気ね!!本当にエッチなんだからあ///」


 そう言うと藍は、トロンとした目で海の頬を愛しそう撫でた。


「いいわ!私から言うよぉ。……海くんになら見せてもいいわ」


見せる?何を?


 海を見つめる藍の目は完全にイッていた。


あっ!見せるって


パンツのことか!?




―――ドクッ


  海が思い出すと、心臓が急に高鳴った!!


まっ、またパンツが


パンツがじっくりと


見られるのか~!?


「でも、その前に」


 藍が急に真顔になった。


「その前に?」


 海は恐る恐る藍に聞いた。


「手を貸して」


 と、藍が言うが早いか、藍は海の手を握ると自分の胸に当てた。


ほあっ!!なっ、何をしてんだ藍~!?


 海の手の平が藍の大きな胸をつかんでいた。


「揉んでもいいよお///」


 服の上から感じる藍の胸。パリッとしたブレザーの下に、フワッとした柔らかさを、海は手の平に感じていた。


揉んでもいいよお


 その言葉に海の理性が飛びそうだった。


「でも服の上だとアレだよね。待ってて今、脱ぐから」


ぬ、脱ぐって!?


 海は急展開にドギマギした。


「ちょ!ちょっと待って!!」


 海の制止も聞かず、藍は海に馬乗りになったまま、ブレザーを脱ぐと、さっさと白いブラウスまでも脱いでしまった。


ヤッベー!マジか!?


 海の目の前には、上半身ブラジャーの藍がいた。


でっ、でけー!!


 ピンクのブラから、はみ出そうな二つの、大きなおっぱい!があった!!


「いいよ、海くん。揉んで、いいよ///」


 藍は再び海の手を握ると、自分の胸に当てた。


やっ!柔らけー!!


 ブラ越しの藍の胸は、とてつもなく柔らかかった!!


これって、マジでVRなんだよなあ!信じられねー!!目の前にいるのは本物の女の子にしか感じねーし


きっと、これは本当の、おっぱいの感触なんだろおおおお!!!




うぉおおおお!!!


 海の理性は飛んだ!海の意識とは関係なく手の平は藍の胸を揉み始めていた。


「うっ、海くんっ!りょっ、両手で揉んで///」


モミ、モミ、モミ、モミ


 自然と伸びる海の手。藍の言葉に、無意識に両手で揉んでいた。


モミ、モミ、モミ、モミ


 ブラ越しに感じる柔らかさ。


くー!!これが


これが




おっぱいってヤツなのか!?


 海の全神経が手の平に注がれていた。もはや、手の平が全身なのか?全身が手の平なの分からないほどだった。


「あっ!凄い。凄く気持ちいいよお、海くん!!」


 ブラのレースが海の手の平をくすぐる。つかむとその形に、おっぱいにくい込む指。もにゅもにゅとした感触!!まるで夢の出来事のようだが、感覚は現実のものだった。


ヤッベー!手の平が


手の平が




気持ち良過ぎるううう!!!


 海は鼻血が出そうになった。


まっ、魔物だ!


ここには魔物が居るぞ!


おっぱいはぁあああ!!


魔物だぁああああああ!!!!


「ねえ、ブラジャー外して」


「えっ?」


まっ、まだ先があるのかよ!?


 海の頭はクラクラになった。


ぶっ、ブラを外すだとおおお!!!!


この俺が


ブラジャーをこの手で外すのか!?


 フリーズしている海の両手を藍はつかむと、自分の背中に回した。


「近づけて、寄せると外れるから」


 藍が海にノウハウを伝授した。


「じゃあ、海くん。ホックを外して」


 藍の言葉に従い海はブラのホックを外した。




―――ブルンッ!!


 そして、それは現れた!


 ブラの下から現れた!!


 クィーン・オブ・オパーイだ!!!


ヤッベー!!やべーよ、やべーよ、やべーよおおお!!!


 タユンタユンの、おっぱいが二つ、海の目の前にあった。そして、ピンクの先っぽが、ワガママにツンとしてやがった!!


「ねえ、海くん」


「なんだ?」


「海くんの……







 好きにしていいよぉ///」


うおおおおおお!!!!!


 海の頭の中では、何かがはじけて飛んだ! 




好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///


好きにしていいよぉ///




 海は、その言葉に夢中で揉みしだいた。


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


これでもか!これでもか!


 と、このボヨヨンの揉み放題祭りに参加した。


 そして……




うおおおおおお!!!!!


どこまで


どぉこまで、入っていくんだ!この指は!?


 先っぽに立てた指先が、めり込み消えていく様に海は驚愕した!!


「あんっ!うっ、動かさないでぇ///」


動かさないで!ってことは


動かせってことだろぉおおお!!!


 海はグリグリした。




グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!


グリグリグリグリ!!!




 海は、本能のおもむくままに行動した。


◇◇◇


「どうだった?」


 兄貴は海に聞いた。ゴーグルを外した海は、鼻血を垂らしながらこう答えた。


「凄すぎて、ヤバかった」


 とりあえず、ティッシュを鼻につめる海。そんな海を見ながら兄貴の壱は言った。


「希望なら、この先もあるけど……







 どうする?」


 言って兄貴は、ニヤリと笑った。


この先だって?


そんなの体験しちまったら


いったいどうなっちまうんだ!


この俺は!?


 海は快楽の恐怖に、喜びおののいていたのだった。


つづく


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