「算し阿弥陀」

煩先生

 

背理の御香が

命に沁みれば

僕は帰納して

遺骨を齧った


三日月は嘆く

崇高な結実を

君が居た街も

美に潰される


仮説の墓場が

骸に活きれど

僕は定義して

和菊を毟った


野良猫は憎む

丁寧な恩恵を

君が得た罰も

名に想われる

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「算し阿弥陀」 煩先生 @wazurai

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