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2024年8月7日 19:57 編集済
動物を使った行動実験で、「何をしても報われない状況」や「何もしなくても災難が降りかかる状況」に被験体を追い込むと、被験体の動物はエサを与えても食べなくなったり、みずからの毛皮をかきむしったりするそうです。この現象を「学習性無力」といいまして、人間の抑鬱状態と似た特徴があるとも考えられています。しかし、「何をしても報われない状況」や「何もしなくても災難が降りかかる状況」では、希望を裏切られ続ける心の痛みに耐えようとするよりも、希望を持たず心を閉ざしてしまうほうが、いっそ気持ちが落ち着くものです。さすがに食欲不振や自傷行為となると、いずれ生命に危険が及びますし、心を閉ざすだけでは当座しのぎにしかなりませんが、少なくとも自殺を先延ばしにはできます。絶望に打ちひしがれて、心が死んでしまったかのように見える人でも、絶望の中に閉じこもることで、心を守っているのかもしれません。では「精神が死ぬ」のは、どういうときでしょうか?自分は、肉体が死なないかぎり心も死なないと思います。なぜなら心は肉体の機能だからです。どんなに追い詰められても、心は防御態勢をとるだけであり、自殺しないかぎり希望はなくなりません。
2018年11月4日 22:21
心の死はあるのかもしれません。
編集済
動物を使った行動実験で、
「何をしても報われない状況」や「何もしなくても災難が降りかかる状況」に被験体を追い込むと、
被験体の動物はエサを与えても食べなくなったり、みずからの毛皮をかきむしったりするそうです。
この現象を「学習性無力」といいまして、
人間の抑鬱状態と似た特徴があるとも考えられています。
しかし、
「何をしても報われない状況」や「何もしなくても災難が降りかかる状況」では、
希望を裏切られ続ける心の痛みに耐えようとするよりも、
希望を持たず心を閉ざしてしまうほうが、いっそ気持ちが落ち着くものです。
さすがに食欲不振や自傷行為となると、いずれ生命に危険が及びますし、
心を閉ざすだけでは当座しのぎにしかなりませんが、
少なくとも自殺を先延ばしにはできます。
絶望に打ちひしがれて、心が死んでしまったかのように見える人でも、
絶望の中に閉じこもることで、心を守っているのかもしれません。
では「精神が死ぬ」のは、どういうときでしょうか?
自分は、肉体が死なないかぎり心も死なないと思います。
なぜなら心は肉体の機能だからです。
どんなに追い詰められても、心は防御態勢をとるだけであり、
自殺しないかぎり希望はなくなりません。