第2話 前作のおさらい(一年前に書いたものが出てきたので、公開しておきます)
人類は人類誕生から今日に至るまでずっと、「生存しろ」という調教を受けていきました。(もしかしたら宇宙の誕生から、かもしれませんが……)
そして、ずっと調教を受けてきた人類は、「生き残るプロ」になりました。
その代償として、人類は「こうすれば生き残れるに違いない」という思い込みを抱えるようになりました。
調教されて、優秀にはなったんですが、調教が長すぎたので歪んでしまったのです。
アメリカ君は、先に攻撃しないと生き残れないと思い込むようになり、常に銃が手放せなくなってしまいました。
日本君は、暮らしている土地が問題なのか、問題(=災害)が起きると全滅すると思い込むようになりました。
だから、問題を起こす人が許せません。
中国君は、自分のいる場所が広すぎて、人が多すぎることに気づきました。一度戦争が始まってしまってしまうと、人が多すぎて土地が広すぎるので、なかなか勝者が決まりません。これでは人が死にすぎて、全滅してしまう。
だったら、最初に勝利宣言をした者を、勝者にしてしまおうと思い込むようになりました。
つまり、やったもの勝ちです。
なので、やったもの勝ちの精神で安易にコピー商品を作ってしまうので、中国君の国からはコピー商品がなかなか無くなりません。
韓国君は、大柄な中国君に何千年もいじめられてきたので、誇れるものがありません。だから、見栄くらい張らないと全滅してしまうと思い込むようになりました。
そしてその調教は、現在も続いています。
その結果として、生まれたのが「生存本能」という「歪み」です。
生き残るという目的ために、思考や行動がある一定方向に向かって歪んでしまっているもの=「生存本能」ということになります。
こうすれば生き残れる、こうすれば死ぬという経験のもと、本能に刻み込まれた「それぞれの国、それぞれの人が持つ、生き残るために絶対に破れないルール」です。
そしてその歪みの一つが、「集団としての生存方針」になります。
この「集団の生存方針」という歪みのことを、「国家の法則」と名付けて語っていたのが前作になります。
この「集団としての生き残り方」という歪みは、それぞれ集団によって違います。
日本とアメリカでも違いますし、日本と中国、日本と韓国でも違います。
なので、国ごとに「違う歪み」を持っていると言えます。
この国ごとに違う「歪み」が、他国の人の考えていることを分からなくしているのです。
詳しくは、「国家の法則」をお読みください。
わりとまじめに書いたつもりです。
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