99 クリア特典2



(テキストデータ)

(題)トレードマーク

(内容)

「な、何ですか? アスウェルさんずっと視線が私の頭の上にいってるような気がするんですけど。フィーアさん、なんでだか分かりますか?」

「ああ、レミィ、それはね。あたしも思ってたんだけど、なんでいつも頭に何か乗っけてるのかなーって」

「ああ、その事ですか」

「何か理由でもあるの? カチューシャはともかく、帽子とかも好きみたいだし、アスウェル限定だけど猫も乗っけてるみたいよね?」

「ムラネコさんは載せてるというよりはのっかてると言った方が正しいんですけど……。こうしているとなんだか落ち着くんですよ」

「それまたどうして?」

「ええっと、何と言ったらいいのやら。安心できるというか、大勢の人の中にいても、普通の人間の一員になったような、背景に埋没できるような気がするんです!」

「昔のレミィって、どんな子だったのかしら」

「思い出す限りでは普通の人でしたよ?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

儚き 可能性世界接続端末(端末版アスウェルエンド) 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ