2.企画書の試し書き

 プロッター集まれということで、昔書いたもので大丈夫なものを出してみる。もともと2005年くらいに企画書の様なものを持ち込んで、1社目にはヒロイン達が殺しあうのは…と難色を示される。

 まどか☆マギカの放送が終わった頃に2社目に何かないといわれたので提出したら、いやぁ女の子が沢山出るのは…もうえぇわといわれ、じゃ、いっかと思ったら数年後に3社目から声がかかる。

 営業の人と喫茶店で2回ほど話し合い、この企画書の試し書きと三部構成のあらすじを、何とか10Pくらいに纏めてくれて、さすが大学出は違うなと思ったもんです。(私は大学でやらかして除籍されちゃってます)

 今回は、あらすじ1部だけ公開します。2部は良いけど、3部は短くするために詰め込みすぎて不満があるのです。

※どうせ使わないから全部公開しました。


 営業の人から長いけど4部にして直してきてもいいよ、といわれ、いやぁ、結局、まとめるからいいですと答えたけど、向こうとしては正確なニュアンスを掴んでまとめたいから、全部書いたほうが良かったんだろうね。ま、大勢にえいきょうしないだろうが…

 ええ、そうです。負けたんですよ。女児に銃で戦うヒロインの人形を買わせるわけにはいかないよね。

 当時、ラブライブとかが放送されて1年経過したばかりで、そんな亜流アニメに負けた企画です。

 1番目に書いてある脚本みたいなのはパイロット用に書いたものを今風になおして、これラノベに書き直そうかなと考えたけど、面倒なんで放置してた。

 こんなもんですかね?ま、懐かしい2000年代アニメっぽい雰囲気を感じてくれれば嬉しいです。では、はじまり、はじまり…


 エースヒロイン(仮称)

あらゆる名称は企画段階なので全て仮称です。


 本作の主人公は10人の少女。貴方好みのヒロインがみつかるかもしれませんし

少女が思わず感情移入するような性格の少女いるかもしれません。

 主人公の人数を増やせば煩雑になるかもしれませんが物語序盤の敵は正体不明の量産型無人兵器。

 TVのヒーロー番組の様に、毎回デザインしなくても良く、敵側のドラマもないので、その分、主人公達のドラマを深く掘り下げていきます。

 少女達は敵と戦うため、多彩で華麗な武装BD-バトルドレスという水着の様な戦闘服をCBを通じて買います。BDは購入した物を連続して使えますが、弾が切れれば弾を、損傷が酷くなれば新しいものを買わなければなりません。

 小遣いのやりくりやバイトなど、子供達が共感できそうな主人公達の悩み所もポイント。

 これらの武装は米国の試作実験兵器であり、被験者が未成年の少女であるため、作家によっては少年兵問題などのシリアスなテーマなども扱うこともできると思います。



○作品の舞台と背景

20XX年日本は、所属、目的、侵略経路、生産国など一切不明の謎の戦闘機械に

局地的かつ、散発的な襲撃を受けていた。

 マシンは人口の集中する都市部、人気の無い郊外など所かまわずに突如として現れ破壊活動を行いエネルギーが切れると動作を停止し、自爆し更に被害を拡大させた。

 人々は戸惑い、困惑した-そんなマシン軍団を人知れず倒す謎のヒーロー達が現れた。



○物語の発展と展開

 麻生は友人の藍と一緒に下校中、マシン達の襲撃に遇う。避難できないところを

藍が囮になって麻木を逃がそうとするが、マシンに囲まれて絶体絶命の状況に!

 その時、ジュースの自販機の一部が円形に取れて麻木に語りかけてきた。


 別紙に1-3部のストーリー展開の指針がありますが参考程度で、良い展開が思いついたら変更して、初っ端から原形を留めてなくても良いです。

 あくまでも何も思いつかなかった場合の参考にしてください。



PSYBANDAI社

 アメリカに本社がある軍事企業。次世代兵器の開発、実戦データ取得を日本で行う為に、兵装部門、兵器部門、生体部門それぞれの試作兵器を何者かの襲撃にみせかけ日本国内で戦わせる。

 尚、彼らの関わる戦闘には日米安保条約により自衛隊と在日米軍は出動できない。


兵装部門

 バトルドレス

active arbeit automata計画、略してA3計画によって選ばれた少女が

(日本人技術者が中心となったので英単語の中にドイツ語であるアルバイトが混じってる)

 コントロールボールを通じて購入する簡易的なパワードスーツです。

試用期間三ヶ月は、どれでも500円均一、回線の負荷を減らすため武器は三種類まで購入できる。

 それ以上の購入は30分間の待機時間を経なければならない。

 毎回、少女達に購入させるのは実験=ヒロイン活動をやめさせないためです。

それなりの人選を行なってはいますが、何者かに与えられた物では飽きて捨てたり

気軽に無駄な行為(遅刻しない様に飛ぶなど)を行なえない様にするため。

 自分で身銭を切って購入した物だから愛着がわきマス。

(捨てれる物ではないが)捨てたりしないで大事に扱ってもらう為なのです。


 日夜、謎のマシンと戦う正義の味方と思われているが

実際はA3型歩兵機動服という次世代型歩兵装備の実験モデル。

 外見的には銃器なんかが付いてるレオタードや水着ですが、驚異的な防弾性能を備え飛行能力も付いてます。

 また種類によっては水中に潜ったりすることも可能です。機密保持用に盗撮防止機能も備えており、デジカメで撮影すると光球として写る。

 筋力増強など肉体を強化する機能もついており、肉体が激しく疲労するので

長時間の着用は禁じられてます。

 被験対象者が思春期の女性だけなのも肉体疲労時の回復の早さ及び、ノンレム睡眠時おける睡眠学習の効果の高さからである。

 男性だとメンタル面の弱さ、他目的での私用などが予想されるのも理由の一つ。

 現実では兵隊さんの着ている迷彩服なんかがバトルドレスユニフォーム

BDUと呼ばれてます。この作品ではBDと呼称される。


 コントロールボール

 略称CB、A3ヒロインのサポート用コンピュータ。

被験者を求めて日本各地にバラまかれています。ヒロイン達に敵の襲撃を知らせたり

戦術を指導したり、睡眠学習で戦い方を教えたりと、セーラームーンで言えばルナ的な存在。

 主人の性格に合わせ口調や性格が、どんどん変わっていく学習型AIの試作品を載せてる。

 装備の購入やヒロインの健康を管理してるからコントロールボールだと自分で思っている。

 その実態はA3ヒロインのBD使用時の肉体の負荷などのデータ採取、ヒロインが秘密を漏らす様な行動をとった時に周囲の記憶を消去したり、戦闘時に死亡した時に

機密が漏れないように全自動で自爆して証拠を消す機密保持用の監視ロボット。

 正式名称はコントロールボックス。



兵器部門

 マシン

 兵器部門の試作型全自動破壊兵器である。犬型、鳥型、魚型、大型重機型などがある。

 大型を除き、複数で編隊を組んで建造物を襲撃する。人間を襲うが、ある程度、痛めつけるだけ。全自動機械部隊での捕虜確保用AIの実験の一環でトドメは刺さない。

 爆撃や建造物崩壊による犠牲者は出ているので、人間を直接殺してないことに気がついてる者はいない。

 襲撃対象にPSYBANDAI社のライバル企業の研究所なんかが選ばれてるかもしれない。

 現実でも紛争で無人兵器が主流になりつつあり、戦車なども外部に人は露出しないリモート兵器が主流だ。



生体部門

 超人兵士

 人間の一機能を薬品投与、遺伝子改良、生体改造などにより極限まで伸ばす。

特に子宮などを備える女性は体に新たな機能を付加しやすく。また、新たな機能をもった超人兵士を作る基礎研究検体にも応用しやすい。

 事故により廃人になった者、無縁仏となった者の肉体を活用し開発をしている。

 同時期に開発を始めたが、兵器側の生産が開始され、人体がいらないので気軽にテスト運用ができる他部門遅れをとっており、物語の開始時点では、まだ成果はでていない。



○登場人物

1.ヒロイン達


桂木 麻生 アサギ 

 この作品の主人公、特に取り柄のない普通の女の子。

少々引っ込み思案なところがあり、序盤は年下の美羽達三人娘のサポートをという役割だったが、ふとした切欠で友達になったBBと一緒に戦っていく内に、誰かのために戦いたいという思いが強くなる。

 本人は知らないが父はPSYBANDAI社という企業の兵装部門の

次世代型戦闘服開発部門に所属しており、BDの開発責任者である。

 

月島 夏穂 ナツホ

 資産家の娘として産まれたが、両親は仕事に忙しいせいか、余り彼女にかまってくれなかった。

 ただ、彼女がテストで良い点数をとるなど、優等生的な面を発揮すると、要所要所で褒めてくれるので、それらしく振舞うようになった。感情吐露するのが苦手。

 また、両親の影響か論理的な思考で利潤を追求しようと考えてしまう。

その為、仲間を犠牲にしてさえも確実に敵をしとめようと行動する。

 資金捻出をするために西日本を中心とする知事達と契約を結び、契約した地方を優先的に救助に向かう組織マーシナリーエンジェルカンパニーMACを設立する。大阪産まれの人情家的面もあり、生活に困窮していたメグミやコマチを好条件で仲間に迎えた。

 また、優等生の仮面をかぶった上辺だけの結びつきの家族より、彼女達との結びつきこそが真の絆だと思いMACに専念するために家出する。

 物語終盤に、この戦いの真実に気がつき、CBバトラーの言うがままに

父と母を見返すため、世界から戦争をなくし平和にするために、自らの手で効率の良い統治をしようとを企む。


 バトラー

夏穂のCB。執事の様な慇懃無礼な口調で話す。夏穂が処理能力向上のために

サブCPUを取り付けた為にメンテナンス時にも稼動しており

それによりPSYBANDAI社の機密を知り、やがて主人である夏穂に

望みどおり一番なってもらうべく、世界征服を唆す行動をとりだす。



小松 小町 コマチ  

 一人娘として大切に育てられたせいか、わがままなで享楽的な性格に育つ。

 姉妹がいないせいか寂しがり屋で友達付きあいで深夜徘徊をするようになり、薬にはまり、学校を退学処分になり両親と折り合いが悪くなり家出少女になる。

 性格の悪さから良い客もつかなくなり、体も売れなくなったので

A3ヒロインの装備で銀行強盗でも働こうと企むくらい、生活に困窮するが

夏穂の誘いを受け有料で人助けを行うMACに加わる。


黒須 愛美 メグミ  

 母子家庭で、母親が働いてたが無理がたたり、過労で倒れてしまった。

母を助けるために働きながら学校に通っている苦労性の女の子。

 内気で真面目な性格のせいか援助交際をしているBBやコマチとは仲が悪く

また、内に抱え込みやすい性格の為か切れやすく嫉妬深い面もある。 

 美羽の死後、母親の容態が悪化し学校を辞めて働いていたところ

夏穂の誘いを受け、母親の入院費を稼ぐ為に月給契約でMACに加わる。


足塚 美羽 ミウ   

 おっちょこちょいなところが玉に傷と従来の変身アニメのヒロインの様な性格。

A3ヒロイン達は明るい彼女を中心に、まとまっていくかのようにみえたが、戦闘中における事故で、CBの自爆を招いてしまい死んでしまう。

 彼女の死が暗い影を落とし、ヒロイン達はバラバラになってしまう。


安東 弥生 ヤヨイ 

 林業をやっている父の手伝いをしている心優しい寡黙な怪力少女。

自分で稼いだお金で最初に買ったBDを己の能力を生かし大切に限界まで使っている。後に、これが祟って、味方の攻撃に巻き込まれた時にシールドが働かず

片腕を失う重傷を負ってしまう。


竜造寺 清華 サヤカ

 旧家名家のお嬢様で父親庇護の元、クレジットカードでBDを購入している。

戦闘では、少々高慢な性格と、そのあり余る財力でリーダー然としている。

 美羽の死後、減ったヒロイン達の分まで戦い出費がかさみ、父親に家族会員カードをとめられてしまう。

 その後、周辺の救助要請に使用済みの装備で行けない自分の臆病さをしり

責任感のある彼女は、今までの自分とギャップ、報道される犠牲者の声に苦しむ。

 やがて、躊躇する屋敷の家政婦に土下座をして、なんとか親にバレないよう秘密裏の家政婦の仕事を手伝ったり、彼女の家の畑仕事を手伝って小銭をためる。

いつの日か、助けを求める人達に手を差し伸べれるように。

 重傷を負い、内紛により他のヒロインに命を狙われ、危機に陥った弥生を助けるためにバイトをして貯めた自分のお金で初めてBDを購入する。

弥生救出後は病院に入院している弥生の指導の下、本当の戦い方を学んでいく。


高木 香織 カオリ  

 東北から来て一人暮らしをしている。おどおどとしているが実はしっかりもの。

その態度も相手の油断や、優しさを引き出すために計算されたもの。

それらの演技も、他のヒロインが痛めつけたマシンに止めを刺して、自分の弾代を抑えるなどで、すぐにバレてしまうが、本人は図太いせいか、あまり気にしてない。

父親が、いわて銀河鉄道線で運転手をしているせいか、一部路線に詳しく鉄オタクと勘違いされやすい。


阪田 流菜 ルナ 

 美羽の友人、その場のノリで一緒にA3ヒロインになるが

流されやすい性格で、美羽の死と、その後、弟が送ったオーディションに

書類が通過し、それを理由にヒロイン活動をやめる。

BIG108ブクロアイドルグループのメンバーで芸名は堺 流奈

 一時期、活動が上手くいかないこともあってA3ヒロインの活動に戻るが

マイコに諭されてヒロインの活動をやめる。

終盤、ヒロインたちがPSYBANDAI社に決戦を挑む時にTVで引退を発表し

自主的に戦線に復帰する。


多々良木 舞子 マイコ 

 自称BBことビッチブラック。ほかのA3ヒロイン達とは稀に共闘するが交流はしない。

 友達だと思ってたクラスメートに騙され、学校の先輩の部屋で強姦されてから不登校になり、援助交際をさせられる様になる。ある日、A3ヒロインに勧誘された彼女は援助交際で稼いだ金で武装を購入して戦う。

 クラスメートが幼馴染の女の子を同じ手口で犠牲にしようとしていた為

BDの力で幼馴染を助けたが、その時に先輩や級友を殺してしまう。

 以来、自責の念に駆られた彼女は、何かを求めるかのように

銀行強盗などマシンの絡まない普通の凶悪犯罪にも介入するようになる。



2.麻生の周辺人物


坂崎 藍 アイ

 アサギの幼馴染で同じ中学校に通っている。自己犠牲精神が強く

動物好きの優しい性格の少女で、麻生に遠まわしに

一緒に戦うことを求められても人を傷つけるのは嫌なので断っている。


桂木 圭一

 アサギの父、ふとしたことで娘の部屋にCBをみつけ自分の娘が

PSYBANDAI社の実戦実験プロジェクトに巻き込まれている事に気づく。

CBを改造し娘を影から助け、実験を生き延びさせようと目論む。


桂木 岬

 普段は家事をサボりたがる、ややすっとぼけた母親で

宿題をやれなどは面倒なので口五月蝿くいわない性格だが

落し物を持ち帰るなど、公序良俗に反する行為は

例え、自分の子供でなくても行われれば徹底的に厳しく責める性格。

 夫、圭一に麻生の父親として恥ずかしくない生き方をしてと説得し

PSYBANDAI社の陰謀を公表するように促す芯の強い女性。

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