　荒々しい波に囲まれた絶海の孤島

　海賊たちが秘密のお宝隠してる

　誰にも見つからないように地図さへも残さずに

　僕の心の中にもある絶海の孤島

　アリたちがせっせと何か運んでる

　何だよそれ昨日のおやつの食べ残し

　人の居ない楽園に夜が訪れて

　小さな花たちが月や星たちの光の中で

　すやすやとやさしい夢を見ています

　精霊たちがほら見えないかも知れないけれど

　この島にはこんなに沢山無邪気に遊んでいるよ

　だってこんなに星のステキな夜なのだもの

　誰にも知られていない島だけど

　周りの海には今日も原子力潜水艦

　海賊たちの魂眠るこの海にも

　深く深く心の海を潜っていこう

　息継ぎの必要もないからずっとずっと居られるよ

　ああまたアリたちが何か運んでる

　ちょっと何でペットボトルのふたばかり集めてるの

　どうやって海賊たちは宝物を隠したのだろうね

　自分たちでは楽しまずに誰のために残したのだろうね

　そんなに命の危険を冒してまでも

　僕の心の中の宝物たちは

　アリたちにこっそり中身をガラクタに変えられちゃって

　そんな事も知らずに毎日のんきにしています

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい