闇夜に詠う
月も見えない夜
ずっとずっと静かな夜
何の事件も起きないね
みんなみんな眠っちゃったね
何も見えない虚空の闇を
ネコはじいっと見つめています
水槽では熱帯魚たちが
泡のリズムで踊っています
夜のいつもの運動会
ネズミどたどた天井裏で
ああきっと楽しいのだろうな
今じゃそれも懐かしい記憶
詩を書くのはいつだって
眠る前と起きてすぐ
夢の入り口がガバッと口を開いて
中から何かあふれ出す
そうだよ きっとそれを見てるんだ
深く沈める曲を用意して
今夜も起きて見る夢を
きっと誰かの心に届く
そんなステキな言葉の夢を
ゆっくり時間は過ぎていき
ずうっと変わらぬ闇の中
心に何か満ちていく
誰も 誰もが言葉に出来ず
詩人は表現の壁を越えていく
ネコが見つめるその先に
月も見えぬ虚空の闇に
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