あの頃
あわ あわ あわわ
石鹸でごしごし洗ってしつこく洗って
つんつるつるつるすべすべに
あわ あわ あわわ
ぶくぶくぶくぶくあわふいて
カニたち箱に詰められる
気持ちいい青空に干されていく洗濯物
それはさっきまであわだらけだったもの
下水を化学薬品が流れてく
あわで浮かれる大人たち
日頃のストレス夜の街に流してく
それも昔から変わらない人の営み
あわ あわ あわわ
あわのお風呂で超ごきげん
風呂上りにはあわのお酒で一杯やるのさ
しゅわわわわっといい気持ち
大人も子供もこののど越しのトリコです
ぐびっとぐびっとぐびぐびっと
日本中があわに浮かれて
結局何が残ったかしら
パチンとはじけて消えちゃって
本当の自分が残ったかしら
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