第121話 リキッドマシン・ペリメウス戦


 雨のように降り注ぐ氷や石の音が所々で鳴り響く。その音が静まる頃には世紀末を想起させる程荒れ果て、青く冷たい極寒の地が出来上がっていた。時折物が崩れる音はするが、反応する者は誰も居ない。だが生命が息絶えたわけでも無かった。


(あ゙ー我ながら呆れた頑丈さだな)


 瓦礫のように積み重なった氷と石を複数の穴が空いた手で押し退け、身体に風穴が複数空いたアキラが這い出てくる。


(瀕死……所か結構残ってんな)


 HPの表示を見ると全体の7割が失われているだけだった。それなりに大ダメージだが、落下ダメージとアイスメイデンを受けたにしてはかなり奮闘していると言える。ダメージがこれだけで済んでいるのは、ミリタリーブーツのお陰だ。氷の上に落下してもダメージはブーツの効果で軽減し、ガーディアンホーズの機能を使ってSTRを底上げすることで堪えきれない衝撃を減らした。


 それでも落下の勢いを殺しきれないのと落下地点が氷の塊の上だったことが大きくHPを減らす要因にもなったが生きている。身体が打ち付けられても、瀕死dyingにもならずに生き残った。これまでアニマを鍛えに鍛えた影響も加味すれば、落下地点が多少悪くとも生き残るのも当然といえば当然だ。だが、もしアイスメイデンに気を取られていたと仮定すれば間違いなく落下死していたに違いない。


『オキテ! オキテヨ!』

「わかってるって、いてて……っしょ」


 シヴァの声に返事をしつつ身体に降った細かい瓦礫を払いのけ、なんとか立ち上がる。HPポーションを取り出して頭から被り、もう1本取り出して中身を呷った。


(もう来たか)


 HPポーションを飲んでいる途中、何かが迫るのを感じ取ったアキラはすぐに飲み干して空き瓶を放り投げて転がるように移動する。鈍色の鳥が鷹のように鋭い爪で、今までアキラが立っていた位置を薙ぐように通過していた。


『小賢しくも生き残ったか』

「……」


 すぐに動けるよう片足を立て、片膝を着き四つん這いになったアキラの前に一羽の大きな鳥が舞い降りる。時折羽ばたくことで浮力を得ている所を見れば霊鳥ペリメウスより格下だと推察するが、握ったときから感じていたアキラの違和感、その答えがそこにはあった。


 鋼鉄と似た鈍色の光沢を放つ金属のような肌は鳥類であるなら違和感しか無い。鳥肌でも無ければ羽毛も無く、瞳の色は真っ白だった。鉤爪のような足をよく観察すれば鎌のように曲線を描いて鋭利な刃物になっている。尾羽らしき金属の棒が数本あるが、尾と直接繋がってはいない。アキラはHPバーの上に表示された名前を見て金属のようなこの鳥のこれまでの物言いを訝しむことになる。


(リキッドマシン・ペリメウス……氷城に居たあいつの一部が名前に使われてる? いや、そんなことはどうでもいい。やることは変わらない、とっととここから出て集合都市テラって所に行くぞ)


 仮面の奥から覗く双眸には先程まで無かった敵意を向ける感情が宿っている。今までは明確な相手が見つからず、ただなすがままだったが漸く見えた相手の姿にアキラは煽りの言葉すら発さない。


『お前はどうしてここへ来た?』


 記憶を失い、自分以外に初めて聞いた声がハッキリと耳に残る。


「…………イド、ヴィシュ クイックメントだ」

『ソウ』


 アキラは会話を拒むように、仕舞ったオルターを再び召喚してイドにする。オルターの輝きにリキッドマシン・ペリメウスが吠えるように言う。


『答えぬか、声も出せない人形が――』

「言いたいことはそれだけか?」


 こめかみに突き付けたサファイアの輝きを放つヴィシュのトリガーに指を掛け、アキラは告げた。


『答えるつもりが無いのならよい、貴様が歩む結果は変わらないのだ』


 その言葉と同時にアキラはトリガーを乱暴に引く。瞬間『カァァン!』と特徴的な甲高い金属音の銃声が鳴るとアキラに[クイックII]が付与された。


『ヒュルロロロォ!』


 全身を使って威嚇すると同時に強烈な吹雪がアキラを襲う。寒さは隠者のマフラーである程度抑えられているが、視界に映る【凍結化現象】のデバフがアキラの身体を凍らせ始める。越冬隧道サハニエンテの道中で付与されたこのデバフと同じく止まっている限り身体の端から凍りつく物で、止まることを許さない凶悪なデバフの一つだ。


(何かと上から目線で来る奴らってどうしてこうも……)


 過去のとある思いでがフラッシュバックしたアキラに鋼鉄の翼を向ける。何かが来ると察して即座に回想を撃ちきると墜落地点にあった氷の塊に身を隠してリキッドマシン・ペリメウスの視界から隠れた。そして数瞬後、アキラの居る地点が陥没する。どうやってかは不明だが、この攻撃が通常攻撃に使用されるとアキラは判断した。


(タイミングさえ合わせれば当たることは無い! そんでこの攻撃は――)


 シヴァを力強く握り締め、STRを底上げする。リキャストが完了したガーディアンホーズの機能を意識すると瞬間的にSTRが2倍に跳ね上がった。今盾にしている氷塊に両手を入れ渾身の力で持ち上げる。数百キロをありそうな塊を苦も無くアキラはリキッドマシンに放り投げた。


(――見えている部分にしか出来ない筈だ!)


 この予測があっていてもいなくてもアキラにとって損は無い。氷塊を投げるまで邪魔さえされなければダメージを負ってもいいとさえ考えている。結果的に邪魔は入らず投げることに成功するが、こんな時間の掛かる攻撃とも言えない攻撃が当たるわけも無く簡単に避けられてしまう。


『小賢しい』

「本当にな」

『!』


 アキラは氷塊を投げた瞬間、その大きさを利用してリキッドマシンの死角部分に潜り込み、氷塊の動きに合わせて常に作られる死角をクイックIIの恩恵を利用して近づいていた。リキッドマシンがそれに気づいた時には既に遅く、鳥にしては若干長い首をアキラに掴まれる。


『忌々し――』

『ドカァァン!』


 アキラは容赦なく頭に突き付けたシヴァでインパクトドライブを放つ。首は金属のように硬いが、頭は銃弾に耐えられなかったようで吹き飛び、頭があった所は金属のひしゃげて引き延ばされた跡があった。通常なら即死していると判断するが、リキッドマシンの翼はまだ動いている。


『ドン』

「カハッ」


 アキラはリキッドマシンの身体ごと地面が陥没する攻撃を受けてしまった。強制的に肺から呼気が漏れるも、受けた覚えのある攻撃なため動揺を一瞬で抑えて転がるように飛び降りる。


 そして頭部の無いリキッドマシンがアキラの着地と同時に攻撃を仕掛ける直前一発の銃声が鳴ると着地したアキラがいた。クリティカルシュートを使ってリキッドマシンを攻撃し、通常攻撃をする暇は与えないよう立ち回る。それに反応するように突如何も無い首の根元から液体が溢れ出し、頭の形になった。心なしか怒りの感情が滲み出る表情をしている風に感じられる。


『姑息な……』

「鏡を見たことあるか?」

『黙れ!』

「とても氷系統を操る奴とは思えないな、沸点低すぎ」

『黙れと言っている!!』

「あんなに偉そうだったのに怒鳴り散らしてるよ、自分のキャラ付け忘れたか? 鳥頭が吹き飛んだから覚えてられないか!?」

『ヒュルロロロォ!』


 その鳴き声と共に地震が起こる。また落ちるのか? とアキラが警戒するが、それは杞憂となる。凍りついていない液体が割れた地面から溢れ出していたからだ。


(まずい!)


 次第に沈んでいく感覚を覚えると即座に氷に飛び乗る。いくら肉体が強化されていてもこの極寒の地で水に飛び込めばただでは済まないだろう。すぐに地面は無くなり、辺りに浮かぶ氷塊だけが不安定で頼りない唯一の足場となる。点在する足場とも言えない氷塊は不安定ながらもひっくり返りはしないようだ。


(なんだこれ……今落ちたら確実に寿命縮めるな)


 本体はあまり強くないと高を括っていたアキラだったが、このリキッドマシン・ペリメウスは周囲の環境を変化させ、得意の遠距離攻撃を命中させることに特化していることに確信を持ち、その事実に眉を顰めてしまう。


「ここまでやんのかよ」

『さぁ人形、凍らせて粉々に砕いてくれよう』

「物騒を通り越してホラーだな」


 余裕な態度を取り戻し始めたリキッドマシンが翼を打つとアキラの周囲にシャボン玉が出現する。氷城でペリメウスと相対したのと同じ攻撃だ。続いて片翼をアキラに向ける。


(確かあの時は触った時点でダメージを負った。下手に動けば……っ!)


 シャボン玉の攻撃を思い返すことに気が取られ、一瞬翼の動きを見落としてしまう。だが危険だと第六感とも言うべき感覚がアキラを突き動かす。次の足場に飛び移り、シャボン玉にギリギリ当たらないコースを反射的に調整していたお陰で事なきを得る。今まで足場にしていた氷塊は沈んでしまった。


(こんなに動きが限定されるなんて……こいつ、本体はそうでもないが能力がいやらしすぎる!)


 近接攻撃には弱いのか、アキラの与えたダメージは2割程だった。頭を吹き飛ばしてそれなのだ。誤差を考えれば最低でも後5発は頭部に撃ち込む計算になる。


(遠くから撃ってもシヴァの弾丸じゃ遠くの的は……やるか?)


 咄嗟にエゴを使うかどうか悩むアキラはその考えを即座に否定する。


(馬鹿か! こんな不安定な足場で使ったら何が起こるかわかんないんだぞ! あれ・・は本当に切り札を切らなきゃならないタイミングで使うべきだ)


 今の状況ではエゴのデメリットに目を瞑ることが出来ない。だが何もしないのも問題だ。


(勝負どこ……っと!)


 飛び移ってシャボン玉をシヴァとヴィシュの通常弾で打ち抜き、進路を確保する。打ち抜いたシャボン玉は爆発を起こすが、幸い氷城の時とは違ってシャボン玉の数は多くないため、弾けたせいで他のシャボン玉に影響が出ることも無かった。


 着地のタイミングを狙ってくるリキッドマシンにクリティカルシュートで牽制し、攻撃タイミングを掴ませないようにして素早くリロードする。ヴィシュで[賦活]のバフを掛け、アキラも攻勢に出る。


 それを見てリキッドマシンも勝負所と感じたのか、両翼をアキラに向けた。そしてすぐに逃がさないよう足下の液体がアキラを取り囲むように動き、ドームを形成する。内壁に氷の針を生み出したそれは、紛れもなくアイスメイデンだった。


「おま、ここでもそれ出来んのかよ!」


 逃げ遅れたアキラは周囲に1つ以外足場が無いことに躊躇し、飛ぶことも出来ない。明らかにその用意された足場は他の氷塊と違って地面が平らに均され、色が明るいのだ。安定した位置に逃げ込みたい心理は格好の獲物でしかない。シャボン玉が生まれ、アキラの周囲を囲う。その数は先程とは違って圧倒的に多く、透明では無く青かったのが印象的だ。


『運命から逃げられる程甘くは無い。1人でここに来る愚か者の定めなど遠い昔から決まっている』


 アキラは睨むことしか出来ない。逃げるためにシャボン玉を壊せばが爆発して身に危険を呼び、逃げなければ串刺しになるか見えない攻撃で氷塊を破壊される。逃げた先にも罠があるのは疑いようも無い。勝負所と決めた矢先に待つ詰みの状況、一つ一つは必殺では無くとも組み合わせと環境でこれ程の規模になるとはアキラも想定してはいなかった。


(まだ、俺は心のどこかで慢心してたって言うのか?)


 後手後手に回りながらも先手を打てるよう立ち回った。そうやってきたつもりだった。


(前のように力押しじゃ無く、こんなに頭使ってるってのに足りないのか?)


 別の方向から自分の強さを鍛えたつもりが、所詮は付け焼き刃だったのかと自信を無くす。


(上手く立ち回ろうとしてたのに……あんな・・・力があるからって詰めが甘くなってたのか?)


 切り札エゴがあれば、どんな状況でも切り抜けられると心のどこかでそういった甘えた考えがあったのかもしれない。


「はぁ……情けない。泣いたせいか?」


 しかし状況は詰んでいても、まだ死ぬと決まったわけでも無いことに気づいたアキラは、胸に溜まった不安と今の自分を心底ぶん殴りたい気持ちを吐き出すように呼吸を入れ替える。


(安全な場所はあからさまに罠っぽい……でも安置はあそこしかない。なら行くしかないよな)


 その選択は後悔するかもしれない。力だけでどうにか出来る局面を見誤ったのかもしれない。だがアキラはこの程度のピンチを幾度となく経験してきている。多少戦い方を変えて1回上手くいかない程度で弱気になるのは……終わりだと諦めるのは早すぎた。


『ここで朽ちることを誉れとするがいい。死への旅立ちは等しく、全ての生命に与えられた権利だ』

「まだ旅支度が整ってないから今回はキャンセルさせてくれ」


 間の抜けた返答に答える声も無く、氷の針と地面を陥没させる攻撃が来る直前、1つだけ浮かぶ明るく地面が均された氷塊の上に覚悟を持って飛ぶ。氷の針が数本向かってくるが、中央に居るより迎撃する数が激減しているためアキラは弾丸で当たりそうな針だけを破壊する。着地した安全地帯に来てもなぜか陥没する攻撃は来なかった。


『まだ串刺しになれば生きることも出来たであろう。1人で挑み、そこに立った時点で死は決定事項だ。だがただでは死なせぬ、それ以上に過酷な運命が貴様に降される』

(やっぱ罠だよな!)


 何か来ると身構えるアキラだが、何も来ない。


『……』

「……?」


 リキッドマシン・ペリメウスは羽ばたくだけで何も言わない。


(なっ、そういうことか!?)


 だが何も状況が変わっていないわけではなかった。気づいたときにはもう遅く、足下が凍り始めている。すぐに膝下まで浸食するかのように氷がせり上がっていく。


「くっそ! 動か、ねぇ!」


 叩いても破壊することすら叶わず、着実に近づく死に焦りが募る。アキラが心の中で「使うしかない!」と考えエゴと口にしようとした。


「エ――ッ!」


 だがその時アキラの喉が針に貫かれてしまう。その氷の針は小く、刺さった程度で死にもしなければ脅威でも無い攻撃、だが声を殺すには十分だった。問題なのが集中して覚悟を決めたせいで取るに足らない攻撃を感じ取ることが出来なかったのが悔やまれる。そしてリキッドマシンがこの時限定だが時間を稼ぐ方法としても最適解だった。


「ぅ……ケホッ……っ!」


 すぐに喉の氷を抜くが、すぐに出そうとした声の代わりに出た物は喉から迫り上がった血だ。結果的に声もまともに出せていない。それでも迫り上がる氷、凍結化現象も加速して発動し、動かない足は氷の中だと言うのに凍り始める。


『もう何も喋るな、大人しく運命を受け入れるがよい』


 例え唱えることが出来てもオルターがエゴになることもなければアキラのソウルが震えることはなかっただろう。ただ明確に意識して唱えるだけだが、声と意思両方が揃わなければ次の段階へは進めない。相手の声だけが広いこの地下空間に響き、アキラの腰まで凍りつく。


『すぐには終わらさぬ、貴様の抱く後悔を時間と共に胸刻み、逝くがいい』


 その声に返す余裕は既に無い。あるのは窒息するまで僅かに残された意識のみ、例え呼吸が出来ても凍死が待つだけであり、リキッドマシンの言うとおりアキラに待つ運命は死だけだった。胸元さえも完全に凍りつき、両手も既に動かない。


(ふざけんな)


 それでも諦めないのは今まで切り抜けてきた窮地があったからである。そして氷塊と氷結化現象が完全にアキラの全てを覆ってしまうと視界に映るデバフ[氷塊]はその残酷な運命を再認識してしまう。



[氷塊]

自身では壊せない氷の塊に囚われた状態。この状態の時はダメージを受けないが、身動きも取れず、スキル・アイテムの使用を不能にする。

他者が氷塊を攻撃することで壊すことが出来る。



 そして氷結化現象が全身に行き渡ることで[氷結]と言うデバフも追加された。その効果にアキラは今度こそ聞こえる筈の無い破滅の足音が近づいているのを感じる。



[氷結]

身体が完全に凍った状態。身体が非常に脆くなり、この状態の時に行動すれば強く負担の掛かった部分から崩壊を起こす。

融雪剤を使えば解除される。



(ふざけんなよ)


 理不尽な現実に怒りで身を震わせる。ここには誰も来ない。誰も来られない。それを理解しているアキラは全身からあらん限りの力を込める。氷は解けず、動かず、変化も無い。氷塊によって一切の身動きを封じられ、動くことも出来ないため崩壊も起きない。


(こんな運命がどうのと決めつける奴に負けたくなんかない! そんなクソみたいな終わりしかない人生を受け入れられるわけが無いだろ!)


 呪詛のように思いを募らせるが、変わらない物は変わらない。そんなアキラを嘲笑うかのようにリキッドマシンは告げる。


『我が姿を晒した所までは褒めておこう。だが所詮は人形、どれだけ身を震わせようと1人でその枷から逃げられる道理等あるわけがない』

(くっそ!)

『アキラ……』


 頭に響くシヴァの心配そうな声、だが喋れないアキラに返す術は無い。敵を倒すことも、動くことも、逃げることも、何もかもが出来なくなる。


(まだ、足りないって言うのか?)


 思うことだけでは決して届かない世界がある。漸く手に入れた力を生かすことも出来ず、両親を失ったあの事故と同じくどれ程力を手に入れても届かない現実は存在した。涙を流すことも出来ず、暴れることも出来ない。そして視界が白銀の世界に覆われ始める。


 今までは僅かな逃げ道も存在し、か細い糸をたぐり寄せることも出来た。しかし今回の場合は紛れもなく詰みである。


『今まで奮闘した褒美だ。貴様のその命潰えるまでは見守ろう』


 それも長くは無いが、と小さく付け加えてリキッドマシン・ペリメウスはアキラの命が潰えるのを眺めていた。

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