第104話 氷城の霊鳥ペリメウス
「驚く程何も無かった」
氷城までの道のりを見れば敵が居ないのは一目瞭然、マップにも敵性反応は確認出来ない。そして今更ながら、アキラはこの古の地と氷城はダンジョンでは無いことを思い出していた。
(城って割には結構こじんまりしてるな、それにこの城……氷で出来てるのか? おお、つめた!)
遠目には光の反射で大きく見えても、目の前まで行けばアパートの4階建て程の大きさだ。大きいと言えば大きいのだが、城として見るなら控えめなイメージは拭えない。だが外観は氷城と言うだけあって、氷で出来ているらしい。アキラは外壁に興味本位で触るとその冷たさに少しはしゃぐ。
門も無いので氷の扉から中へと入れるので、アキラは躊躇せずに扉を丁寧に手で……開けたりはしない。
「アキラ様のお通り、だっ!」
ソロで挑むことになった怒りをぶつけたのか、乱暴に蹴りで押し開ける。しかし、予想していた展開とは違い、半開きになった氷で出来ているらしき扉は健在だ。
「ん……」
その頑強さにアキラは少し冷静になる。蹴って押し開けてしまったが、氷で出来ているであろう扉にも関わらず、傷一つ付いていないのだ。最初のダンジョンで蹴り壊した鉄の扉と比べれば違和感を覚えるのは当然である。
アキラは気を取り直して慎重に氷城の中へと入ると、踏み出す一歩は落ち着かない足場だ。床一面は氷の床で出来ているせいだが、すぐに慣れてくる。不思議なことに、中に入っても凍るような寒さが殆ど無く、ひんやりとした空気は感じても気温が大幅に下がった気配は無い。
「げ、ゴーレム二体かよ」
少し冷えている程度にしか思っていないアキラは、自身の何倍もあろう人型を模した氷の塊が居るのを確認する。その塊は鉄には見えない氷のような剣と盾を構えていて、二体共並んでいた。その背後には氷で出来た階段があり、カーブを描いて上の階へと続いている。
「アイスゴーレム・ガーディアンね、キングと違って威圧的な物は一切感じないから平気だと思うけど……」
突然やって来たゴーレム・キングのαとβの登場が苦手意識としてアキラの中にあるらしい。と言っても多少驚いただけのようで、自身のオルターであるシヴァとヴィシュを取り出す。
「よし、行くぞお前ら! イド!」
『ウン!』
『ソウ』
それぞれ元気な声と静かな声で対照的な性格のシヴァとヴィシュが返事をする。それを合図にアキラは一気にアイスゴーレム・ガーディアンへと駆け出す。
(一応反射されないように近接攻撃だけにしよう)
今までロックペイント、ゴーレム・キングの2種類のゴーレムと戦った時に学んだのは、ゴーレムという存在自体シューター殺しという点だ。
ロックペイントのように弱点である核を遠距離から攻撃すると、
「っ!」
迫るアキラにアイスゴーレムは横切りで氷の剣を振るってきた。アキラは速度を維持しながら膝を曲げて迫る攻撃を躱す。氷の床なので、スリップ気味になるが筋力で無理矢理姿勢を維持し、銃口を地面に擦りつけてスパイク代わりにし、反撃の姿勢を整えて跳ね上がる。
「ふっ!」
『ホォー!』
まるで人の声のように聞こえるアイスゴーレムの叫びを気にせず、逆手にヴィシュを握った状態でアッパーを叩き込むが、盾で防がれてしまう。すぐに氷の盾に向かってシヴァのインパクトドライブを放つ。
『ドォォン!』
重低音が氷城を伝うと共に、盾は上半分を壊すことに成功した。それを確認する前に背後から迫る気配に反応して、もう一体のアイスゴーレムの攻撃を躱す。
『カチッ』
『ホォー!』
もう一体のアイスゴーレムが攻撃したその先には、盾の壊れたアイスゴーレムの剣を叩いてしまう結果が待っていた。そのせいか氷の刃が欠けてしまう。
『ホォー?』
『ホ!』
意思の疎通らしきことをしているアイスゴーレム達には構わず、アキラは襲いかかってきたアイスゴーレムをターゲットに絞り、そのアイスゴーレムの
流石に氷の塊に正面から足の側面を使って足払いする勇気はアキラには無かった。
シヴァのお陰で強化された
(もう一発!)
続く砲撃のような轟音と共に、アイスゴーレムは為す術も無く崩れていく。銃の握り方を一瞬で調整するスキル【ガンシフター】でシヴァを逆手に持ち替え、後方から迫るアイスゴーレムの
(やっぱこのグローブすげぇな、ちょっと痛いけど)
アキラは自身にバフを付けず、未強化の状態でも十分に相手を圧倒していた。
剣の軌道を変えられたアイスゴーレムだが、怯みはしなかった。だが、振り下ろしていた剣の軌道が変わったせいで地面に突き刺さり、その剣をアキラが力強く踏みつけ、ガンシフターでシヴァをハンマー状に握り替える。
『バキンッ』
瞬間、銃床で殴りつけた氷の剣は盾と比べて厚みも無いのか、ガラスのようにあっさりと割れてしまう。盾も剣も無くなった今のアイスゴーレムは、さながら歴戦の戦士だ。それがアキラによって生み出された状況という点を鑑みれば、アキラはさながら悪役だろう。
「終わり!」
そんな歴戦の戦士だが、現実は非情で最早満足に戦うことも出来ず、二発のインパクトドライブをその身に受けて戦いに幕を下ろす。アイスゴーレムはキングのように核を出すこともなく、頭上のHPバーを消滅させた。
「おっ久しぶりの宝箱だ」
若干弾むような声音で上から落ちてきた宝箱を開けると【ロックアイス×3】がバッグの中に収納される。
(……ただの氷かよ!)
ロックアイスはその名の通り、そのまま飲料水に使われるだけの氷だった。
「でもありっちゃありかもしれない」
飲み物を飲むときに冷えているのと、冷えた上で氷が入っているのでは訳が違う。そもそもがダンジョンでも無い場所に対して、期待をしすぎるのも酷な話だ。ドロップが出るだけマシだと考えることにした。
「早く進むか」
氷城の道中は特に仕掛けも無く、道を塞ぐように魔物が立ちはだかるだけの道のりが続く。今は綺麗に整えられた扉の前でアキラは戦っていた。既に戦闘も数回こなし、相手の傾向も読めた所でこの氷城も既に終盤へと差し掛かっていた。
目の前に居るのは青色の火の玉、アイスウィスプという名前だ。その色から寒さを連想させる火の玉が一瞬だけ大きくなる。
「……!」
その瞬間にアキラは今居る位置からサイドステップで、何かを躱すように回避行動を取った。
『パキィン!』
ついさっきまでの立ち位置に氷が弾ける音と共に、刺々した氷の塊が複数現れていた。それを回避したアキラは素早くシヴァを構えて、その引き金を引く。
『『ダァン!』』
スキルのクリティカルシュートを使用したため二発分の銃声が同時に響き、相手のHPを削りきったのか、光の粒子となってアイスウィスプが消滅する。
「ふぅ、この手合いは慣れてないから一杯出てきて焦ったな」
アイスウィスプは氷系の魔法を中心に攻撃してくる。アキラは魔法を中心にした相手はそれ程経験が無く、ダンミルから受けた不意打ちを除けば初めての攻撃だ。
(最初はマジで焦ったけど慣れればこんなもんだな)
初めてアイスウィスプの魔法攻撃を食らったとき、未知の攻撃に驚愕を隠せなかった。いくら攻撃が来るとわかっていても、魔法という未知の攻撃にどう対処すればいいのか、アキラは判断出来なかったのだ。アイスウィスプの攻撃で身体には多少の傷を負った物の、大したダメージにはなっていない。
(5匹も出てきてビビったけど、
アキラが複数のアイスウィスプに囲まれたせいで、近づきすぎたが故に勢いで一度だけアイスウィスプを殴ってしまったことがる。その時に起こったのは、殴った部分が燃え上がってしまったことだ。
(ドライアイスを間違って持ったような感触はもう勘弁願いたいな)
燃え上がったと言っても文字通り装備が燃えたのでは無く、冷たい炎は直接皮膚に凍傷としてダメージを与える結果になった。ある意味で
最後のアイスウィスプを倒し終わり、気を取り直したアキラは綺麗に作られた氷の扉に目線をやる。透明度が高いお陰で向こう側が透けて見え、背景が全て氷一色なため見辛いが、謁見の間と思われるスペースが存在するようだ。中央にはスペースがあり、その奥には玉座らしき椅子が見えていた。
「んじゃ行くか」
誰も座っていないため、アキラからすれば玉座は飾りだけの演出という感想しかない。氷の扉はアキラが近づくと自動で開き、訪問者を
「お約束が来るのはわかってるぞ、無いなら無いで嬉しいけど……ですよねぇ」
氷城の終点と思しき謁見の間へと進み、中央付近に差し掛かったと同時にマップには警戒を現す黄色いアイコンが現れる。
『ヒュルロロロォ!』
そのマップを確認する間もなく突如けたたましい鳴き声が聞こえた。
「これはまた……」
アキラの目の前に現れたのは氷の鷹だった。透き通る水晶で出来た翼に刃のように鋭い羽根、鉤爪のように鋭利な足は掴む物を離さない構造と、割れてしまいそうな透き通る体躯は一見すると儚げな印象を与えるが、煌めく
羽ばたくような動きをしているが、明らかにゆっくり動いている翼は、浮力を得るための物ではないらしい。尾翼らしき部分には宙に浮く玉が数個後を引っ付くようについて回っている。
『ここは氷城、力なき者が訪れるべき場所では無い。早々に立ち去りなさい』
女性のような高い声が【霊鳥・ペリメウス】と表示されている魔物から聞こえる。明らかに一線を画する相手だが、喋ることについてはナシロとメラニーが居るため、驚く程のことでもないのか、アキラは普通に会話を繋ぐ。
「氷の王子物語をくれるならすぐに帰るぞ」
『我に対向する力があるのなら、手にすることが出来るでしょう』
「なら立ち去れないじゃん」
『そちらの事情等知ったことではありません。通告は致しました』
「……」
まるで最後通牒のようなその言葉に、アキラは引く気のない姿勢を見せるだけだった。それを見たペリメウスは高らかに宣言する。
『一人で我に挑むその身の程を知らない愚か者よ、我が名はペリメウス。我が主の城を我が物顔で歩むその態度、後悔させてあげましょう』
その瞬間にペリメウスの周囲から白い冷気が溢れ出す。氷城の気温はなぜか寒さを感じさせないが、その冷気を機に気温が一気に下がるのをアキラは肌で感じた。
(あ、やばい)
そしてアキラは表には出さないが、内心では激しく動揺している。冷気が出てから滲み出る雰囲気は、明らかに
「これはちょっと想定外……ってことで」
急遽
(戦略的撤退!)
ついさっきまであった威勢の良さはどこへ行ったのか、しかしプライドと命を天秤に掛けれるならアキラの心は間違いなく命の比重の方が大きい。
『……恥知らずですね』
「あ」
アキラの間抜けな声と同時に、ペリメウスが何かのアクションをしたと同時に出入り口の綺麗な扉は閉まり、開かなくなる。
「待った待った! 立ち去るから!」
『既に問答は終わりました。即座に立ち去らなかった自身を悔やみなさい』
ペリメウスの言葉など聞いてはいないのか、アキラは扉をインパクトドライブで壊そうとするが、ただの扉にはその判定も虚しく発動してくれない。銃弾が実際に当たっても扉には傷一つ付かなかった。
(やばいって! 強さを隠すなんて
他の逃走経路を思案していると、不意に攻撃のプレッシャーを感じたアキラはその場から飛び退く。
『ただの腰抜けかと思いましたが、一人で来るだけのことはありますね』
避ける前に居た所には氷の塊が落ちていた。ペリメウスの魔法による物だろう。
(鳥が魔法使ってくるのかよ! こうなったら時間稼ぎでもなんでもしてどうにか活路を……)
『ここから出るための扉はそこ以外存在しません。諦めが肝心という言葉もあります。大人しく終わりを受け入れなさい』
ペリメウスの言葉に、アキラは逃げるのを止める。
(ったく、終わりを受け入れろだの諦めが肝心だの好き勝手言いやがって)
アキラはペリメウスに向き直り、真剣な目で射貫くような視線を送る。氷のように見える生物、ペリメウスはこのとき嬉しそうな笑顔を向ける。表情があること等、今のアキラには気にする余裕は無い。全ては生き残ってからだ。
『力なき者が足掻く様を見せていただきます』
表情は笑顔で言葉は完全に格下を相手にする言い方だが、決して相手を見下したようには聞こえない。
(傲慢な奴だと思ったけど、油断なんてしてくれなさそうだな……なら攻め一辺倒で行くしかない)
『我に向かってきますか』
アキラは格上の相手ならと、完全に後手へと回る前に奪われた主導権を取り返すべくペリメウスに突っ込んでいく。通常なら相手がそれを黙って見ているわけも無いのだが、意外なことに何もせずただただ浮遊を続けているように見える。アキラは自身の射程圏内に入ったと同時にシヴァで発砲する。
「なっ……」
アキラの戸惑う声は、銃弾が当たるはずのペリメウスに向けられている。だが、その姿はアキラの思い描く状態とは掛け離れていた。なぜか命中した銃弾を起点とし、粉々に崩れていく相手の姿にアキラは戸惑っていたのだ。
(あれ、は……鏡? そうだマップ!)
気がつけばペリメウスの反応は目の前には無い。そして、マップには急速に動く赤いマークを発見したのだが、その時には既に遅かった。
「ぐっ!」
呆けたアキラは完全に虚を突かれたのか、背後から音も無く急接近するペリメウスに反応出来ずに鋭い爪に腕を掴まれる。鷹のような足はとても鋭いため、アキラを掴むだけで腕から出血が始まってしまう。
(くっそなんて力してんだ!)
アキラを掴んだままペリメウスは上空に飛び上がり、アキラを振り回す。時間が経つにつれ、掴まれた傷口は更に深くなっていく。
『中々丈夫なようで……ならば』
この言葉が何を差すのかはわからないが、わざわざ口に出す程だ。アキラにとって都合のいい前触れには決してなら無い。
「離せ……よっ!」
鋭利な爪に挟まれているにも関わらず、アキラはそこに体重を乗せて勢いをつけ、ペリメウスの鳥胸に蹴りを放つ。掴まれているせいで上手く身体が動かせないため、仕方が無いのだが、この行動で出血は更に酷くなる。
「チッ」
『シューターなのによくそれ程動けますね』
ペリメウスのHPバーは1ドット削れたかどうかのダメージしか与えられていない。この程度では問題になら無いのか、掴む手は一向に緩まずに掴み続けている。喋る余裕があるのも憎らしい。
『力を合わせる相手も居ない中、貴方はどうやってこの局面を乗り越えるのでしょう……ね!』
「おわっ」
かなりの高所まで上がっていたらしく、地面である謁見の間が少し小さく見える。そんな中、アキラはペリメウスの魔の手から文字通り逃れた。
正確には最悪な形で放逐されたのだ。
建物内がこれ程高い理由などには頭がいかないが、今は高い所から落とされているのでそれどころでは無いのは当たり前だ。高さ的には死にそうになくても落ちれば大ダメージ、打ち所が悪ければ死にかねないのが辛い所だが、コンバットブーツを履いたアキラならダメージは抑えられる。足以外からは絶対に着地出来ないと言う条件は付いているが。
『寄る辺も無く我に挑んだ代償です。生きながらえてみなさい』
しかし、ペリメウスがただ離して終わるわけが無い。その証拠に地面の一部、アキラの落下予測地点には
(怯むな! チャンスは生かせ!)
アキラは空中で姿勢を変えると、上空に居るペリメウスに身体を向ける。そして即座にシヴァを使って数発の弾丸を撃ち込んだ。
『!』
ペリメウスはあの状態から反撃を受けるとは考えていなかったのか、無防備に弾丸をその身に受けてしまう。
「たく、馬鹿にしやがって……ヴィシュ、攻撃だ」
『ソウ』
ヴィシュはアキラの言葉で通常の弾丸を打てるようにする。そしてスキル【ピンポイントシュート】で氷柱をターゲットしては弾丸を放つ。それを両手で繰り返し、瞬く間に氷柱を消し去ることに成功する。アキラの猛攻で氷柱が生えていた魔法の存在自体が消滅したらしく、着地も容易に決められた。
「ふんっ! ……っつ~」
綺麗になった床に着地し、痛みを堪える程度で済んでいるコンバットブーツに感謝した。上空を見上げて相手を見据える。すると、ペリメウスもアキラの視線に答えるかのように瞳孔の無い真っ白な双眸がアキラを見据えていた。
(ポーション使う暇はくれるのか……)
マップを見ながら自身に近づかないペリメウスを確認しつつ、仕切り直すつもりで回復しながら相手の様子を探る。
(俺より強いのは間違いない。本格的な攻撃というより、相手の動きを見てるって感じだ。直接魔法をぶつけてこないってことはそういうことだと思うが、知能が高い相手ってのは力押し出来ない分厄介だからな……)
ペリメウスはアキラを見ながら厳しい表情で見据えている。言われた通りほぼ無傷で生き残り、尚且つ反撃まで与えたのだ。
『“まだまだ”いけそうですね』
(「よく喋る鳥だな!」って言いたい。でも無意味に挑発してもいいことは無いだろうし……)
『ならば我も
(なんだ? あいつの纏った冷気が濃く……さ、寒い? こ、
まるで周囲の気温がペリメウスの影響で下がっているかのように感じてしまう。言動と状況から見てその考えは正しいが、アキラは更なる非常事態に見舞われる。
『このままでは死んでしまいますよ?
「は? ……って、凍ってんのか?」
アキラは急いで身体に付いた霜を振り払う。気温は既に普通に過ごすことも出来ない程に下がっている。
「こ、この環境は……お前、が」
『我は元々の気温へと戻したに過ぎません。このエリアだけですが、本来の環境に戻しています。さぁ、他の力なき者とは違う格を見せていただいた貴方の対応を見せていただきましょう』
(こいつ、一体何を……いや、俺はこんなのに勝てるのか?)
霊鳥ペリメウスが更に難易度を上げ、アキラに襲いかかる。
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