第43話 依頼の終わりと解散


「インパクトォ……ドライブゥ!!」

「ゴッ!」


『ドカァァン!』


「ざまぁーみろ! 俺に刃向かうなんざ百年早えんだよ!」

「ちょ、ちょっとアキラ落ち着きなよ」

「これが落ち着かずにいられるか!」


 アキラがシヴァの大砲のような音を響かせながら一匹の魔物を粉々に粉砕した。


 その魔物は討伐リストの一つ、ロックペイントだ。ペイントというだけあってカラフルにそれぞれ色が付いている。大きな岩の形に個々で色が違い、一つの目らしき部位が相手を見定めている。


 この目が弱点だと考え、シヴァで様子見がてら射撃したアキラに襲った悲劇は、なんと自身の放った銃弾だった。


 イドではなく、握りも強めてもいないので大した威力ではなかったが、放った銃弾は反射してアキラの額を直撃した。


 ロックペイントのシューター限定の洗礼を受けたアキラは、こんな序盤に反射という恐ろしい能力が出る理不尽さに切れてしまった。


 アキラはテラから貰った報酬らしき額の少なさに内心苛立っていたため、癇癪を起こしてしまう。命を懸けて貰う額としては当然見合っていないと考えるとわからなくはないが、ダンジョンでのストレスが未だに尾を引いているのだろう。


「普通さ、あれ弱点だと思うじゃん?」

「う、うんそうだね」


 アキラが近くに見えるロックペイントを銃口で指し示す。因みに今倒したロックペイントからはアイテムボックスではなく、倒した色の石が落ちていた。戸惑いがちに肯定されたアキラはそれを拾いながら続ける。


「なのにあそこは遠距離攻撃のみ反射とか、シューターの俺を完全に馬鹿にしてる」


 ロックペイントをできる限り調べた結果、その目は遠距離攻撃を反射し、近距離攻撃のみ有効だった。


 色については現時点で攻撃を試しても効果が不明なため置いておく。


「そ、それにあの目以外はダメージ殆ど与えられないもんね」

「それが輪にかけてむかつく、はぁ……こいつらはもういいから次行くか」

「あ、オレも攻撃試していい?」

「オルター潰されるなよ?」

「わかってるって」


 因みにこの二人は依頼を受ける前にギルドでパーティ申請をしている。プレイヤー間ではメニューリストからパーティを選択できるのでわざわざ必要が無いのだが、いずれ必要かもしれないと考えてわざわざ申請した。


 そのため、討伐数は互いのカードに加算されている。経験値などは戦闘に貢献した度合いで入るため、それ程気にすることもない。


 それ程時間も掛からずにリョウはロックペイントを倒してしまう。


「よし、倒せたよ!」

「おめでとさん、なんか戦い方見てると小人が大岩に立ち向かってる感半端ないな」

「ちょっとシュールだったね、相手は転がって押しつぶすしかやってこないけど」

「結構早いから、危ないって言えば危ないけどな」


 色の付いた石を拾ってアキラへと向き直り機嫌良さそうに告げる。


「なんか今のままだと手分けできそうだね」

「無理無理、リョウは集中して周りが見えてないだろ? ここはウルフも居るから、もし襲われたら大変だぜ?」

「う……それもそうだった」

「そんなに気にするなって、そのためのパーティだ。んじゃ次はタイニートゥルスだな」

「……」


 アキラがリョウの意見を即座に訂正すると、リョウはこの世界に来て友達に見捨てられてからを思い返す。


 人の反応を気にし、ミスをすれば嫌な顔をされて落ち込み、挙げ句の果てには戦果も上げれずパーティから外される。


 そんな日々が続いたが、命懸けの世界なのだ。シビアになって当然だし初日からウルフに襲われ、大勢の死者が出ている。


 それなのにアキラはそのミスをフォローするのが当然と言った。


(アキラは、やっぱり今まで見た人と全然考え方が違うな。なんかだか、ゆとりを持ってる気がする)


 アキラは過去に両親を助けられなかったことがある。当時相手の事情を考えずに当たり散らしたことを世話になった弁護士に話したが、その時に相手の立場をさとされたる。


 当然、すぐには受け入れられない。まだ心が不安定で子供なのだから当然だろう。


 今となってはゆとりある考えを持てる程度に成熟はしたが、アキラも過去から来る経験から知っているのだ。相手の事情を考えないで振る舞う理不尽が、決していい影響を与えるはずがないと。


 ただし、ふざけられるべきタイミングでは全力で遊ぶのがアキラでもある。そこはやはり、まだ年頃なのだろう。


「お~い、リョウ~置いてくぞー」

「あ、待ってよ!」


 次の魔物の下調べをするためロックペイントを後にし、タイニートゥルスを求めてアキラ達は整地された道を探し回る。






「この太い枝みたいなちっさい木がタイニートゥルスか」

「名前だけあって小さいね」


 今アキラ達の目の前には、歩道から少し外れた所に小さな牙の口が生えた木が生い茂っている。


「キモすぎじゃないか?」

「……」

「しかもこんなに居て、1匹扱いっぽいのも釈然としないな」

「そう、だね」


 タイニートゥルスは小さく細く、最早太い枝と言っても差し支えがない。木の胴部分には牙があって口のように蠢いている。


 それが数十本束になって群棲しているだけでなく、集団で活動する。その証拠に魔物の名前にはタイニートゥルスと名前が一つだけ書かれている。


「だから討伐リストに入ってんのかね」


 アキラはそう告げながらシヴァで弾丸を撃ち込んでみることにしたのか、銃口を魔物に向けてリョウに言う。


「何が起こるかわかんないから後ろに」

「うん」

「俺の後ろにって意味じゃないんだが……まぁいいか」


 リョウは生理的に受け付けないのか、アキラの後ろに回って人形オルターを出す。この時、あまりにも見たくないせいで強く目を閉じていた。


 そんな様子を知らずに、アキラはピンポイントシュートを使って枝の口部分に弾丸を放つ。


「「「ギョ!」」」


 弾丸は簡単に太い枝を折り、貫通して他の枝にも当たる。そのせいで生理的嫌悪感を催す鳴き声が聞こえる。


「キモ!」


 相手の全体的なHPは見た目に比べてそれ程減っていないが、攻撃するだけで精神的にきつい物があった。


「強敵だな……お?」


 アキラの背中に隠れてオルターを操作しているリョウが攻勢に出た。あれ程嫌がっていたのにどうしたのかと振り返ってみると、しゃがみ込んで耳を塞いでいた。


 当然後ろを向いているので前は見えないはずなのに、リョウのオルターはどこかのカンフー映画の如く枝を折る。


(……え? 見なくても活動できるのか?)


 あっという間に全ての枝を折ってしまったリョウはタイニートゥルスを倒し終えると、座り込んでしまう。アイテムボックスは出ていないようだ。


「うぅ無理ぃ……」

「全部へし折って何をおっしゃる」

「なんか、スキルの……あっ、取り敢えずそれのおかげでね」

「見てわかる物なら無理して隠さなくてもいいからな、バレて問題ない物を指摘されたらぼんやり返せばいい」

「なるほど、わかったよ」


 リョウはオルタースキル【レゾナンスI】の効果で視界を確保していた。視界のみだが、人形目線で視界を見ることが出来る能力だ。


 便利な能力であるが、リョウは人形の視界でも問題なく戦闘を行えたことを何も不思議に感じていない。アキラも能力の予測が付いてもそのことにまでは気が回らない。


 いきなり通常の目線とは違う戦闘を難なくこなしている事実をアキラが知れば「やはり」と頷く物がリョウにはある。


「それじゃ最後にウルフで癒やされるぞ」

「はぁあれで癒やされるって……アキラは確かウルフにいい思い出無かったよね?」


 道中でアキラの話を聞いたことを尋ねると、アキラはリョウに向かって口角を片方だけ上げて言う。


「だからだよ」

「何が?」

「いい思い出が無いから、今いい思い出を作るんだよ」






 移動中、街道沿いに群れているウルフを見つけたアキラはリョウに何も言わずに飛び出した。


「え!? ちょっと、アキラ!」


 リョウはウルフの凶暴性と、アキラの話から一匹づつ狙い撃っていくと考えていたらしい。


 当然、近接がメインのシューターという矛盾したアキラだが、酷い目に遭わされたウルフに対して慎重な行動を取るつもりはさらさら無いらしい。


 今はあの時とは比べものにならない程強くなっている。そんな自負があるから出来るのだろう。


 群れに飛び込むアキラは即座に立ち上がって飛びかかってくるウルフに飛び膝蹴りを食らわす。継いでフックの要領でシヴァを握り込んだ状態の拳を空中に打ち上げられたウルフに当て、光の粒子に変える。


 だが、アキラの着地点にはウルフが待ち構えている。


「ボケッとしてねぇでかかってこいよ!」

「ヴォウ!」


 アキラの着地直前にウルフが飛びかかるが、ピンポイントシュートで踏み込む直前の足を狙い撃ってその初動を遅らせ、着地と同時に前方に転がって受け身を取る。起き上がりざまに、目の前に居たウルフにシヴァのインパクトドライブを見舞った。


 立ち上がったアキラは次々にウルフを蹴散らしていく、気がつけばウルフの数は残り一匹になっていた。


「す、すごい……」


 リョウはアキラの動きを目に焼き付けていた。自分の人形の動きに取り入れるつもりなのだろうが、本人はそれを無意識にしている。そんなリョウに声がかかる。


「おーいリョウ」

「……」

「最後の一匹はお前も協力してくれ」

「はっ……! わかった!」


 呼びかけられているのに気づいたリョウは慌ててアキラに返す。即座にオルターを呼び出してアキラの元へと向かわせ、ウルフと対峙した。アキラはウルフから一切視線を動かさず、ウルフも固まっているのを見ると、恐怖で動けないのだろう。


 アキラがヴィシュで人形に強化を施し、戦いの下地を整えてやる。


「人形を少しだけ強化した。一匹、一人でやってみるか?」


 アキラがウルフを睨みつけたままそう言うと、リョウは人形遣いとして初めての強敵と戦う覚悟を決め、アキラからは見えないが頷く仕草は人形を通して伝わった。






「俺、あんなに苦戦したんだけど」

「ご、ごめんね。でもこれって……」

「ん~あんま気にしなくてもいいと思うぞ? 多分すぐ直るだろうし」


 ウルフとの戦いは死闘を繰り広げ……無かった。終始リョウのオルターがウルフを翻弄し、ノーダメージとはいかなくても無事勝利を収めた。


 小さな人形とその身体から出るとは思えない速度で翻弄し続け、かなりの集中力を使った結果だ。


 しかし、勝利の代償として人形であるオルターの胴体部分が壊れてしまっていたが、人形のオルターを見つめるアキラとリョウは気づく。


 壊れた部分が徐々に再生しているのだ。まるで映像の逆再生のような動きに呆けて見守るリョウに、アキラは告げる


「な?」

「オルターってすごいね……」

(シヴァとヴィシュが壊れなくてよかった)


 アキラも内心驚いていたが、人形という形態を取っていれば必然と壊れるのは予測が付く。見た目が木製なので、火にも弱い印象を受ける。


「ドロップしたアイテムボックスは8個か、10匹以上位居た気がしたけどこんなもんか」

「ウルフの分は終わったね」

「そうだな、ほれ」

「あれ? 半分も貰っていいの?」

「今回俺が突っ込んだからな、って話を抜きにしてもこういうのは均等に分けるべきだろ?」

「うん……ありがとう」

「気にするな」


 リョウはこの世界に来て“初めての分け前”を大切にバッグに入れた。


「相手がウルフだったからちょっと無茶したけど、他のは無理しない程度にやろう」

「……アキラだったら、オレなんて要らなかったんじゃないか?」


 リョウは内心申し訳ない気持ちで行動を共にし、今回遭遇したウルフの群れを単独で撃破するアキラを見て声に出してしまう。


「かもな」

「それなら……」

「でもさ、それは俺の目的と違うんだよ」

「……?」

「ぶっちゃけると俺の評判はシューターってだけでも最悪なのに、ホームに居る猫と雀居るだろ? あいつらの飼い主でもあるから、この仮面のせいで顔っていうのかな、覚えられて評判最悪なんだ」

「あのナシロとメラニーってアキラが飼い主だったのか……でもそれとこれとどう違うの?」


 リョウも当然ホームを利用しているため、アキラの噂は知っている。今朝の騒ぎも後で知ることになるだろう。


「目的ってのは信頼できる仲間を作ることだ」

「信頼……出来る?」

「そうだ、このパーティだって本当はソロでも十分だけど、何があるかわからないからな。用心のためにパーティで挑みたかったんだ。ま、勉強でもあるし」


 当初の目的通り、人脈の構築と一人では対処できない事態に遭遇するかもしれないことを考えてパーティを組んだことを明かす。


「オレが、信頼できる奴って……評判だって聞いたろ? なのにどうして」

「ん~逆に聞くけどさ、ぶっちゃけ俺のことどう思った?」

「えーっと、いきなり話しかけてくるから変な奴程度にしか……言ってることも半信半疑だったし」

「今は?」

「感謝してるよ、オレに道を与えてくれたようなもんだからさ……」

「そういうことだよ」


 噂や評価は参考にしかならないとアキラは告げている。それもリョウに伝わったのか、はわからないがアキラはこれ以上は野暮だと考えて何も言わない。


「それじゃ残りをやっちまうか!」

「あ、うん!」


 ただ、リョウの顔にはこの世界に来て初めての笑顔が浮かんでいるのを見れば言葉は不要だろう。






「まだ行けるぞ! 走れえええ!」

「もう無理だって!」

「クイックIが付いてるんだ! 間に合うはずだ!」


 アキラは息を荒げてメニューの時計を見ている。時刻はもう少しで17:00になろうとしていた。


 そもそもアキラ達が走っている理由は、アジーンに閉門時間が存在しているからだ。閉門時間があっても、大門が閉まるだけで別口は用意されているのだが、当然この両者は外で依頼をこなす機会に恵まれていなかったので知らない。


 リョウから聞いた閉門という言葉から、閉め出されては敵わないとクイックメントIを使ってダッシュしている。汗は噴き出して呼吸は大変なことになっているが、走れるため走り続ける。


 アキラとリョウは依頼を終わらせ、走れば間に合う一心で大門に到着した。


 無残にも17:00を超えていた。


「くっそ! 俺は、俺達は間に合わなかったって言うのか!」

「はぁはぁ……お、大袈裟すぎでしょ」


 まるで物語の駆けつけた戦友のような言葉を吐くアキラに、リョウは呆れた視線を送る。


「君達、馬鹿やってないで入るならあっちから入ってくれよ」

「あ、はい」

「切り替え早すぎだし、オレまで同じ括りにされてるよ……」


 アキラは呆けることもなく門番に言われたまま中に入る。それからリペアを使い、ギルドへと向かう。


 この時別口の存在を初めて知ったのはいい話の種になっただろう。






「ほんじゃパーティ解散しとくぞ?」

「あ、うん。でもこれからどうするの?」

「そのことだけどな、俺は恐らく次の街へ行くことになる」

「え?」

「多分一定以上の依頼をこなしたせいなのか、クエストが発生したんだ」


 この世界クロスで次の行動を示唆するクエストには【タクリューを利用しよう!】と出ていた。


「あ、そうか、そういえばそんなのあったね……」

「リョウも情報集めてダンジョンへ行けばいい、絶対に難易度パイオニアを選ぶなよ」

「わかってるって、戦闘は得意じゃないから現地の人とパーティ組んでもらえるよう頼んでみるよ」

「それもいいが、一人で戦えるようにするのも忘れるなよ」

「うん、言われた通りにしてみるよ」


 正直リョウの内心は複雑だった。自分が何か悪いことをしたんじゃないか? 気に入らない行動を取ったんじゃないか? 今回は戦闘の面で言えばあまり役にも立っていない。


 当然、アキラがその程度のことを気にする筈がないとわかっていても懸念は拭い去れないのだ。


「同じ所まで待っててやりたいが、俺は少しでも早く現実に帰るため先を目指したい。だからな、リョウ」

「なに?」

「俺の所まで目指してこい」

「へ? む、無理だよ! これからダンジョンもあるのに!」


 アキラとこれから会うことも無くなると思っていたリョウには意外な言葉だったのか、声を大きくしてしまう。


「俺はお前に期待しているんだ。個人的にも、戦力としても」

「戦力……?」

「いずれソロにも限界は来る。これは絶対に避けられないし、いずれお前にも抜かされるだろう。そのためにも俺は先に行くんだ、お前に追いつくために」

「どう言うこと?」

「この世界から出たら話すよ、多分そうじゃないと語れないからな。それと、フレンド登録しとくか」


 アニマ修練場については明かせないのでフレンド登録に話題を持って行く。この機能があれば相手の現在地、ダンジョンに滞在しているかの有無等がわかる。当然離れてても文章でやり取りも出来る。


 ダンジョン等の特殊なエリアに居る場合、そこから出なければメッセージは受け取れない制約はあるが、非常に便利な機能だ。


「そういえばあったね……そんな機能」

「ホームに行けば時々会えるかもしれないんだ。相談とかなら乗るからさ、あぁそうだ、ナシロとメラニーは多分ラウンジで寛いでるからたまには構ってやってくれ」

「わかった。色々助けてくれてありがとう、いつかこの恩は返すからね」

「あぁ、お前が強くなったらたっぷり世話になる予定だからな」

(アキラは、本気でオレが強くなると思ってるのかな?)


 アキラはホームに向かわず買い物へと行くようで、リョウとギルド前で別れる。


「はぁ~」

(なんか、今日だけで凄く慌ただしかったな……ずっと牧草運びをしないとって思ってたのに)


 リョウは目標も持てないまま生きる生活を悩んでいた。いずれ帰れるかもしれないが、帰れないかもしれない。そんな不明瞭で不安な日々を変えてくれたアキラには、感謝してもしたり無い。


(応えたい。アキラのあの言葉が本気だったなら、不器用なオレでも戦力になるって言ってくれたなら……その思いに応えることが出来るなら……)


 遠くない未来、不思議な成長を遂げてアキラの前に再び現れるリョウだが、その期待を裏切る成長を果たしてしまう。そんなことを両者共に知る由も無かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る