第99話 上総中野駅

唐突かもしれなませんが、今回で完結です。


今回の駅をいれて99カ所。

最初から、なんとなく99で終われば良いな、と思っていました。

理由は、わかる人には、わかるかもしれません。


とにかく、全部では無いけれど、今までの半生の中で、何かしら自分の印象に残る場所を書いてきた。

これからも増え続けるでしょう。


そして、増えていく場所について、別テーマとしてまとめてみたくもなったので、ひと区切り、という感じでもあります。


そして最後は、上総中野駅。

千葉県のほぼ中央、小湊鐵道の終点であり、いすみ鉄道と接続する駅。

二つのローカルな鉄道のつなぎ目ですから、知ってる人にはよく知られており、

また、興味の無い人には、何だかわからない。

人生のようにも見えます。


そして私自身はこの交通機関というのは、やはりその周り一体もふくめて大切で

面白いものと思っています。


この上総中野駅も、二つのローカル線が当初の考えとは違った形で接続している歴史や、現在の二つの鉄道会社の取り組みも、電車撮影にくる鉄道オタクの姿も面白い。

でも、一番忘れられないのは、駅前の薬局。「七五三野薬局」ですね。

これ、苗字なんですね。七五三野(しめの)で、日本全国に百人くらいしかいないそうです。こんな所にも珍名の方が住んでいる。


人生も、ターミナルも、思わぬ所に、不思議な出会いがあることを実感する駅です。


これからもそんな思いを別の観点から記していこうと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ターミナルにて @byakuri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る