第6話 ロサンゼルス空港

ロサンゼルスに初めて降り立った時の印象は最悪だった。

入国や税関審査はスムーズにいったのだが、待合所に迎えに来るはずの人はまだ到着しておらず、近寄ってきたのは、なぜだか自分をビデオ撮影している人。


気持ち悪くて逃げるのだが追ってくる。荷物まで手が届きそうなくらいの所まで来たりもした。仕方が無いので空港の警備員らしき人の近くにいたら、カメラマンも近寄ってこなかったので、しばらく迎えを待つことが出来た。


さて、ロサンゼルス空港は日本などの海外の都市だけでは無く、もちろんアメリカ国内向けの飛行機もたくさん飛んでいるのだが、私がそれを利用するのは、かなり経ってから。アメリカ国内へは別の空港からの出発が多かった。


しかし、年に一度くらいの日本行きの時には、当然ロサンゼルス空港を使うこととなり、当時の自分にとって、ロサンゼルス空港は日本への窓口のような気分であった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る