第7話 オンタリオ国際空港
南カリフォルニアに居たときの、最寄りの空港はオンタリオ空港であった。
いかにも地方空港という感じで小さな空港だった。
空港にボーディングブリッジは無く、飛行機の側まで歩いていき、移動式の階段を利用する。
後に、インドやフィリピンでは何度も利用したが、アメリカ国内では、「国際空港」と名のつくところでそういうケースは無かった。
もちろん国際空港と言っても、経由便の最終地、もしくはメキシコなどの近距離線が飛んでいるに過ぎない。
しかも、この空港から最も多く利用したのがサウスウエスト航空で、指定席の無い飛行機。搭乗手続きをすると整理番号札を渡される。そして搭乗時に、「何番から何番までの人、搭乗して下さい」と呼ばれ、札を回収しながら飛行機に乗り込み、早く飛行機に乗った順に好きな席に座る、というゆるい感じの飛行機だった。
そのせいもあり、オンタリオ空港は、田舎ののんびりとした飛行場という印象を今も持っている。
私が、この地を離れる頃、空港の近くにオンタリオミルズという大きなショッピングモールができ、日本からの観光のコースになったようであるが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます