第18話funf 3
またいつものように、帰宅して無言で充電している。
外出先で何をしているのか気になった私はにひとに声をかけた。
「あのさー、アンタ外で何してんの?」
「お金を探してます」
マジ?
私の為に本当にお金を稼いでくれてるの?
でも口振りからして、まだお金を稼ぐ方法は見つかってないみたい。
「お金は探したって無いよ。自分で稼がなくちゃ」
「ありました。見つけました」
見つけた?
お金が何処に落ちてた訳?
「見つけた?何処に?」
「いっぱいあります。外に出ればお金だらけです」
なんだそれ。
もしかしてにひとの言うお金って人間の事じゃ、、、、。
「そーですか。じゃあそこで獲たお金は今何処にあるんですか?」
「お金は全て母の所に持っていきます」
母ぁ?
母って普段ママと呼ばれる私の事だよね。
それにしたって、、、、。
「ないけど。いつも帰ってきた時、にひと手ぶらじゃん」
「お金は全て母の所に持っていってます」
「だからないって」
「母が持っているのです。だから母は幸せなのです」
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