第17話funf 2

「役に立つって言うのはね。大事な人が困っている時に手助けしたりするもんなの!」


「手助け?僕は先日ママが幸せになれるよう手助けをしました」


手助け、、、、?あれが?


「あれの何処が手助けだ!手助けをしたいのならお金!お金を持ってきてよ!」


「お金ですか?」


「そう金!このままじゃ家賃払えなくなってここを追い出されちゃう!住むところが無くなるの!」


「住むところが無くなる。それは困ります」



そう言うとにひとはスッと立ち上がると玄関まで歩いて行った。


「何処に行く気?アンタ1人で外に出たことないでしょ!」


「大丈夫です。お金を持っていきます」



そう言うと外に出て行った。


マジ?

本当にお金持ってきてくれるの?

だとしたらラッキー!

ドラマや漫画ではよくある展開だったりするよね。


にひとがお金を稼いできてくれるなら、必死になって次のバイト先を探す必要ないじゃん。



ごろごろしながら、スマホをいじったり、パソコンをして時間を潰した。

数時間後にひとは帰ってきた。

その手にはお金らしき物は持っておらず、手ぶらで帰ってくると、真っ直ぐ充電する生活が数週間続いた。



何処で働いてるのかな?

まだ給料が出ないとか?


だとしたら何処で働いてるんだろ。

こんな見た目から鉄感満載な奴雇う職場なんてある?

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