第12話 北月師団
北軍の兵士達の声が聞こえてきた…
兵士A「なぁ、知ってるか?アントレイヤ暗殺の件」
兵士B「えっ?あぁ知ってるとも、アレだろ?ウチの最高幹部の連中達が暗殺隊を送ったって話だろ?」
兵士A「そう、そう、その話、それでさぁ、すげぇ俺、気になってんだけどぉ、ウチにさぁ、そうゆう仕事を一手に引き受けてる秘密部隊があるのは知ってるよ?だけどその秘密部隊ってどうやったら入れるの?俺もこんな守衛なんかじゃなくてそうゆう仕事がしたくてさぁ」
兵士B「お前。秘密部隊に入りたいの?はははっ、笑える」
兵士A「笑うなよ…」
兵士B「あの部隊は入れないよ」
兵士A「なんで?」
兵士B「あの部隊は、孤児達で形成されてるんだよ」
兵士A「えっ、そうなの?」
兵士B「そうだよ、でな、子供の頃から訓練されて18才になったら秘密部隊に入隊するんだけど、そこで選別される」
兵士A「選別?」
兵士B「優秀じゃないと入れないんだよ、子供の頃から訓練してても殆んど落とされる、入れるのは100人いて3人程だよ」
兵士A「そうなんだ…まぁそうだよな〜、重要な任務はいつも任されてるみたいだからな
〜」
兵士B「残念だったな」
兵士A「それじゃあしょうがないな…てか、なんでお前そんなに秘密部隊の事詳しいの?他の奴にも秘密部隊の事、聞いたりしてたんだけどみんなあまり知らなかったのに」
兵士B「うっ、それ聞いちゃう?」
兵士A「おう、聞いちゃう、教えて」
兵士B「内緒にするか?」
兵士A「絶対内緒にするから教えてくれよぉ」
兵士B「さっき18才で選別されるって言っただろ?」
兵士A「あぁ、言ったな、それで?」
兵士B「その選別に俺、落ちました。ははっ」
兵士A「お前…マジで?」
兵士B「マジだよ…」
兵士A「そうなんだ… てか、じゃあ、秘密部隊の事もっと教えてくれよ」
兵士B「ん〜、まずいんだよな〜、軍から口止めされてるからさ〜」
兵士A「俺にだけだからいいだろ?」
兵士B「ん〜、じゃあ、しょうがないなぁ、親友のお前にだけ教えてやるよ。他の奴には絶対言うなよ」
兵士A「言わないよ」
兵士B「秘密部隊の何が知りたい?」
兵士A「お前の知ってる事全部」
兵士B「マジかよ…」
兵士A「マジだよ」
兵士B「しょうがないなぁ、じゃあ、まず秘密部隊の本当の名前を教えてやるよ」
兵士A「本当の名前?」
兵士B「そう、本当の名前… 何も知らない奴らは秘密部隊って言ってるけど、本当はちゃんとした名前があるんだよ」
兵士A「へぇ〜そうなんだ、で、本当の名前はなんて言うの?」
兵士B「本当の名前はなぁ、北月師団て言うんだよ、名前の由来はなぁ、北地区の暗闇に光を照らすって意味で付けたらしい。月は夜の闇を照らすだろ」
兵士A「へぇ〜、知らなかったわ〜」
兵士B「でぇ、そこのトップに就いてる人がキューイって人で、後、最高幹部が4人、北月師団の四天王って言われてるんだけど、1人が『ガゼ』って人で、1人が『セナ』って女の人で、え〜っと、後2人の名前出てこないな〜、忘れちゃったよ」
兵士A「忘れたのかよ… まぁいいや、それで後は?」
兵士B「あっ、やべぇ、向こうから兵長が来た、続きは今度教えてやるよ」
兵士A「あっ、ホントだ兵長が来た、じゃあ今度教えてくれよ」
兵士B「分かった」
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