日常らぐなろくっ!
@sobaya
第1壊 華の高校生活
嗚呼、神よ、本当にこのようなことがあってよいのだろうか。
華の青春、一瞬の輝き・・・・・・、高校生。
男も女も関係なく、あるものは趣味に没頭し、あるものは勉強に精進し、あるものは部活に励み、またあるものは甘酸っぱい恋の道を行く・・・・・・。
自分の家に友達や彼女を呼んで騒いだり、放課後町に繰り出して遊んだり。
高校生活に対する期待は高まり、鼓動高鳴る。
俺の想像する高校生とはそういうものであった。
中学生活3年間の集大成、受験を乗り越えやっと入学が決まった矢先、両親の海外出張が決定。
もちろん俺は着いて行きたくないと猛反論。
その結果、俺は海外に行くことはなくなり、学校の変更もなかった。
だが、「いくら高校生でも一人暮らしは危険」という両親の意向により、俺は幼馴染の家に預けられてしまったのだ。
───最高である。
なんだか嫌なことがあったかのような書きぶりだが、相当な天邪鬼だろう。両親不在、幼馴染の家に滞在。
なお幼馴染は女。普通にかわいい。
もう一度言おう。
嗚呼、神よ!本当にこのようなことがあってよいのだろうか!
私立、神奈学園。
あらゆるジャンルでエリートが集まり、その中でも競争が勃発し、能力を高め合う、いわゆる「進学校」
生徒の自由性に富み、自主性を貴ぶ。様々な部活や同好会が存在し、お互いが交流し合い結果を出す。
そんな素晴らしい学校で、こんな素晴らしい状況で高校生活をスタートできる俺、言坂 翔也(コトサカ ショウヤ)はかなりの幸せものであろう・・・・・・。
すまんなお前ら、俺は神に選ばれたのだ。
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